毎年、ふくしまスカイパークのりんご祭りやもも祭りにあわせてやってくるhamとやっち、そして牛の3匹は、飯坂温泉に宿を取り、温泉とギョウザとコレを楽しむのがお決まりのコースとなってます。
射的。10発500円。
コルク銃で、奥のぐるぐる廻る台に乗ってるお菓子を打ち落とすヤツです。
風俗営業に該当するらしいです。なんでよ???
実は牛、射撃が得意でした。
射的じゃなくて射撃。
ヒトが的だったら絶対撃てないけど。
自分自身の呼吸に合わせて上下に揺れる照門と照星、その向こう200mに見える白と黒の着弾点。
「あるがままにあれ」と雑念を払い、一切の強制を捨てて引き金を引く。
備えてはいけない。意識してもいけない。
ただ引くという行為のみを純粋に行うとある瞬間、ことんという手ごたえと同時にスライドが動く。
音や衝撃なんて法則のようなもので、全身でそれらを吸収することのほうが快感に近かった。
曳光弾を撃つと、薄暗い中にきれいな赤い光がすうっと流れて行って、兆弾する様子までがよくわかって…。
あの瞬間のあの緊張感。それが心地よくて夢中になってたのでした。
だけどコレは射的。
発射されるのは曳光弾でも減装薬でもなくただのコルク。
大事なのは構え方や撃ちかたじゃなくって、いかに近づくかだったりします(笑)
それなのに、照門と照星とその先のお菓子を一直線に見るのが楽しくて、ついつい本気で構えちゃったり。
だいたい一緒に行くと、やっちと牛が撃ちまくるんだけど、今年はhamも強制的に参戦させてみました。
構えるのが楽しくてやってる牛は、前半は決まってぜんぜんお菓子を取れないんだけど、後半になると「あのフーセンガムは絶対いただき!」「チョコボールははずせない!」的な欲が出てくるので、大人気なく身を乗り出したりしちゃうんだよねw
あれこれ騒ぎながらみんなで楽しんで、今年は写真の程度にほどほどにしておきました。
やっちもすっかり上手になっててびっくり。
このごろは射的なんて滅多に見なくなったから、飯坂のこの射的屋は貴重な存在です。
毎年必ず楽しみにしてるから、末永くあって欲しいなぁ。
アレ好きだったなぁ~^^
大人げなく欲が出て燃える・・はすごくよくわかるよ(笑)
最近のお祭りで見なくなったもの、多いよねぇ。
金魚すくいでさえ少なくなってるし。
世代が変わると思い出も変わるんだろうな。