半年ほど前の事でした。
おなかをすかせたインプレッサwにガソリンを飲ませるべく、ガソリンスタンドを訪れた牛。
たいてい「ココロも満タンに」してくれるセルフ方式のスタンドを利用します。
いつも立ち寄るところなので、何の迷いも無くカバーロックを解除して外に出てカードを通してタッチパネルを操作する一連の流れの後、給油口のカバーをあけたんですが。
開けた牛の手に何かがぽろんと落ちたんですよ。
ん?と思って見ると、板バネ…?
∑( ̄Д ̄;)
給油口のカバー(中のキャップではなくて外側)は、運転席のシートわきのレバーを引くとカコンと開きますよね。あの部分の板バネでした。
樹脂部分が壊れてとれちゃったんだ;
つまり、レバーを引いてもカコンと開かない。
何度も引いてるとなんとなく緩んで開く事もあるけど、たいていダメ。
そんなわけでここ数ヶ月の間、インプレッサwの給油のためにガソリンスタンドに立ち寄ると、決まって店員さんを呼び止めなくちゃいけなかったんです。
牛:「あのぅ。すみませんが給油口開けるの手伝っていただけますか?」
スタンドのヒト:「?????はい?」
牛:「レバー引くので給油口のフタ引っ張って欲しいんです。」
スタンドのヒト:「は、はい?」
牛:「ハイお願いします!」
スタンドのヒト:「…?……あ!開きました。」
牛:「スミマセン、壊れちゃって引っ張らないと開かないんですよねぇ。ありがとう!」
スタンドのヒト:「いいえー!」
迷惑な客です。
深夜に給油したときは大変でした。ヒト居なくて。
レバーを引きつつ途方にくれて、ああ、コドライバーってこういう時に必要になんだよねきっと、なんて考えてみたりして。
お互い年とったもんだよね、インプレッサw。
まだこんな細かい部分だからいいさ。
待っててね、新しいのつけてもらうから。
とかなんとか言いながら半年過ぎちゃいました。
去年の暮れにスバルに行ったら休みなんだもん。
年末休みなのはわかるけどその前の祝日も休みって。
結局年を越しちゃって、先日ようやくスバルのサービスへ。
しかも営業終了30分前に滑り込み。
どうせこんな細かいパーツ取り寄せでしょ?
とりあえず注文だけできたらいいし。
サービスのお兄さんに状況を説明して保管してた板バネとキーを手渡し、牛はイスに座って待つのみ。
外はモウ暗くて、すごく寒い。
近頃の寒さのせいか、街中を走る車はベルトがキュルキュル鳴ってるのが多い。
こないだも近所で信号待ちしてた軽自動車がものすごい異音を放ってたっけ。
インプレッサwは10万キロよりも少し前にタイミングベルトまで交換してあるからまだ大丈夫かな。
もうちょっとしたらオイルを換えてあげて、フロントガラスのクリーニングもしなくちゃ。
水抜き剤はまだいいかな。
そうだ、劣化してきたドアモールや窓のシール部分も確認しなきゃだ。
それよりリアカーゴのトノカバーの巻上げが壊れちゃったのもどうにかしたいなぁ。
そうそう、ヘッドライトのバルブはハイワッテージに変えようか。
ドアミラーのハイドロテクトフィルム、張り替えるのは暖かくなってからかな。
シートのクリーニングもしたかったんだよね。
…それにしても時間かかるなぁ?
確認だけでこんなにかかんないでしょ。
パーツの取り寄せの確認?
と、店内を見回した牛の目の端に映ったそれは、喩えて言うなら「胸の鼓動の形」をしてました。
わぁっ♪ 素敵ボクサー♪
どれだけの熱と、どれだけの圧力にさらされてきたのか。
役割を終えてなお、牛にときめきを与える名残の金属槐。
燃焼を情熱に変え、吸気を疾風に変える魔法がかけられたもの。
これがターボチャージャー?
「IHI Turbo」の文字があります。
NA乗りの牛にはあまり馴染みが無いけど、カタツムリみたいな形はまるで楽器。
…いい音しそうだよね(笑)
来るたびにこういうの飾っておいてくれたら嬉しいんだけどな。
ニコニコしながら眺めてたら、お兄さんが戻ってきましたよ。
「やはり完全に取れてましたね。こちらのパーツをつけますね。」
え?在庫あったの?こんな細かいモノが?
探してたのかな、道理で時間かかったワケだ。
「260円になります。」
そうか、あのカバー部分はフューエルフラップって言うのね。
たったの260円。だけど大事な260円。
まもなく作業終わり、牛はお兄さんに見送られてインプレッサwのシートへ。
「よかったねぇインプレッサw、これで深夜のガススタンドでもコドライバーなしで給油できるよ。」
こんな些細なパーツだけど、だからこそ走ってきた事実を実感するんだよね。
「うー寒いよぉインプレッサw、早く暖かくしてよ~(震)」
車相手に今日もおしゃべり。
今年も牛は、インプレッサwに乗り続けるのだ。
よろしくなっ!相棒!
たった1500ccV6のツインターボでしたから、片バンク750ccでその巨大なタービンをブン回し、予選時には5Bar前後の過給圧だったとか。
そのRA163Eがたった750ccで回していた巨大なIHIのタービンを、2600ccストレート6、スカイラインGT-R搭載の名機RB26DETTでもシングルで回せなかったのが印象的。
はい、4輪に関しては完全にカタツムリフェチでございます。
写真のコンプレッサー側の滑らかなファンネル形状のインデュースに指を這わせたいぃぃ~。
ちなみに世界に3機しか試作されなかったドイツ製KKKのK28MOJターボを枕元に抱いて寝たのが自慢のSブラリーノRRです。
牛に身近なIHIっていえば、立体駐車場のターンテーブルかなぁw
カメラも車も飛行機もエンジンも、効果的効率的な機能を持つものって美しいです。
それにしても…
>滑らかなファンネル形状のインデュースに指を這わせたいぃぃ~
…ブラリーノさんが言うと全てアダルトでエロティックに聞こえるのは何故なのでしょうか(笑)
>よたろうさん
いらっしゃいませー!
可愛いでしょ?でしょ?(←力入りすぎ?)
プリウスの静かさは驚きだけど、やっぱり牛はレシプロエンジンがいいなぁ。
そしてよたろうさんもRV系のクルマが似合うと思います♪