monoろぐ

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「仮の現(うつつ)」用例

2015年02月27日 | 日本国語大辞典-か行

 「仮の現(うつつ)」という用語は、日本国語大辞典・第2版では、浄瑠璃『心中重井筒』(1707年)からの例が添えられていますが、200年以上さかのぼる用例があります。

おもへ猶昔をぬれば見る夢の夢にさめたるかりのうつつぞ
(10・草根集、10444)
『新編国歌大観 第八巻 私家集編4 歌集』角川書店、1990年、253ページ