その車の後ろについて走った。
夜に流れて溶けるテールランプが美しくてうっとりしながらも、アスファルトを舐めるように、滑るように行く走りっぷりが素敵で、思わず追いかけた。
なるほどこれは、「熱狂させるオーラがある」。
さぁインプレッサw、ボロは着てても心は昴。気張って行くぜ。
インテリジェントかつ優雅なるその姿に、せめて失礼の無いように。
よくよく思った。後を追って走るのが好きなんだよね、牛は。
いつもひとりで勝手に走るから、他の車とペースをあわせて走るのは苦手。特に先導するのは、自分が速すぎるのか遅すぎるのかをとても気にしてしまって居心地が悪い。
だけど後を追うのなら、ましてやグイグイひっぱってもらえるのはとてもワクワクする。
ああ、いつだったか、こんな想いを前にも感じたっけ。
ワクワクすること。ドキドキすること。
人生において何て大切なんだろう。
あらゆる刺激がチェインリアクション。
いてもたってもいられない、そんな想いが牛を走らせる。
結果よりもプロセスを。
ひと時の平穏よりも、限りない情熱を。
そんな熱に浮かされて、近頃の日々はトマトジュースのようにエネルギッシュ。
調子に乗って、最近の牛は「とても静かにだいぶ無茶」をしている。
あんまり調子に乗りすぎないように、だけど元気なのは良いことだと思って、中継地点を次々に攻略する気満々でいたんだけど。
「全てが中継地点って、それはちょっと寂しい」って言われた。
あ、そうか、そういう解釈もあったなぁ、と反省。
すべては中継地点だけれど、再びたどる中継地があったっていい。
ようし、たどってみよう、もう一度。
さて、どこへ行こうかな。
再演する演目も、迷っちゃって大変だ(笑)
『串焼き』おいしかったぁ~♪。また行きましょうぉ。
タイヤが地面に吸い付くみたいに、体がシートと一体化したみたいに感じるときは、車とはいえ無機物の塊だなんて思えません。
「車の、ペダルやステアリングやシートというインターフェース」ではなくて、「車が自分のインターフェース」になる感覚。
アレが牛は大好きなんです!
そして元気よく走って行った先に、うまいものが待ってるなら尚良し!串焼き屋、ぜひぜひっ、また行きましょうぉ♪