

東日本大震災とその後の福島第一原発事故から間もなく2年が経とうとしているのを受けて、3月9日から11日にかけて、日本全国で脱原発アクションが開催されます。東京では9日の今日は明治公園の集会~パレード、10日は日比谷野外音楽堂の集会~デモと二日連荘の大規模行動が呼びかけられています。
今日の集会は12時ごろスタート、2時からは大江健三郎さん、落合恵子さん等のリレートーク。3時15分にパレード出発というプログラム情報がネットで流れていたので、2時過ぎ着の目安で出かけてみました。
大江戸線は子供連れの家族が目立ち、国立競技場駅で大勢が下りたので、「あ~、やっぱり小さな子供を持つ親たちは本気なんだ」と胸がいっぱいになりながら私も下車。皆さんの後についていったら、なんと皆さんの目的地は川崎フロンターレvs大分トリニータの試合が行われる国立競技場(ガクッ)!お陰で明治公園に行くのに国立競技場をぐる~っと一周する破目になりました。
それでも明治公園も数千人規模(*)の人が集っていて今までと変わらない熱気に溢れていました(ホッ)。「政治の使命は国民の暮らしを保障すること」と書いた手作りプラカードを掲げる若いカップルや「孫の命は俺が守る」という看板をザックに括りつけたおじいちゃんなど、手作り感いっぱいなのもいつもどおりです。
福島から京都に避難して暮している若いお母さんの「私達がいま一番恐れているのは皆さんが福島のことを忘れることです」というメッセージには、置き去りにされようとしている福島の人たちの悲痛な思いが込められているようでした。

3時を過ぎてパレード出発地点に皆が集り始め、外では警官隊がざわざわと動き出し、‘制服向上委員会’の送り出しライブが始まったところで、私は(明日に向け体力温存のために)失礼して会場を後にしました。すっかり春らくなった今日、私自身とにかく会場に行って皆さんの様子を見ることができてよかったし、パレードに参加した人たちは更に大きな勇気を持つことができたのではないかと思います。(三女)

*)追記:今朝(3/10)の新聞によれば、この日明治公園に集った人は1万5千人(主催者発表)だったとのことです。