goo blog サービス終了のお知らせ 

ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

「憧憬の地 ブルターニュ展」@上野西洋美術館

2023-05-27 09:37:20 | 日常
       

昨日は、上野西洋美術館で開催中の「憧憬の地 ブルターニュ展」を、夫と一緒に見てきました。

『19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーガンら多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む、30か所を超える国内所蔵先と海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。・・・また、同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みでもあります。』(HPより)https://bretagne2023.jp/

作品は、「I.見出されたブルターニュ:異郷への旅」「II.風土に育まれる感性:ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神」「III.土地に根を下ろす:ブルターニュを見つめ続けた画家たち」「IV.日本発、パリ経由、ブルターニュ行:日本出身画家たちのまなざし」のテーマ別に展示されています。

上の写真は、モネの「ポール=ドモワの洞窟」(1886) (テーマ:「I」)

       

こちらは、ゴーガンの「ブルターニュ風景」(1888) (テーマ:「II」

       

アンリ・リヴィエールの「サン・ブリアックの三つの標識・夕暮れ」(1890) (テーマ:「III-1:和訳されたブルターニュ」)

※作品脇の説明書きには「日本の浮世絵の影響を受けていた」とありました。確かに!

       

シャルル・コッテの「行列」(1913)(テーマ:「III-3.「バンド・ノワール」と近代ブルターニュの諸相)

※「バンド・ノワール」とは、『「ポスト印象派」の画家のグループを称する言葉で、暗い色調で写実的なスタイルで描くのが典型的なスタイルである』とのこと。(Wikipedia)

       

アンドレ・ドーシェの「樹と流れ」(1919)(テーマ:「III-3.「バンド・ノワール」と近代ブルターニュの諸相)

        

左、久米桂一郎の「林檎拾い」(1892)(テーマ:「IV」)
右、岡鹿之助の「信号台」(1926)(テーマ:「IV」)

*フランスの芸術に憧れた日本の画家たちが、ブルターニュの地に腰を据え、次第に独自の作風を築いていったことを感じさせられました。

久々に、19~20世紀初頭のヨーロッパ芸術と、温かく落ち着いたフランスの空気に触れて、豊かで幸せな気持ちになれた、ひと時でした。

  

  

緑の木々に包まれた上野公園は、遠足?修学旅行?中の子供たちや、外国からのお客様や、中高齢の夫婦などが、思い思いに集い、木陰ではヨーヨーパフォーマー(*)の素晴らしい演技が披露されているなど、何とも楽しい寛ぎの場になっていました。あ~楽しかった!

(*)自己紹介のパネルを見せてくれたので、帰ってネットで調べたら「ひらくHiraku」という、結構頑張っている人でした。(三女)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春のクスコ会(棒道) | トップ | 「コーロ・ステラ」第12回... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日常」カテゴリの最新記事