おなかが空いているアナタへ。
最終日に、尻屋崎から南下する途中の事でした。
朝からほとんど食べてなかった牛は、夕方、むつ市にたどり着いた頃に、お腹がすいている事に気づいてしまいました。
道の駅「まさかりプラザ」でお土産を買いつつ、2Fのレストランへ向かったところ、入り口に張り紙が。
「30分程休憩をいただきます」
…。
えぇい!なぜ今なのだ?!も少し先に休憩しておけぃ!
極限まで空腹な上に、先を急がないと仙台に着くのが何時になるかわかりません。
でも、そのへんの喫茶店やラーメン屋で済ませるのもどうかと。
道の駅の案内所にいた地元のおねーちゃんに聞いてみたんですが、今ひとつ良い所はなさそう。
「近くにデパートがあるんですが、そこにも一応食べるところはありますよ。」
うんわかった。行ってみる。
むつ市内で唯一の大きい建物です、と言われたどり着いた「マエダ」。
ってコレ、デパートじゃなくてスーパーマーケットじゃん(笑)
やむをえん。とにかく何か食わねば。
空腹が過ぎると、目がかすんできて手が震えて感覚がなくなってくる牛ですから、このままでは運転に支障を来たします。
えぇと、選択肢は。
・ミスタードーナツ
・地味なファミレス風味
・地味な喫茶店
・地味な(略)
く。くぅ。
旅先で突然ミスドを食いたくなる牛兄なら事足りるのでしょう。
でも牛のポリシーとしては「旅先ではその土地の物を喰らう」事が大事なのです。
もしミスドに「三陸産イカ入りドーナツ」があればそれを食べるかもしれません。
…ありえません。
こうなったらあの手で行くしか。
あの手ですよ。
「スーパーマーケットお惣菜コーナー」。
安くてお手軽な上に、意外に地物を使ったものが置いてあるお惣菜コーナー。
牛はスーパーの奥目指して歩きます。
ほほぅ!あったあった!野菜コロッケ、カニクリームコロッケと並んで「三陸産イカ入りメンチコロッケ」。これにしよう。
ご飯も食べたいのでおこわをチョイス。(←おこわ好き)
お茶はあるし、これでOK。
さて、レジはあっちかな。
と思い通りかかった鮮魚コーナー。
ちょうど切り身をさばき終えたおっさんが「できたぁ~っ!できたできたぁ~!」とバカでかい声でスチロール箱を売り場に運んでいます。威勢いいなぁ。一昔前の魚屋さんだなぁ。
ふと、近くのスチロール箱を見ると。
「生うに!お買い得!」の文字。
うひょ~!牛が大好きな生うにが、瓶詰めになって氷につけてあります。
これは冷凍ではなさそう。う、うまそうっ!
次の瞬間牛は、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれた氷をビニールに詰めていました。
ここから仙台まで何時間だ?
もしこれが解けても、途中どこかで氷を入手すればいける!!
目指すは宮城の炊きたてひとめぼれと生ウニのコラボレーション!!
やる気満々ですw
もちろん仙台でも、海産物はそれなりに新鮮でおいしいものが手に入ります。が、ウニはそう頻繁に口にするものではありません。
早速レジで、生うにを氷と一緒に袋にいれてもらいました。
もちろん車の中でコロッケとおこわを味わいます。
う~ん、イカメンチうまっ。イカがたくさん入ってるっ。ごちそうさまでしたーっ!
その後、一気に279号を南下、野辺地、夏泊半島の付け根を通って浅虫温泉へ。
浅虫の道の駅で温泉に入ったのですが、ここでウニの氷をチェック。まだ十分残ってる。
そして青森へ。
東北道に乗って、南へ、南へ。
実家にたどり着いた牛が一番最初にしたのは、「ウニを冷蔵庫に入れる」でした。
翌朝、ごはんを炊いて、そのウニを乗せたのが冒頭のウニ丼です。
これでもビンの半分も無いんですよ。
牛母の丼にもたっぷり掛けて、お醤油かけていただきまーす!
う、ウマ~~~~~~~~~~~!!!
贅沢は素敵だ。