カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

コンデジの一番勢いがあった頃のエントリーモデルは普通に綺麗な写真が撮れるカメラだった

2024年07月13日 08時30分00秒 | 横浜

2011年に購入したコンデジのエントリーモデル、Nikon COOLPIX L23を引っ張りだしオールドデジカメとして横浜桜木町を撮影してきました。

同日に2008年製造のOLYMPUS μ1020で撮影をしてアートフィルタをかけた写真を掲載しました。Nikon COOLPIX L23は2011年のエントリーモデルですが、良いカメラだったのでご紹介します。


タイトル写真は汽車道の「港一号橋梁」で「鋼トラス橋」になります。隅田川にもトラス式の橋は多くかけられており、造形が楽しい橋です。

※ Nikon COOLPIX L23で撮影:28mm相当 1/400sec F5.4 ±0.0EV ISO80


製作が1907年(明治40年)だそうです。隅田川橋梁と比べるほどでもない規模の小さい橋ではありますが、当時の新橋⇔横浜間を使用した路線を改修して利用されていること自体素晴らしいと思いました。


COOLPIX L23が発売された年はまさにコンデジ飽和状態の2011年の機種になります。

2024年のコンデジ事情はスマホに駆逐されてしまい、絶滅危惧種になっています。

スペックにおいてはCOOLPIX L23とさほど変わりない販売中のKODAKのPIXPRO FZ45の人気が高いとのこと。価格においても15,000円前後で設定されています。

ちなみにCOOPLIX L23を新品購入しましたがその時の価格は6,500円でした。もっと買っておいてもよかったかもしれません。



COOLPIX L23の風貌はいかにもコンデジという体をしており、正面からの面積はスマホの2/3程度です。

スマホカメラに比べての特徴は35mm換算で28mm-140mm程度の5倍ズームレンズを搭載している点です。必要にして十分な焦点距離だと思います。

乾電池駆動な為、グリップに厚みがありますが、その分撮影しやすいと思いました。



汽車道より、横浜コスモワールドの観覧車を撮影しました。手前の建物は結婚式場の「アニヴェルセルみなとみらい横浜」になります。

とにかくこの地区はロケーションが良いせいもあってか、結婚式場が多いです。

※ Nikon COOLPIX L23で撮影:71mm相当 1/160sec F8.6 ±0.0EV ISO80



μ1020でも同様の構図で撮影した汽車道にある特徴的な形をした柵です。

μ1020よりも若干劣る最望遠端140mm相当ですが、より沢山の柵を入れつつ圧縮効果を出して撮影できたと思います。

※ Nikon COOLPIX L23で撮影:140mm相当 1/200sec F6.8 ±0.0EV ISO80



望遠端の82mm相当で撮影した横浜ランドマークタワーです。

幾何学的なデザインにおいても解像感は十分に出ています。

※ Nikon COOLPIX L23で撮影:82mm相当 1/500sec F4.8 ±0.0EV ISO80


スマホカメラと比べコンデジの印象は「暗いところは黒く、明るいところは白く」と明暗差がハッキリでているところでしょうか。

晴れた日の神社仏閣などは影が強すぎてL23のようなコンデジではかなり難しいと思いますが、やはりコンデジの大きなアドバンテージは光学ズームレンズが装備されていることだと思います。

スマホの広角から望遠の複数レンズ構成は見事だと思いますが、高倍率レンズを多用する私の撮影スタイルからすると煩雑に感じることがしばしばあります。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オールドデジカメはエモい写真が撮れると聞いたが予想以上に綺麗な写真だったのでアートフィルタをかけてみた

2024年06月29日 08時30分00秒 | 横浜

最近はフィルムや現像価格高騰のせいか、フィルムカメラの流行も一段落してしまい、価格的にリーズナブルなオールドデジカメに世間の興味は移りつつあるようです。

諸説ありますが、オールドデジカメとは製造年は2000年台前半で、映像素子は500万画素以下のCCDを使っているものらしいです。


手持ちの中でこの条件に合致しそうなのが、数年前に「カメラのキタムラ」でジャンク購入した1010万画素のCCDを使った「OLYMPUS μ1020」になりますが、それを持って横浜桜木町に出向きました。


タイトル写真は日本丸前の道路で見つけたポケモンマンホールです。

カラーで塗装されたその姿がひときわ目立っていたのでサムネイル用に撮影しました。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:37mm相当 1/320sec F10.0 ±0.0EV ISO80


といろいろと思いを馳せて撮影をしてはみましたが、意外にもエモいというより、普通に綺麗に撮れてしまったので、掲載写真はOLYMPUSのアートフィルタをかけてエモい写真にすることに変更しました。



写真は「YOKOHAMA AIR CABIN」を撮影したものにアートフィルタ「ブリーチバイパスI」を「OM Workspace」で適用させたものです。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:117mm相当 1/320sec F5.1 +0.3EV ISO80



OLYMPUS μ1020の外観です。

スタイリッシュなデザインの中に37mm~260mm相当の7倍ズームレンズとCCDシフト式の手ぶれ補正機構、2.7型大型モニタを搭載する同社コンデジの中でも上位モデルでした。

撮影日は炎天下であったため、モニタが見にくい点もありましたが、持参した他メーカの5倍ズームカメラをものともしませんでした。

陳腐な表現ですが、「小型軽量・(当時の)高性能」。

持っていて楽しいカメラの一つです。



汽車道にある柵の形と配置が面白かったので撮影しました。

μ1020の望遠端は35mm換算で260mm相当になるため、かなりの圧縮効果を出すことができました。

アートフィルタは「ブリーチバイパスI」を適用しました。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:230mm相当 1/250sec F5.2 +0.3EV ISO100



ヨコハマコスモワールドの大観覧車の青いゴンドラだけを狙って撮影してみました。

青空の影響もあってか、独特の表現になりました。

アートフィルタは「ブリーチバイパスI」になります。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:260mm相当 1/400sec F5.3 +0.3EV ISO80



定番の横浜ランドマークタワーの撮影です。

アートフィルタは「ブリーチバイパスII」になります。

何度も何度も撮影しているアングルですが、格好良く決まるブリーチバイパスは気に入りました。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:52mm相当 1/640sec F4.3 +0.3EV ISO80



YOKOHAMA AIR CABINの受索装置を撮影しました。

「受索装置」という言葉は当然わからないのでネットで検索しました。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:85mm相当 1/500sec F5.1 ±0.0EV ISO80



ライトトーンフィルタを適用した日本丸です。

ブリーチバイパスと対極にあるような極力明暗差を無くした画像です。

フワッとした感じが癒やされるフィルタだと思います。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:45mm相当 1/250sec F11.0 ±0.0EV ISO160



汽車道にかかるトラス式の「港一号橋梁」です。奥に「港二号橋梁」も見えます。

休日だったため、観光客が多く歩いておりフィルタは「ヴィンテージI」を適用しました。

セピアのようにいかにも古くさいのではなく「懐かしい雰囲気」を表現できたと思います。

※ OLYMPUS μ1020で撮影:100mm相当 1/400sec F5.1 +0.3EV ISO80


オールドデジカメとはいいますが、画質至上でコンパクトデジタルカメラを使い続けていたので、どうもデジタルにエモい感覚を得ることは難しいようです。

専門的なワードを出すと古い映像素子である補色系CCDと原色系CCDによる画質の違いくらいはわかりましたが、それ以降の映像素子による違いは全くといっていいほどわかりません。


μ1020にアートフィルタの機能は装備されていないため、PCソフトの「OM Workspace」にてフィルタを適用しました。OLYMPUS製でなくても適用できますがやっぱりアートフィルタはOLYMPUSのデジカメで撮った写真に適用させたいものです。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

motorolaの日本向けスマホ moto g53j 5Gのカメラは十分使えると判断した

2024年02月03日 08時36分18秒 | 横浜

ビックカメラの福袋(福箱)で当選したモトローラ製のスマホ、moto g53j 5Gの試写をしてきました。

場所はいつもの横浜中華街から山下公園のルートですが、時間に余裕があったので横浜山手西洋館の一つである「外交官の家」にも行ってきました。


タイトル写真は山下公園のマリンタワーです。

遠方からの撮影ではなく、タワー直下からの撮影です。見栄えが良かったので掲載しました。



中華街の中心にある「善隣門(ぜんりんもん)」です。

撮影日は天気が良かったせいもあり、ホワイトバランスが「青系」に寄ってしまうことが、しばしばありました。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/250sec F1.8 ±0.0EV ISO100



中華街の豪華絢爛さを象徴する「関帝廟」の廟内です。

moto g53jのアウトカメラの画角は28mm程度であるため、関帝廟内部をダイナミックに写すことは難しいです。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/50sec F1.8 ±0.0EV ISO666



関帝廟の屋根の上に飾られている龍のオブジェを「デジタルズーム8倍」にて撮影しましたが、かなりの画質劣化が見られました。感想としては「使い物にならない」ものです。

ズームを使いたい場面がそこそこありましたが、著しい画質劣化により高倍率のズームは使いませんでした。



メインカメラの画素数は5,000万画素もあるため、これをトリミングしてしまえば、このデジタルズーム問題に一石を投じることができるのではと考え、実際に5,000万画素の画像を切り抜いてみたのが上の写真になります。


処理としては5,000万画素の画像を4x4=16分割したサイズのものになります。

結果5,000万画素が300万画素相当になりました。

十分使用に耐える画質かと思いますが、こんな面倒臭いことスマホじゃやらないと思います。

※通常は5,000万画素で撮影した画像をピクセルビニング処理することで1,200万画素で合成出力しています。

※画角はメインカメラの画角が28mm相当だったとしたら112mm程度になります。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/250sec F1.8 ±0.0EV ISO100



山下公園より、氷川丸を撮影しました。

かなり青被りしていますが、画質的にはきれいに処理されていると思います。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/640sec F1.8 ±0.0EV ISO100



トリミングではなくデジタルズームで撮影しました。

デジタルズームでは焦点距離がEXIFに記録されませんが多分4倍程度(110mm程度)で撮影したと思います。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/800sec F1.8 ±0.0EV ISO100



中華街・山下公園・元町商店街・港の見える丘公園など名だたる観光地の最寄り駅である「JR石川町駅」ですが、近くのみなとみらい地区に比べると、貧相な印象です。

上に架かる錆びた鉄橋はJR京浜東北線からつながる「JR根岸線」の鉄橋ですが、毎日混雑しているにもかかわらず整備されていないのが不思議です。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/640sec F1.8 ±0.0EV ISO100



JR石川町からほどなく近い横浜山手西洋館の一つである「外交官の家」です。

小さい頃から各メディアで見ることのあった建物であったため、初めて実物を見たときの感動はひとしおでした。

若干樽型歪みが出るのがこのカメラの特徴のようです。

逆光だったため、撮影ポジションに苦労しました。

※motorola moto g53j 5Gで撮影:1/640sec F1.8 ±0.0EV ISO100


評価が高くないmoto g53j 5Gのカメラ機能は実際十分使えるものでしたが、やはりiPhone13のカメラ機能は最強であることは変わりありません。

またスマホの超広角はかなり歪むので最初こそ面白がって使っていましたが、最近はiPhoneの超広角カメラでさえも使いにくいと思い始めました。人間ってわがままだなぁと思います。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みなとみらいは都市風景の宝庫と今更知った

2023年02月11日 08時08分29秒 | 横浜

横浜ランドマークタワーの隣にある「横浜銀行本店ビル」の入口で、大きく開いた竪穴を見つけました。

この大穴、エスカレータあがった上から見下ろすと大した事ないのですが、下から見上げると、タイトル写真のような大迫力な大穴になります。

一見の価値があるデザインです。前回に続き、NIKON D7000で撮影しました。



紅葉坂へ続く陸橋からの撮影です。

どこまでも続くと思わせる真っ直ぐな道路は昭和時代から計画続行中の「みなとみらい21」ならではの整備道路です。

碁盤の目のような道のつくりは歴史ある横浜という街では違和感を感じることが否めません。違和感といえば「みなとみらい21」の21も21世紀を迎え、早5分の1の20年が経ちました。そろそろ名称の見直しやらアピールをしても良いと思いますがいかがでしょうか。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/200sec F5.6 +0.7EV 82mm相当 ISO100



「はまぎんホール ヴィアマーレンド」の外にある回転するオブジェです(横浜銀行本店ビルと同義かもしれませんが)

葉っぱも模しているのでしょうか、それともホールにあるオブジェだから指揮棒の動きを示しているのか。らせん部分が回転する構造のようです。

通常は下の写真のようにバラバラに回転していますが、何回転かに一度綺麗にそろいます。


最初なんだかわからなかったのですが、ずーっと見ていたら綺麗にそろった。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/250sec F8.0 +0.3EV 45mm相当 ISO100



歩いているとアーチ型の鉄橋を発見しました。

こちらも脊髄反射のごとく「見つけたから撮った」だけではありますが、JR根岸線が走っていたので鉄道の橋梁ということがわかりました。

ネットで確認したところ「JR根岸線 第三桜木町橋梁」というそうです。根岸線はもう少し先に行くと桜で有名な「大岡川」を渡るため、そこまで行けばまた面白い風景が見れたようです。

もうちょっと先まで行けば良かった。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/250sec F8.0 +0.3EV 45mm相当 ISO100


やはり都市風景というと近場は桜木町になります。

ランドマークタワー周辺が目につきますが、裏道にも面白い被写体があることがわかりました。


もう少し外れると野毛の町並みになりますが、野毛は都市風景というよりも「雑多かつ趣のある町並み」というイメージなので、私の思う都市風景とはちょっと外れてしまいます。坂の上には野毛山公園もあり、やはり印象深いカオスな街です。


JR根岸線沿線は本当に面白い、横浜ー桜木町ー関内ー石川町ー山手とそれぞれ特徴的な街並みが楽しめます。個人的には東京の山手線沿線に匹敵する面白さがあると思います。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランドマークタワー周辺は面白い被写体が多い

2023年02月04日 08時03分56秒 | 横浜

中古で入手したNIKON D7000のテストを兼ねて横浜桜木町へ行ってきました。

数え切れないほど行ってることもあり、今回は趣向を変えて撮影しようと意気込んではみたものの最近稼働し始めたゴンドラ「YOKOHAMA AIR CABIN」に目が行ってしまいタイトル写真にしてしまいました。


今回使用したレンズはキットレンズの中でも評判の良い標準レンズであるNIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIを使用しました。



日本丸の向こう側、汽車道に架かる橋である「港二号橋梁」を見つけました。トラス式の橋梁にも脊髄反射的にシャッターを切るようになってしまったので、このような構図になりました。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/200sec F5.6 +0.7EV 82mm相当 ISO100



ランドマークプラザの裏口的なところを撮影してみました。

水平もうまく撮れて満足です。

グレーの壁面に赤・青・黄色のオブジェが目を引きます。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/250sec F8.0 +0.3EV 45mm相当 ISO100



壁面メンテナンス用の設備だと思いますが、鉄骨感が気に入り撮影してみました。しっかり解像されていることがわかります。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/200sec F6.3 +0.7EV 78mm相当 ISO100


ランドマークタワーの写真というとタワー全景のものを掲載することが多いですが、今回はいつもとは異なる切り口で攻めました。

使用したAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIレンズは2014年発売で、D5300やD3300のレンズキットに付属している一般的なレンズになりますが、かなり綺麗に撮ることができます。なんとなくですが、この頃から各社のキットレンズはかなりよく撮れるものが多くなってきたイメージがあります。


なおメインで使用しているマイクロフォーサーズは格安にもかかわらず良い写りをするレンズが多いため、未だにワンランク以上のプレミアムレンズやプロレンズを入手するに至っていません。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする