カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

ネオ一眼であるSTYLUS SP-820UZは色々面白いから広角撮影してみた

2022年04月30日 08時02分50秒 | 東京

先日入手した2012年製ネオ一眼OLYMPUS STYLUS SP-820UZの使い勝手が結構良かったので、主に広角側の使い勝手を中心に紹介します。タイトル画面は浅草駅、隅田川にかかる吾妻橋のたもとからの撮影です。

換算28mmではギリギリの画角のポジションですが、このカメラの広角側が換算22.5mmの超広角での撮影が可能なため、逆に余計なものを入れないように撮るのに苦労したくらいです。



仲見世通りを雷門側から撮影してみたました。より広角をイメージするために高い場所から撮影としましたが、このカメラの液晶モニタはまったく稼働しないため、ノーファインダによる撮影です。3回目でまともな写真が撮れました。

かなり遠くに「宝蔵門」が見えますが、実際はそれほど遠くないです。これも広角レンズで撮影した特徴がよく出ています。

※ STYLUS SP-820UZで撮影:1/640sec F4.5 -0.3EV 38mm相当 ISO80



神田明神の「膸神門」を境内側から標準域で撮影しました。

「うん、大きい」といった印象です。多少離れた場所から撮影しているので膸神門の正確な形を捉えていると思います。

※ STYLUS SP-820UZで撮影:1/320sec F4.5 -0.3EV 32mm相当 ISO80



こちらは同じく、鳥居側から捉えた「膸神門」です。

光の関係でや暗くなってしまいました。最広角側で撮影しているので見上げる感じの構図になったためか、多少ゆがみはあるものの大きく見えます。

※ STYLUS SP-820UZで撮影:1/250sec F4.5 -0.3EV 22mm相当 ISO80



最後にお馴染み、東京駅丸の内駅舎の天井を撮影しました。

度々画角の確認に撮影するのですが、28mm程度では模様が入りきりませんが、換算22.8mmのため、かなり便利で迫力のある写真が撮れます。

※ STYLUS SP-820UZで撮影:1/30sec F3.4 -0.3EV 22mm相当 ISO160


カメラというのものは基本的に広角側はブレに強いものですが、さらに効きの良い手ぶれ防止機能があるため、ほぼブレずに撮影することができました。広角側の撮影でこれだけ楽しいのですから、望遠側はさらに楽しくなると期待します。


液晶の質が当時の一眼カメラより落ちるせいか撮影しづらい点もありました。

SP-820UZより1年前に発売されたE-P3を所有していますが、そちらの方が液晶の画質が良いです。なおE-P3は当時のハイエンドに位置するカメラなので、液晶モニタの質もオリンパス中、最もいいものを持ってきていたのかもしれません。

もちろんE-P3も固定式液晶なので、シチュエーションによってはSP-820UZ同様、扱いにくいので外付けのEVFを購入してしのぐこともしばしばありました。


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10年前に発売したSTYLUS SP-820UZと呼ばれるネオ一眼を入手したのでレビューします

2022年04月23日 08時02分22秒 | 東京

OLYMPUSのSTYLUS SP-820UZ(2012年発売開始:現在生産終了)を中古で最近入手しました。

ネオ一眼と呼ばれるジャンルのカメラですが、ネオ一眼が流行り始めた2005年から2007年頃はちょうど待望のデジタル一眼レフを購入した時期に重なっていたため、購入する機会を逃してしまったのです。

オリンパスのネオ一眼はSP-600~SP-700~SP-800~と3つのラインナップがありましたが、今回の入手したSP-820UZはハイエンドのSP-800シリーズの最終型となります。

実際かなりいいカメラだったのでレビューすることにしました。



上面図です。電源ボタン、シャッターボタンとズームレバー、モードダイヤルといったシンプルな構成です。

モードダイヤルに目をやると、応用撮影といわれる「絞り優先モード」や「シャッター優先モード」などが省かれています。その代わり「全自動」「プログラム」を始め「プリキャプチャー」「手持ち夜景」「マジックフィルター」「パノラマ」「美顔」といった多彩なモードがダイレクトに選択できます。

特徴のあるモードを抜粋して紹介します。


手持ち夜景

4回撮影しその4枚を合成して手ブレのない写真を生成します。通常の手ブレ補正よりも効きがいいような気がします。合成写真が苦手ではなければ「有り」だと思います。


マジックフィルタ(MAGIC)

同社一眼カメラに搭載されている「アートフィルタ」のコンパクトカメラバージョンです。「ロック」や「クリスタル」が気に入っています。


他にも楽しく面白いモードがありますが、このカメラ10年前に発売され、当然生産中止になっているカメラです。今さら機能の説明したところで何の意味があるのか?とも考えてしまいましたが、ジャパネットで販売されていたシリーズのようなので世の中にはかなり出回っていると思い(中古も多いのでは?)もう少し詳しく説明します。



背面からの撮影です。

こちらもかなりシンプルです。十字キーにOKボタン。録画ボタンに再生ボタン、そしてメニューボタンの4つです。

ここまでボタンが少ないと逆にすがすがしいです。

物理ボタンが少ないと機能がメニューに入り込んでいる可能性も高いですが、余計なことを考えず操作できる利点もあるため、万人向けのカメラなどだと思いました。

ちなみにこのカメラのスペック

  • 画素数は1,400万画素

  • レンズはズーム比は35mm換算22.5mm~894mm

  • 液晶モニタ:3.0型、46万画素

今でも通用するスペックだと思います。



こちらはフラッシュをポップアップさせた姿です。

最大焦点距離になると意味ないですが、限りなく高いポジションで光らせようと考えるデザインに好感が持てました。ちなみにポップアップは手動です。



本機の作例として浅草寺の雷門を撮影しました。

換算38mm相当のやや広角領域での撮影です。

雷門の目の前はスクランブル交差点なので、じっくりと腰を据えて撮影できず、タイミングを見計らっての撮影になりましたが、うまく撮ることができました。


通常のカメラであれば遠くから望遠で撮影したりすると歪曲がでてしまいますが、多分カメラ内でソフトウェアによる歪曲調整されていると思われるため、焦点距離を気にすることなく雷門に近づいてシャッターを切ることができました。10年前では煙たがられていたソフトウェアによる歪曲調整も2022年の今では当たり前のように受け入れられているところが見ると、SP-820UZは時代を先行していたのだと思いました。

※ STYLUS SP-820UZで撮影:1/500sec F4.5 -0.3EV 38mm相当 ISO80


外装に関してはかなり気に入りました。

フラットなコンデジに大きなレンズを取り付けたようなフォルムは未来を感じさせるデザインだと思います。

各社このネオ一眼のジャンルから撤退してしまい、2022年現在はPanasocnic、SONY、NIKON、CANONあたりでしか発売されておらず、さみしい限りです。

10年ぶりに同様のコンセプトのデジカメを出してくれることを望みます。



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野毛山公園でPowerShot G5の使い勝手を試してみた

2022年04月16日 08時04分23秒 | カメラ

カメラの試し撮りによく行く「横浜みなとみらい21」いわゆる横浜ランドマークタワーをはじめとする「写真映え」する建築物が多い地域です。

最寄りは桜木町駅ではありますが東側が横浜みなとみらい21だとしたら西側の野毛町もなかなか面白い街です。

先日購入したPowerShot G5の調子を見るのも兼ねて野毛町の野毛坂を登り、野毛山公園に行ってみました。

野毛山公園は桜木町駅前という立地にしては大きい公園です。「散策地区」「展望地区」そして「野毛山動物園」と大きく3つのエリアに分かれています。


タイトル写真は野毛山公園内にある「野毛の吊り橋」です見た目は横浜ベイブリッジのようです。展望地区と野毛山動物公園をつなぐ陸橋として利用されていますが主塔の高さがかなりあり、野毛山公園のランドマークになっています。

隅田川ブリッジウォークでちょっとは橋の撮影スキルが上がったかなと思っていたのですが、いかんせんPowerShot G5の広角側である換算37mmの焦点距離ではちょっとこの橋の全景を捉えるには適切ではありませんでした。28mm以下が望ましかったようです。



野毛山動物公園内の「は虫類館」で飼育されている「ヨウスコウワニ」(別名:ヨウスコウアリゲーター)です。

屋内施設ではあるのですが、動きが非常に鈍かったため、簡単に撮影することができました。

※ PowerShot G5で撮影:1/40sec F2.8 ±0.0EV 122mm相当 ISO50



キリンです。

PowerShot G5に装備されている光学ファインダで撮影しました。

「広角側にすると本体のレンズ鏡筒の一部が映り込む」問題や「液晶モニタの品質が時代相応で現在だとかなり見にくい」問題より、晴天下のでの撮影はかなりつらかったのですが、なんとか撮影したのがこのキリンになります。

苦労した割にはピントが中抜けして、後ろのフェンスを捉えてしまっていました。

※ PowerShot G5で撮影:1/250sec F4.0 ±0.0EV 76mm相当 ISO50



展望地区にある展望台からの撮影です。

横浜みなとみらい21地区からとはちょっと違う風景の中からの横浜ランドマークタワーを見ることができました。

野毛山公園自体が町中に存在するため、近隣の住宅街があまり入らないような構図することに気を遣いました。

※ PowerShot G5で撮影:1/1250sec F4.5 ±0.0EV 85mm相当 ISO50


デザインはとても好みで格好いいPowerShot G5ですが、今となっては使い勝手が非常に悪いデジカメだったという評価になってしまいました。

撮影と再生の切り替えスイッチが華奢なせいか操作に気を使ってしまうため、操作の流れが悪いこと、液晶モニタの品質が不満だから光学ファインダを使ってみても視野が「?」な仕様であること、レンズキャップが紐でブラブラつなげている仕様が使いにくいなど(これは当時の流行ですね)が主な理由です。

以前に紹介したオリンパスの「CAMEDIA C-4040」の方がまだ使いやすいと感じました。


画質に関してはかなり綺麗に写るので、もう少し使い続けていればと考えています。


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目黒川で迫力のあるサクラを探してみる

2022年04月10日 07時58分59秒 | サクラ

都内では千鳥ヶ淵と双璧をなすと思っている目黒川のサクラを今年も撮影してきました。

川(堀)に向かって咲くサクラは千鳥ヶ淵と同様ですが、目黒川のサクラは公園のサクラのように距離が近いことが良い点だと思います。



川を埋め尽くさんばかりのサクラを表現してみました。

実際に迫力のスポットでしたが、遠い被写体はより遠く、近い被写体はより近いといった広角レンズの特性を用いて撮影したことにより、より一層奥行きのある立体的な写真に仕上げることができました。

※ OM-D E-M1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIで撮影:1/1600sec F5.0 ±0.0EV 28mm相当 ISO200



昨年も足を止めて撮影した「中の橋」、私の中では定番のスポットです。

欄干の赤とサクラの薄ピンク、そして抜けるような青空です。レンズを向けない理由はないのですが、アングルがなかなか難しく、人も多い場所なのでじっくり構えられないところが今年も悔しかったです。

※ OM-D E-M1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIで撮影:1/2000sec F5.0 ±0.0EV 46mm相当 ISO200



中目黒駅前のサクラになります。

満開の時期だったので、目黒川に降る桜吹雪と川を流れる花びらがとても美しかったです。

※ OM-D E-M1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIで撮影:1/1000sec F5.0 ±0.0EV 28mm相当 ISO200


今年も千鳥ヶ淵⇒目黒川コースを実行してしまいました。

いつも撮影で都内に出るときはお得なJRやメトロ、都営の一日券を購入することが多いですが、この日は特別です。千鳥ヶ淵の最寄りはメトロの九段下駅、目黒川の最寄りは東急電鉄の池尻大橋駅となるため、一日券は使えません(とはいっても合計で1,500円程度)


サクラと紅葉は毎年の風物詩ですね。

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今年も千鳥ヶ淵で最高のサクラを撮ってきました

2022年04月02日 08時04分27秒 | サクラ

昨年に引き続き、今年も意気揚々と千鳥ヶ淵のサクラ撮影に行ってきました。去年と同様、凄まじい迫力でした。

タイトル写真を見ればわかるとおり、公園系にあるサクラとは「植え方」「見せ方」が根本的に異なるのがわかると思います。



千鳥ヶ淵のサクラは大粒なものが多い中、撮影した時間帯が8:00~9:00頃だったこともあり、逆光の綺麗な写真を撮ることができました。

つぼみにある「毛(トライコーム)」が照らされ、とても綺麗に仕上がりました。

※ OM-D E-M1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIで撮影:1/200sec F4.5 -0.3EV 108mm相当 ISO200



タイトルとはまた別の大サクラと貸ボートを一緒に撮してみました。

迫力のあるサクラをみると、とにかく「サクラ!サクラ!」とサクラだけの写真になってしまいますが、右のボートのようなアクセントをつけると俄然写真の完成度が上がりますね。

※ OM-D E-M1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIで撮影:1/320sec F6.3 ±0.0EV 94mm相当 ISO200



貸ボートの無造作な状態を上から撮影してみました。どこかでみたような写真ですが、なかなか出会えない面白い被写体だったと思います。

※ OM-D E-M1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIで撮影:1/500sec F7.1 ±0.0EV 36mm相当 ISO200


去年に比べ今年は落ち着いてシャッターを切ることができました。

公園系のサクラしか見る機会がないせいか、千鳥ヶ淵のような堀側に植えられているサクラは何度見ても興奮します。

かなりの見物客で賑わうとのことなので、それを避けるために朝早い時間に行っていますが、光の当たり具合でまた違った写真を撮ることができると思うので、次回は混雑覚悟で午後に行ってみたいと思います。


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