K氏の依頼で、ストーブの薪にするため千曲川の河川敷でニセアカシア、和名ハリエンジュ(針槐)の伐採をしました。ジェイソン・パーティーは、2011年12月以来です。今回は、伐採地が上田の更に向こうの大屋の対岸のため、6時半起きで準備。7時にK氏が迎えに来た時の気温は、なんとマイナス6℃。他二名を拾って、ワゴンとトラック、ユニックで現場に着いたのが9時少し前でしたが、気温はマイナス4℃。寒風はないものの、曇り空で厳寒の中での作業開始でした。
チェーンソーは全部で5台。他に枝打ち用の鉈(なた)や手ノコなど。伐採するハリエンジュは17本ぐらい。他に雑木が数本。とりあえず端から伐採して行きましたが、山藤のつるがからんで伐採した木が宙吊りで倒れないトラブルが発生。早速K氏が梯子をかけてつるがからんでいる枝を切断。見事に右側の伐採した木が倒れました。その後、川沿いで伐採していたN氏の木が受け口が小さすぎたためか楔(くさび)を打ち込んでも倒れないというトラブルが発生。小さい楔が折れるという事態に。私がしゃしゃり出て楔をなんとか外し、少し切り込んでもらってなんとか無事に倒しました。掛かり木など、伐採作業にトラブルはつきものですが、事故のない様に慎重に作業を進めました。
伐採が終わると枝打ちと玉切り。ストーブのサイズに合わせて45センチに切って行きます。ハリエンジュは北米原産で、明治初期の1873年に薪炭材や寒冷地の緑化木・街路樹などの目的で導入されたのですが、特に河川敷で異常に繁殖し問題となっています。本来生えていた柳などが淘汰されてしまいました。写真に写っている河川敷の木や、河川敷に面した里山の斜面は、ほとんどがハリエンジュです。この木は非常に硬く粘りがあり切りにくいのです。耐久性があるため、土留めや枕木、木釘、船材、スキー板などに使われました。現在は養蜂家の重要な蜜源ともなっています。この玉切り作業と刺だらけの小枝の始末は、結構大変でした。どんよりと曇っていた寒空は、いつの間にか晴天になり、作業をしていると汗ばむほどになりました。対岸には頂上付近だけ雪を冠った烏帽子岳が。おやつに、K氏が持って来た賞味期限切れの戸倉上山田温泉の名物・六文銭温泉まんぢうを焼いて食べましたとさ。
昼は薪ストーブで湯を沸かし、カップラーメンとK氏の作った米のおにぎり。時間がもったいないので、簡単に済ませました。この薪ストーブは移動式なのですが、よく燃えてなかなかの優れもの。昼食後は、玉切りした丸太をトンバッグ(フレコンバッグ・コンテナバッグ)に入れてつり上げ、ユニックに積み込みます。合計8袋になりました。更に別のトラックに直径3~10センチの細い枝を積み込み、午後3時に作業を終了。真ん中のカット、クレーンの右向こうに浅間山の外輪山の黒斑山と右に剣ヶ峰。間にわずかに浅間山が見えます。空はいつの間にか雲に覆われ、気温も2、3度に。材を満載したトラックを一路千曲市へと走らせました。材を下ろして作業終了。その後は冷えた体を温めに戸倉の「万葉温泉」へ。充分に暖まった後は、千曲市のなごみ処 雅家にて楽しい可笑しい慰労会となりました。しかし、寒空の下、事故もなく無事に作業を終えられたことがなによりでした。この河川敷の放射能汚染は低いのですが、薪を焼却した灰は濃縮するので処理に注意が必要です。
ハリエンジュは、葉、果実、樹皮は有毒なので、新芽も食べるべきではありませんが、花だけは食用になります。花序ごと天ぷらにしたり、香りの強いアカシア酒がおすすめですが、ちょっと白粉臭いかも。写真のハリエンジュは、変種で刺のないものですが、種がこぼれて成長したものは、刺があるようです。ハリエンジュは、マメ科で、窒素固定できる根粒菌と根で共生しています。そのため荒れ地でも旺盛に巣立つのです。また、アレロパシー(他感作用)があり、放出される化学物質が,他の植物や微生物に何らかの影響を及ぼして、他の在来植物を圧迫する原因となっている様です。いずれにせよ、ここまで他の植物を駆逐して河川敷や里山に大量に繁殖すると、生態系の破壊にもつながるので、伐採もやむを得ないだろうと思います。花言葉は、「慕情」「親睦」「友情」「優雅」「頼られる人」なんですけどね・・。
★妻女山山系の自然については、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。樹木の写真はこちらにたくさんあります。
★妻女山(斎場山)の歴史については、「「妻女山の真実」妻女山の位置と名称について」。をご覧ください。「きつつき戦法とは」、「武田別動隊経路図」などリンク記事も豊富です。
このブログでもページの右上で「妻女山」や「斎場山」、「川中島合戦」、「科野」などでブログ内検索していただくとたくさん記事がご覧いただけます。主に古代科野国と戦国時代、幕末から明治維新にかけての記事がご覧頂けます。
川中島合戦と山名についての考察。斎場山と妻女山まとめ。関連記事のリンク集も。
チェーンソーは全部で5台。他に枝打ち用の鉈(なた)や手ノコなど。伐採するハリエンジュは17本ぐらい。他に雑木が数本。とりあえず端から伐採して行きましたが、山藤のつるがからんで伐採した木が宙吊りで倒れないトラブルが発生。早速K氏が梯子をかけてつるがからんでいる枝を切断。見事に右側の伐採した木が倒れました。その後、川沿いで伐採していたN氏の木が受け口が小さすぎたためか楔(くさび)を打ち込んでも倒れないというトラブルが発生。小さい楔が折れるという事態に。私がしゃしゃり出て楔をなんとか外し、少し切り込んでもらってなんとか無事に倒しました。掛かり木など、伐採作業にトラブルはつきものですが、事故のない様に慎重に作業を進めました。
伐採が終わると枝打ちと玉切り。ストーブのサイズに合わせて45センチに切って行きます。ハリエンジュは北米原産で、明治初期の1873年に薪炭材や寒冷地の緑化木・街路樹などの目的で導入されたのですが、特に河川敷で異常に繁殖し問題となっています。本来生えていた柳などが淘汰されてしまいました。写真に写っている河川敷の木や、河川敷に面した里山の斜面は、ほとんどがハリエンジュです。この木は非常に硬く粘りがあり切りにくいのです。耐久性があるため、土留めや枕木、木釘、船材、スキー板などに使われました。現在は養蜂家の重要な蜜源ともなっています。この玉切り作業と刺だらけの小枝の始末は、結構大変でした。どんよりと曇っていた寒空は、いつの間にか晴天になり、作業をしていると汗ばむほどになりました。対岸には頂上付近だけ雪を冠った烏帽子岳が。おやつに、K氏が持って来た賞味期限切れの戸倉上山田温泉の名物・六文銭温泉まんぢうを焼いて食べましたとさ。
昼は薪ストーブで湯を沸かし、カップラーメンとK氏の作った米のおにぎり。時間がもったいないので、簡単に済ませました。この薪ストーブは移動式なのですが、よく燃えてなかなかの優れもの。昼食後は、玉切りした丸太をトンバッグ(フレコンバッグ・コンテナバッグ)に入れてつり上げ、ユニックに積み込みます。合計8袋になりました。更に別のトラックに直径3~10センチの細い枝を積み込み、午後3時に作業を終了。真ん中のカット、クレーンの右向こうに浅間山の外輪山の黒斑山と右に剣ヶ峰。間にわずかに浅間山が見えます。空はいつの間にか雲に覆われ、気温も2、3度に。材を満載したトラックを一路千曲市へと走らせました。材を下ろして作業終了。その後は冷えた体を温めに戸倉の「万葉温泉」へ。充分に暖まった後は、千曲市のなごみ処 雅家にて楽しい可笑しい慰労会となりました。しかし、寒空の下、事故もなく無事に作業を終えられたことがなによりでした。この河川敷の放射能汚染は低いのですが、薪を焼却した灰は濃縮するので処理に注意が必要です。
ハリエンジュは、葉、果実、樹皮は有毒なので、新芽も食べるべきではありませんが、花だけは食用になります。花序ごと天ぷらにしたり、香りの強いアカシア酒がおすすめですが、ちょっと白粉臭いかも。写真のハリエンジュは、変種で刺のないものですが、種がこぼれて成長したものは、刺があるようです。ハリエンジュは、マメ科で、窒素固定できる根粒菌と根で共生しています。そのため荒れ地でも旺盛に巣立つのです。また、アレロパシー(他感作用)があり、放出される化学物質が,他の植物や微生物に何らかの影響を及ぼして、他の在来植物を圧迫する原因となっている様です。いずれにせよ、ここまで他の植物を駆逐して河川敷や里山に大量に繁殖すると、生態系の破壊にもつながるので、伐採もやむを得ないだろうと思います。花言葉は、「慕情」「親睦」「友情」「優雅」「頼られる人」なんですけどね・・。
★妻女山山系の自然については、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。樹木の写真はこちらにたくさんあります。
★妻女山(斎場山)の歴史については、「「妻女山の真実」妻女山の位置と名称について」。をご覧ください。「きつつき戦法とは」、「武田別動隊経路図」などリンク記事も豊富です。
このブログでもページの右上で「妻女山」や「斎場山」、「川中島合戦」、「科野」などでブログ内検索していただくとたくさん記事がご覧いただけます。主に古代科野国と戦国時代、幕末から明治維新にかけての記事がご覧頂けます。
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