風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

スペイン・ポルトガル旅行 1日目 その2(宝石の街 カセレス探索)

2010-03-15 | レンタカーによるスペイン・ポルトガル旅行
18:00頃 ホテルを出て散策へ。

今回の旅行初の散策である。

この町はは始めローマ人によって築かれた。
その後、8世紀に侵入してきたイスラム教徒に支配されカスリスと呼ばれた。

レコンキスタの名残りをとどめる中世の町として知られ我々を中世の世界へと誘い込む。
そしてその美しさは「エストレマドゥーラの宝石」と呼ばれている。


(町の中心部マヨール広場)


(細い路地)

細い路地の反対側(カメラのうしろ)はアーチになっていた。


(反対側 うしろ)


(右は星の門)

星の門は旧市街への入口である。


(旧市街への星の門)


(路地より星の門を望む)



サンタ・マリア教会は12~16世紀のロマネスク様式からゴシック様式の
過渡期に建てられた教会だそうだ。


(サンタ・マリア教会)


(風景 右はカセレス博物館)

博物館の1階には青銅器時代やローマ時代などの発掘品、
2階にはこの地方の民芸品や伝統衣装が展示してあった。


(カセレス博物館)

博物館の地下には11世紀のアラブ式の貯水槽があった。


(アラブ式の貯水槽 今でも少し水が貯まっている)


(旧市街より外を望む)

ガルバハル邸は15~16世紀に建てられた貴族の館で
貴族の暮らしを偲ばせてくれる。


(ガルバハル邸を示す標識)


(ガルバハル邸)


(ガルバハル邸の中庭)


(小径)

旧市街をのんびり1周した、所要時間は1時間半ほどであった。

中世の町のたたずまいがじっくり味わえた。

20:00 日も暮れかかり、お腹もすいてきたので夕食にする。


(外の席で夕食をとる)


(レストランの脇の径)

スペインといえばイベリコ豚が有名だ、早速生ハムとビールを注文する。


(たっぷり盛られたイベリコ豚の生ハム)

さらにステーキを注文する。
ヨルダンでは牛肉はあるにはあるが味がイマイチである。

どうしてもアラブの国では羊や鶏肉におされてしまうようだ。


(ステーキ)

久しぶりのステーキは期待したほどではなく固かった。

のんびりとした夕食をとった我々は満足してレストランをあとにした。

レストランからの帰路、小径の向こうに見える満月が美しかった。


(満月が美しい)

今日はヨルダンを朝早く出てマドリッド空港に飛び、そこから車で
カセレスまでの長い旅路のあとカセレス観光と内容の濃い一日であった。

23:00 就寝

今日の走行距離は334kmであった。
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スペイン・ポルトガル旅行 1日目 その1(マドリッド到着 宝石の街 カセレスへ)

2010-03-08 | レンタカーによるスペイン・ポルトガル旅行
2009年9月2日(水)

4:30 起床

今日はかねてから計画してきたスペイン・ポルトガル旅行に出発する日である。

ラマダン(断食月)の期間を利用して今日から10日間の予定である。
ラマダン期間中は運転手たちもイライラするせいか事故が多い。
また酒屋は店を閉じてしまう。
去年も同じ時期のラマダン期間中に中欧旅行に出かけた。
(参照 レンタカーによる中欧個人旅行記
http://blog.goo.ne.jp/morimoriblog/c/faddf2a12ffc4c1f51930c74879f731f)

5:10 迎えの車で空港に向かう。

フライトはロイヤル・ジョルダニアンのA320-200、136人乗りである。


(機内)

ほぼ満席のようである。

8:00 マドリッドに向けて離陸

5時間ほど飛行したであろうか、眼下にマドリッドの街並が見えてきた。


(眼下に広がるマドリッドの街並)

12:45(ヨルダン時間の13:45)マドリッド空港に無事着陸

ヨルダンとスペインとの時差は1時間、飛行時間は5時間45分であった。


(マドリッド空港)

飛行機を降りて、空港内の地下鉄を利用すべく移動。

通路にはスペインらしく、ダリ?ピカソ?らしき作品が雰囲気を醸し出している。


(空港内の通路 ダリ、ピカソの作品??)


(地下鉄でパスポート・コントロールへと)

通関を終え、レンタカー事務所に行き手続き。

予約どおりにコンパクト・カーを借りる。

車はVW社のGolfであった。

妻と二人だけのドライブ旅行、手頃な大きさである、
しかしマニュアル車であるのが難点。


(我々が借りた車 Golf)

昨年の中欧旅行と同じく、ここスペインでも運転に慣れるよう駐車場で練習。
やはりマニュアル車にはてこずる。
(参照 レンタカーによる中欧個人旅行記
http://blog.goo.ne.jp/morimoriblog/e/910e9956d4e31ffb23fa6ac9ce2c399a)

運転は昨年4月のヨルダンでの家族旅行以来である。
(参照 カテゴリー:ヨルダンレンタカー家族旅行
http://blog.goo.ne.jp/morimoriblog/e/d33ed244cd77462aab4a0c2de31c2ab9)


(練習場と化した駐車場)

30分ほどの練習のあと、いよいよ駐車場を出る。

今日の目的地は「エストレマドゥーラ(州名)の宝石」と呼ばれる
中世の町カセレスである。


(青線をドライブしてカセレスへ)

空港の敷地を出て高速に乗る。

空港を出て暫らくは高速道路も入り組んでいて複雑だがナビゲーターが役立つ。

30分ほどのドライブで高速道路はカセレスへの一本道となる。

途中のサービス・エリアに立ち寄る。

ガソリンは約1ユーロ(約125円)で日本と同じ価格のようだ。

ちなみにヨルダンでは近隣の産油国から安く買ってるらしく、
ほぼ半値のリッター当り60円である。


(ガソリン代を表示するボード)


(給油所横のマーケット)

サービス・エリアをあとにして再び走行。

途中SOSの標識を発見。


(標識の裏側に緊急電話があるらしい)

更に進み続ける。


(荒地が続く)

今日の目的地カセレスまでは300km以上ある。
ひたすら走り続けた。


(向こうに小さな町)

スペインでも太陽発電は行なわれているようでソーラ板も目に入る。


(Solar板)

途中から景色が変わり緑が多くなる。


(オリーブの木)


(池)


(緑に覆われた山々)


(途中の小さな町)


(さらに走る)

ナビに従いカセレスの町に入った。

17:30頃 予約していたホテルに到着。


(ホテルの正面玄関)

ホテルの設備は最近新しく入れたのか近代的なものだった。


(べッドルーム)


(内装のモダンなバス・ルーム)

一旦部屋に入った我々は荷物を置いて一休み。

18:00頃 まだ陽も高いのでカセレスの散策に出かける。
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エジプト個人旅行 旅のまとめ

2010-03-01 | エジプト個人旅行記
最後に今回の旅行について予算、実績の比較や差異の原因、
反省などについて記しておきたい。

予算・実績の比較は次のとおり (2人分の合計 100円/$として計算)

                 予算              実績
旅行会社への支払い分           
 ・エジプト国内航空運賃  109,800円         同左
 ・ホテル代           34,700円         同左
 ・クルーズ代(3泊、含食事) 47,800円         同左
 ・日本語観光サービスx5  60,200円         同左
   (半日x5回 専用自動車による観光案内)
 ・送迎サービスx1        4,600円         同左
 ・昼食サービスx3        6,000円         同左
自己支払い分
 ・アンマンーカイロ航空運賃 70,000円         同左
 ・砂漠ツアー・キャンプ     42,000円       24,000円
 ・食事代x6            50,000円       51,400円
  (含むクルーズ船でのアルコール代)
 ・観光代・乗り物代他      20,000円       40,200円 
----------------------------------------------------------------------------
       合計       445,100円       448,700円

以上のような結果であり、合計では3,600円の予算オーバーで
一人当たりは224,350円である。
残念ながら予算を下回ることはできなかった。

誤差の原因を細かく見てみると以下のようである。

ー 砂漠ツアーは公共バス代が片道一人600円と安かったこと、
  およびバハレイヤ・オアシスで近くの遺跡めぐりに行ったが
  ホテル側の好意でドライバーのアハマッドさんへのちょっと多めの
  チップ(2,000円)だけですんだことが安くなった原因である。

ー 食事代は1,400円のオーバーであったが、うっかりクルーズ船での
  アルコール代を見積もってなかったため、結果的には良しと思っている。

ー 大きく予算と異なったのは観光代・乗り物代であり、
  予算の2倍かかってしまった。
  これはエジプトは乗り物代は安いのだが、思った以上に
  博物館や遺跡の入場料が高いことであった。
  観光収入にかなりの多くを頼っているこの国のことを考えると
  仕方のないことかなと考える。

今回、費用の節約の観点からカイロ市内での日本語観光サービスを除いて
砂漠ツアーや、アブシンベルでの英語観光サービス、
アスワン、アブシンベルでの送迎サービスを自前でアレンジすることとし
旅行会社への支払い分を当初の404,000円から263,100円と
140,900円の節約を実現したが、これは大正解だった。

結果として砂漠ツアーにおいても特に困ったこともなく、かえって英語ガイドが
いたほうが車中わずらわしかったのではと思うほどだ。
砂漠での案内もドライバーのアハマッドさんのそれで十分であった。

アブシンベルでの観光サービスも旅行書などで十分であり、
さらに音と光のショーではイヤホーンによる日本語解説が備わっていた。

送迎サービスも多少、タクシーを使うことにカイロで慣れていたので
なんら困難はなかった。
あらかじめ時間などが指定されてしまうと、かえって自由度がなくなって
行動が制限されることになったかもしれない。

以上が今回のエジプト旅行の総括であるが、
総論としては非常に満足のできるものであった。

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