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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山のニホンカモシカその2をアップ! (妻女山里山通信)

2011-05-12 | アウトドア・ネイチャーフォト
 昨年の4月から今年の4月までに撮影した妻女山のニホンカモシカの写真の中からピックアップしてスライドショーをYoutubeにアップしました。登場するのは、妻女山山系に棲む母子三頭のニホンカモシカです。私がマダムと呼ぶ母親。最初に見たのは2002年の夏でした。まだ一歳ぐらいだったと思います。あとの二頭は彼女の子供で、クロとシロ。双子なのか年子なのか分かりませんが、いずれにしてもニホンカモシカでは珍しいことのようです。

 三頭の縄張りは、親子兄弟であるせいなのかは分かりませんが、非常に緩やかなもので、いつもは妻女山を中心として、西は薬師山から北は倉科尾根や鞍骨山辺りまでとかなり広く5本ほど尾根がありますが、縄張りは交錯しているようで、例えばシロは薬師山でも天城山麓の堂平やさらに北の倉科尾根でも見かけます。

 このシロは、3月中旬に天城山北の林道に冬毛をごっそりと落としてあるのに出会いました。その直後にシロが堂平にすっかり夏毛に変わってすっきりとした姿でいるのを目撃しましたが、冬毛がグレーだったのに、夏毛はかなり白っぽくなっていてまるで別人(比喩です。別獣かな)のようでした。

 彼らの父親は、たぶん鞍骨城辺りにいた大きな雄だと思うのですが、妻女山で出会ったカタクリさんが、去年の4月に死体を杉林で見たというので、今度行ってみようと思います。夏になると、木々の葉が生い茂り、見通しが悪くなるので、なかなかニホンカモシカに遭遇するのが難しくなりますが、粘菌の撮影がてら出会いを求めて山に入ろうと思っています。

 ところでチェルノブイリ後のノルウェーのトナカイには、25年経ってもかなりの放射性物質が検出されます。日本でも人や家畜、魚介類はもちろんですが、長期的な野生動物や昆虫、植物、菌類などの測定が必須です。

パソコンの性能に余裕のある方は、Youtubeのページを開いてハイビジョン・フルスクリーンでご覧ください。
【信州の里山】妻女山のニホンカモシカ 2 Japanese Serows 2


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★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。ニホンカモシカの写真も。

★【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】ニホンカモシカに遭遇したトレッキングも数多くあります。

★妻女山(斎場山)について研究した私の特集ページ「「妻女山の真実」妻女山の位置と名称について」。「きつつき戦法とは」、「武田別動隊経路図」など。このブログでも右下で「妻女山」でブログ内検索していただくとたくさん記事がご覧いただけます。
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