カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

OPPOスマホのデジタルズームは使えるようになったのか

2023年02月25日 08時16分36秒 | Android

スマホカメラの弱点の一つとして「望遠」があります。

広い範囲を撮影できる広角側は進化著しいですが、望遠側はハイエンド機種を除くと、拡大ズームに頼るしかありません。


ソフトウェアでの拡大ズーム画質もかかなり良くなっていると聞いたので、2023年時点ではありますがどの程度のモノなのか調べてみました。


作例は川崎駅近くの多摩川沿岸にある「多摩川みはらし公園」からの風景です。

ちょうど護岸工事もしていたので特徴ある被写体を撮影することができました。


【一眼カメラ】

  • OLYMPUS OM-D E-M1&M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

  • 1600万画素

  • 光学ズーム


【スマホ】

  • OPPO Reno 5A

  • 6400万画素

  • デジタルズーム

最近お気に入りのAndroidと私の超々望遠の定番組み合わせで比較しました。

結論から言うと、皆さんの予想通り、一眼カメラの圧勝です。

スマホのデジタルズームの進化はどの程度なのか?一眼カメラの画質に近づいているのか?という視点で見ていただければと思います。



タイトル写真の奥に架かる鉄道橋「六郷川橋梁」を超望遠で撮影したものです。

後方に写るマンションから撮影位置が確認できると思います。私が大好きなトラス式の橋梁です。

※35mm換算600mm相当画角からの等倍切取りです。



Reno 5Aのデジタルズーム20倍での画質です。

26mm相当の20倍になるので35mm換算520mm相当の画角となります。

等倍切取りですが、完全にディティールが潰れています。

OPPO Reno5Aに限りませんが、デジタルズームは「画像補完処理」をして画像が破綻しないようにしている画期的な処理なのですが、それでも画質の劣化を考えると倍率は5倍までだと思います。今回は20倍という超々望遠での拡大補完になるためか画質の劣化は避けられなかったのだと思います。



もう一つ作例を掲載します。

タイトル画面の右側クレーン島の拡大です。

右上にクレーンのフックが見えます。

ひときわオレンジ色の機材が目立ちます。



Reno 5Aにて同じ構図で撮影したものを等倍切取ったものです。

クレーンフックを始めオレンジ色の設備も潰れてしまって、何の部品なのかもわかりません。

6400万画素(Reno 5A)といってもデジタルズームで撮影、等倍拡大してしまうと1600万画素(E-M1)と比べるまでもない結果になります。


画像処理エンジンが進化するたび、デジタルズーム画質も進化してはいますが、やはり一眼カメラの光学ズーム画質には未だ持って届かないことがあらためてわかりました。


これは決して否定的に捉えているのではなく、極小のレンズ、極小の映像素子からたたき出すスマホの画質は驚愕そのものです。

だからこそ(運動会とかで)デジタルズーム撮影の結果だけ見て「このスマホ使えね~」と短絡的な表現をしないで欲しい。あの大きさ、重さでこれだけの画質をたたき出すのは凄いことだと思います。


以前、葛西臨海公園をOPPO Reno Aで撮影した記事を載せましたが、当時と比べて若干自然な表現になった気がしますが、大きな進化は感じることはなかったです。

スマホのカメラ機能、まだまだ伸びしろがあるってことですね。


【補足】

今回モデルになった「六郷川橋梁」は現在は四代目になります。1971年竣工ということなので50年以上の歴史を持つ橋梁となります。

隅田川橋梁群では竣工100年近いものも多いため、大したことないと思ってしまいましたが、出自を確認したところ日本初の鉄道橋ということでビックリしました。


日本初の鉄道は「新橋ー横浜」をつないだ東海道線であるわけで、その区間内でひときわ大きな多摩川に架かる六郷川橋梁が「日本初の鉄道橋」であることはある意味、当たり前だったわけです。



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アメ横あたりの雰囲気を少年期の思い出とあわせてモノクロで表現してみた

2023年02月18日 08時13分07秒 | モノクロ

上野・御徒町といった、東京の中心に近い街にもかかわらず、ガード下やバッタ屋など、かなりカオスな商店街として位置する「アメ横」。

古い町並みというわけでもないですが、情緒あるセピア調で仕上げてみようと意気込んだものの、私の中で上品なイメージであるセピア調とアメ横の雰囲気が合致しなかったので、ここはモノクロで仕上げることにしました。


タイトル写真にある「アメ横」の看板。上野駅から御徒町駅まで続くアメ横商店街ですが、上野側の看板は「アメヤ横丁」の看板であるとのこと。

アメ横の名称の由来は様々在りますが、戦後の闇市を発端として上野側では「飴屋」が多かったため「アメヤ横丁」と呼ばれた説。かたや御徒町側はアメリカ軍の生活用品(横流しか?)を取り扱っていたため「アメリカ横丁」と呼ばれてた説がありますが、その二つを合わせて「アメ横」の名称におさまった説が一番有力のようです。

ちなみに私の小学校時代の記憶だと、アメ横のことを「アメヤ横町」と言っていたことはあっても「アメリカ横丁」と言った覚えはないですね。

横須賀のように外国人が多ければ、「アメリカ横丁」もしっくりきますが、記憶にあるのは高校時代の違法テレホンカードを売りつけるイラン人の方々くらいしか思い出せません。

ちなみに今のアメ横に「飴屋」があるかは不明です。



小学生の頃のアメ横は「臭い」「汚い」イメージがありました。

魚介類を扱っている店や乾き物を扱う店が多いので生臭いのは致し方ないと思いますが、汚いのは、いただけませんでした。

歩く人の身なりが汚い、道路にポイ捨てが多くて汚い、建物自体が汚い等々の記憶がありますが、ボンタンや中ランなどの改造学生服を販売していたのもアメ横しか無かったため、足しげく通った覚えがあります。



右側見切れていますが「二木の菓子」では駄菓子や乾き物を箱売りしており、小学生の頃は夢のような店に映りました。

当時はディスカウントストアも珍しかったゆえに、後ろに写るドンキホーテが時代を感じさせます。



※Amazonより引用


駄菓子の定番(だと思う)「クッピーラムネ」が箱で売られていました。今はAmazonでも購入できるため、希少価値はあまりありませんが、当時は一般消費者が問屋扱いのものを目の当たりにする機会が少なかったため、かなり衝撃を受けたことを覚えています。



御徒町から秋葉原に向かう住宅街の路地裏です。今にも電線の重みで倒れそうな電信柱など、中小及び零細企業が集まるエリアになります。

東京の中心に近くなるにつれ、このような風景が目についてくるのが東京下町の面白いところだと思います。


上野・御徒町を初めとする台東区は昔から大きな公園や空き地が少ないため、私が小学生の頃は路地をテクニカルに使った遊びが沢山ありました。

家と家との30cm程度隙間は子供達の秘密通路やダンジョンに。

整備が足りないガタガタのアスファルトの道路は「ろう石」によるキャンパスになったり。

野球をするスペースも無いため「ゴロベース」「カドぶつけ」※が日常的に行われていたり。(※かなりレア度高いワードなので読み流していただければ....)


などと思い出にふけりながら、アメ横と御徒町の町風景をブラブラしました。


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みなとみらいは都市風景の宝庫と今更知った

2023年02月11日 08時08分29秒 | 横浜

横浜ランドマークタワーの隣にある「横浜銀行本店ビル」の入口で、大きく開いた竪穴を見つけました。

この大穴、エスカレータあがった上から見下ろすと大した事ないのですが、下から見上げると、タイトル写真のような大迫力な大穴になります。

一見の価値があるデザインです。前回に続き、NIKON D7000で撮影しました。



紅葉坂へ続く陸橋からの撮影です。

どこまでも続くと思わせる真っ直ぐな道路は昭和時代から計画続行中の「みなとみらい21」ならではの整備道路です。

碁盤の目のような道のつくりは歴史ある横浜という街では違和感を感じることが否めません。違和感といえば「みなとみらい21」の21も21世紀を迎え、早5分の1の20年が経ちました。そろそろ名称の見直しやらアピールをしても良いと思いますがいかがでしょうか。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/200sec F5.6 +0.7EV 82mm相当 ISO100



「はまぎんホール ヴィアマーレンド」の外にある回転するオブジェです(横浜銀行本店ビルと同義かもしれませんが)

葉っぱも模しているのでしょうか、それともホールにあるオブジェだから指揮棒の動きを示しているのか。らせん部分が回転する構造のようです。

通常は下の写真のようにバラバラに回転していますが、何回転かに一度綺麗にそろいます。


最初なんだかわからなかったのですが、ずーっと見ていたら綺麗にそろった。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/250sec F8.0 +0.3EV 45mm相当 ISO100



歩いているとアーチ型の鉄橋を発見しました。

こちらも脊髄反射のごとく「見つけたから撮った」だけではありますが、JR根岸線が走っていたので鉄道の橋梁ということがわかりました。

ネットで確認したところ「JR根岸線 第三桜木町橋梁」というそうです。根岸線はもう少し先に行くと桜で有名な「大岡川」を渡るため、そこまで行けばまた面白い風景が見れたようです。

もうちょっと先まで行けば良かった。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/250sec F8.0 +0.3EV 45mm相当 ISO100


やはり都市風景というと近場は桜木町になります。

ランドマークタワー周辺が目につきますが、裏道にも面白い被写体があることがわかりました。


もう少し外れると野毛の町並みになりますが、野毛は都市風景というよりも「雑多かつ趣のある町並み」というイメージなので、私の思う都市風景とはちょっと外れてしまいます。坂の上には野毛山公園もあり、やはり印象深いカオスな街です。


JR根岸線沿線は本当に面白い、横浜ー桜木町ー関内ー石川町ー山手とそれぞれ特徴的な街並みが楽しめます。個人的には東京の山手線沿線に匹敵する面白さがあると思います。



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ランドマークタワー周辺は面白い被写体が多い

2023年02月04日 08時03分56秒 | 横浜

中古で入手したNIKON D7000のテストを兼ねて横浜桜木町へ行ってきました。

数え切れないほど行ってることもあり、今回は趣向を変えて撮影しようと意気込んではみたものの最近稼働し始めたゴンドラ「YOKOHAMA AIR CABIN」に目が行ってしまいタイトル写真にしてしまいました。


今回使用したレンズはキットレンズの中でも評判の良い標準レンズであるNIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIを使用しました。



日本丸の向こう側、汽車道に架かる橋である「港二号橋梁」を見つけました。トラス式の橋梁にも脊髄反射的にシャッターを切るようになってしまったので、このような構図になりました。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/200sec F5.6 +0.7EV 82mm相当 ISO100



ランドマークプラザの裏口的なところを撮影してみました。

水平もうまく撮れて満足です。

グレーの壁面に赤・青・黄色のオブジェが目を引きます。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/250sec F8.0 +0.3EV 45mm相当 ISO100



壁面メンテナンス用の設備だと思いますが、鉄骨感が気に入り撮影してみました。しっかり解像されていることがわかります。

※NIKON D7000 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIで撮影:1/200sec F6.3 +0.7EV 78mm相当 ISO100


ランドマークタワーの写真というとタワー全景のものを掲載することが多いですが、今回はいつもとは異なる切り口で攻めました。

使用したAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIレンズは2014年発売で、D5300やD3300のレンズキットに付属している一般的なレンズになりますが、かなり綺麗に撮ることができます。なんとなくですが、この頃から各社のキットレンズはかなりよく撮れるものが多くなってきたイメージがあります。


なおメインで使用しているマイクロフォーサーズは格安にもかかわらず良い写りをするレンズが多いため、未だにワンランク以上のプレミアムレンズやプロレンズを入手するに至っていません。


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