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植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




アロマテラピーの精油には化学物質が100種類以上含まれている。すべての化合物が確認されているわけではない。それらの化合物間の相乗、クウェンチング効果により複雑な生理作用をかもし出している。これでさえも現代科学の理解を越えています。

それらの精油を複数混入させると複雑な組成になります。化合物間の相互作用も多岐にわたります。

このようなブレンドは科学の域を越えたものです。職人の世界といわれているのです。精油はブレンドして用いられることが多いのです。複雑な香りを醸しだし人間業では理解できない匂いになるのです。

個々の精油を購入して個人の趣味でブレンドをつくることができます。自分のレシピをつくることができます。今までにないような香りを作り出すことができます。



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香水の成分として利用されるバジルは実際に呼吸器の病気、頭や鼻の充血や病気、神経障害に対するアロマセラピーで使われる精油です。元気回復に役立つ強壮剤であり、神経を穏やかにし、筋肉の痛みや疲れを減らすマッサージセラピーに利用されています。

バジル精油は無視できない量のメチルカビコールを含有しています。メチルカビコールには皮膚刺激性があり、軽度の毒性を示し、発癌性への安全性が憂慮されています。まだ発癌性への安全性が確証されていません。メチルカビコールは動物実験では発ガン性が確認されていますが人間に対する発ガン性が証明されているわけではありません。精油はメチルカビコールが濃縮されて含有されています。話しによると 75-95% も含まれています。アロマテラピーでは使用を控えた方がよいでしょう。




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精油の製造法には古くからいくつかあります。これは人間の知恵でした。多く使われているのは水蒸気蒸留法です。水蒸気を植物の花や葉の中に通すと有機化学成分が溶出してきます。有機溶剤抽出法はあまり温度を上げないで有機溶媒の中に植物を浸して有機化合物を抽出します。温度を下げると固まりになるので、更に抽出するという手間がかかります。有機溶媒抽出法は収率も低いので高級品です。古来は貴族か王様しか買えなかったのではないですか。

ブルガリア産のローズ・アブソリュートが世界的な製品です。ブルガリアは農業国なので貿易の柱になっています。日本でも入手できますが高級品なので手がでません。日本では有機溶剤抽出法の技術はありません。ブルガリア産のローズ・アブソリュート製法は教科書になります。農家でやっているので知られていない技術といわれています。

ローズ・アブソリュート以外ではジャスミン・アブソリュートがあります。インドでも精油製造の歴史は長いようだ。精油製造はアラビア・オリエント全体に広まったのでインドもその地域になっています。インド産の精油も日本に入ってきています。



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アロマテラピーサロンで自己責任でトリートメントを受ける前に、アブソリュートを使うときは注意してください。ローズ・アブソリュートはほのかな香りがあり女性に好まれるのですが、蒸留のときにヘキサンなどの溶媒を使います。アブソリュートは最終的にエチルアルコールで抽出するのですが、ヘキサンは最終分に残っている場合があります。

この残留溶媒は気体になって肺に吸い込む可能性があり、皮膚に塗布されたときは皮膚吸収される場合があります。

アレルギーなどの有害事象の原因になることがあります。GC/MS チャートを見ないと判断できません。非常に微量にしか含まれていなくても生体に有害な作用を及ぼします。

アロマテラピーサロンでのトリートメントはマッサージとどのようにちがうのか。風俗のマッサージと何処がちがうのか。健康被害に対する法規制も受けないで営業していると聞いています。営業許可を取らずにアロマテラピーサロンの営業が行われているという。お客さんは自己責任で来るという。おかしな営業です。

アブソリュートは英語の absolute ですが、絶対に健康被害はありません、という意味ではありません。ここは誤解されます。今では健康被害のある精油といわれています。どのブランドでは溶媒の残留がないのか調査してみたいと思います。



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参考までに書店にてアロマテラピーの解説本を買ってみた。騙されてもよいと思っていたが、当初は、どのように騙されているのか理解できませんでした。

たとえば、ティートリーのページについて見てみます。精神疲労、不安、うつ状態、無気力、神経過敏、落ち込み、記憶・集中力の低下と精神疾患についての改善効果が書かれています。皮膚科では、皮膚の炎症・湿疹、手あれ、皮膚真菌症、ニキビ、ヘルペス、やけど、傷、虫刺され、日焼けした肌、脱毛、ふけ、頭皮のかゆみ、おでき、痔等が書かれていました。東京女子医大卒業の医師が校閲しているという。

これが本当なら、ティールトリーは万病の薬です。1年程度参考にしていましたが、どこがおかしい点なのか理解できませんでした。

ティートリーの精油の投与方法や量が明確に書かれていません。他の精油でもそうですが、定量的に薬効測定の基準が明確にされていません。読者は精油を植物油に希釈したものでマッサージしたり、お風呂に精油を垂らした場合を想定すると思います。このような症状改善が起きるには、定量的にどの程度の量のティートリーを体内に取りこまなくてはならないか書かれていません。

物語として精油の薬効について書かれているに過ぎません。定量的に確認したものではないのです。どこかの病院で数人の臨床試験をしたわけではありません。事実はないのです。どの程度の期間トリートメントを続ければ症状改善が発現するか、まったく書かれていないのです。つまり、症状発現を期待できる証拠がないのです。

テイートリーのテルピネンなどの物質が血液脳関門を通過して脳にどの程度の分量が移動しているかもわかっていません。ティートリーが一定の品質で製造されているのですか。

アロマテラピーに騙されるところでした。たいへん危ないところでした。根も葉もない流言に騙されるところでした。薬事法違反、医師法違反で逮捕されるアロマテラピストが出ないように希望します。



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インド原産の植物より精油はとられる。その中でパチュリはよく知られている。土のような匂いがする。日本ではみられない。その物質がパチュロールと命名されたのも最近のことだ。このように精油の化学成分は立体構造も複雑だ。自然が作り出した冥利といえる。パチュリは匂いが強いので虫除けなどに使われている。

パチュロールを植物の中で作り出していることは驚きに値する。植物は人間より利巧なのだ。パチュロールから抗がん物質のタキソールが合成されている。



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アロマテラピーは本当にテラピーなのですか。テラピーは診療を意味するので、なにか病気を治療して健康体に復帰させるように思えます。医薬品ではなく精油を使います。それも植物油に希釈して肌に塗るだけです。微量の成分は吸収されると思いますが、病気を治療できる程度の濃度で吸収されるのですか。かりに、それほど吸収されなければ医学的効果はないわけです。そうするとテラピーにはなりません。単なる体をさすっているだけです。それで、マッサージ行為にならないのです。医学的効果がないのでトリートメントといいます。これがテラピストの仕事なのです。矛盾のかたまりみたいな職業です。

アロマテラピストはテラピストではありません。治療効果を保障するのですか。なにか臨床試験のデータがあって治療効果を実証しているのですか。

法律でゆるされているのは、アロマテラピストはテラピストではなかったからだ。かりにテラピストであれば、法律違反になってしまう。

精油には生理的効果はありえます。しかし、希釈したオイルを背中にぬるだけで、医学的効果が発現できるのですか。それで、お客さんから料金をとるのですか。事故があったら、お客さんの自己責任になるという。かってにアロマテラピーサロンに来たのが悪いということか。アロマテラピーの精油の化学を商売にするのがよいと思う。アロマテラピーを始めたフランス人のルネ=モーリス ガットフォセは単なる調香師だったという。アロマテラピーはフランスでは医師がやっていることだ。



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健康食品の薬事法違反広告についての行政の監視指導もきびしくなりました。それはサプリメントと医薬品を混同しやすくするといけないからです。消費者がサプリメントを医薬品と混同して購入してしまうからです。ニセ薬のようなものになってしまいます。

サプリメントは錠剤にしたりカプセル剤にしたりして医薬品と類似の形状をしています。注射は認められないものの、錠剤・カプセルは認められているのです。最近は、効果・効能まで標榜するようになりました。美白、抗酸化能、アンチエイジングなどの効果・効能を並び立てたので規制されました。医薬品でも標榜できない効果・効能により、医薬品以上の際先端の効果をもつ医薬品として誤認されます。サプリメントは単なる食品です。医薬品のような表現を使うからいけないので、サプリメントの性質を示す言葉があるのではないですか。海藻であれば、ビタミン、ミネラルを含んでいるので訴求点になります。

同じようなことがアロマテラピーの精油でもおきています。医薬品的な効果・効能を並び立てて販売している広告が目に付きます。精油を医薬品として使用しているひとも出てきてしまいます。治療効果があるかのような広告を出しています。アロマテラピーという語が治療を意味しているからです。



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精油のラベル表示に業界標準をつくろう。化粧品や医薬品のラベル表示は細かく決められている。薬事法、景品表示法などで細かく決められている。化粧品は全成分表示といって、化粧品の配合材料を濃度の順番で決められた表示名で書かなければならない。

精油のラベル表示は薬事法には決められていないが景品表示法には従う必要がある。概ね化粧品のラベル表示に近いと思います。しかし、精油に含まれている全化学成分はわかっていないものが多い。その濃度も一定しない。化粧品や医薬品のように規格が一定しない欠点がある。天候や土壌、蒸留の温度条件で成分の濃度は変化する。それで、精油のラベルでは、成分表示はしないことになっている。化粧品の香料として使われるときは、単に香料とだけ書けばよい。ローズマリーを使ったので Rosmarinus officinalis と植物名で書いてはいけない。

精油のラベル表示は日本では業界標準ができるだろう。



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アロマテラピーの精油の価格差があることが知られている。たとえば、ローズマリーオイルは、10ml単位で、300,1000,1600 円などの価格がついている。精油の産地にもよるだろう。スペイン産の精油は比較的に安い。フランスやベルギーの精油は高い。

それは、精油の製造ラインの設備や人的コストが影響している。外国の田舎の農家で精油が作られて集められるという。フランスでは、医薬品基準 GMP の最新鋭の工場で精油が製造されている。

品質管理における分析装置は高価だ。ほとんど品質管理に費用をかけていない精油製造業者もいる。長年の経験で製造しているという。日本酒製造の杜氏のような人達だ。この場合は製造の詳細も明かされないという。その点でフランスの製造工場は進歩的で信頼性が高い。それはフランスでは精油は医薬品として扱われているので対応した設備が必要になる。

このように精油が現代的な製造工場で製造されていると当然に価格は高くなる。日本では精油は雑貨扱いなので安い精油が求められている。日本では医薬品ではないし診療目的では使わないことが多いので安い精油で間に合うだろうか。精油の品質管理をどこまでやるか、という問題にぶちあたる。スプレーで虫除けにつかうこともあるが、この場合は安い精油で済ます。

フランス産の精油を製造販売している業者からみれば、日本の薬事法は邪魔だ。アロマテラピーサロンが多くできないと高価な精油は売れない。精油の医学的効果・効能が見なおされているので、品質管理のよう精油が売れている。

 



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アロマテラピーのインストラクターやテラピストは薬事法や医師法に無知ではないと仕事はできないのだろう。最近みかけた記事に次のような箇所があった。アロマテラピーのベテランのひとが書いたものだ。精油は雑貨品扱いでも輸入されていますが、これを化粧品配合に使えば化粧品として扱われます。医学的効果・効能を標榜して広告したときは、精油は医薬品としてみなされます。たとえば、心が落ち着き、リラックス効果のあるラベンダーを毎日トリートメントしてください、という広告を出したときはラベンダー精油は医薬品としてみなされます。許可なく販売したり貯蔵したりするので薬事法違反になります。この点でアロマテラピーサロンではほとんどが薬事法・医師法違反になるでしょうか。手作り化粧品を自分で使うときも化粧品になります。健康被害があれば自業自得ということになります。自己責任ということで、他人に譲渡してはいけません。無認可製造の化粧品の譲渡は薬事法違反です。アロマテラピーインストラクターやテラピストはほとんどが薬事法違反行為を繰り返しているので、法律に無知ではないと仕事はできないでしょう。その点でアナーキストの集団で怖いものがあります。

 

記事内容=====

業の許可のないものが、これらのものを製作して、販売することは禁止されています。

しかし、「精油」は、「雑貨」扱いなので、

これを使った手作り化粧品を自分で使うことは規制を受けません。

その際は ”自己責任” ということが重要になってきます。

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東ヨーロッパのブルガリアはバラの産地だ。日本でもバラは人気の植物だ。日本ではバラが庭に植えられている家はみられないのは残念だ。かつての東京では、家の塀にバラが這っていた。バラのとげで泥棒が入ってこないようにしていた。

最近の日本ではアロマテラピーが人気でバラを素材にした精油が日本に入ってきている。ローズ・アブソリュートはブルガリア産だ。日本での生産はない。精油は少量で高価だ。付加価値の高い製品だ。ブルガリアやクロアチアではアロマテラピーで使う精油の生産が多い。フランスやスペインも精油の産地だ。バラの輸出はブルガリアが圧倒的に多い。気候や土壌が適しているようだ。東ヨーロッパは共産圏だったので農業が残っている。農業で生活しているようだ。

アロマテラピーの言葉は医療を意味しているので日本では問題になっている。しかし精油を使う文化は残るし発展するだろう。伝統医療は家庭内で行うのだが、日本ではビジネスにして医療行為的になってしまった。是正されるでしょう。

精油には医学的効果がある。それを利用すると人間の生活が豊かになる。薬事法や医師法違反にならないアロマテラピーはできるだろうか。



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アロマテラピーサロンはどこの駅前にもある。そこでは、精油を植物油に希釈はするものの、体の皮膚面に塗布します。皮膚吸収して血中に入るという。男子禁制というから興味をもつ。

日本では血中に吸収されるものは医薬品に限定されている。また、それは医療行為になる。注射するのとかわらない。注射ほど大量に薬物は体内に入らないが、法律では投与量について言及していない。

日本の法律では精油の使用についての認可基準はない。どのような品質の精油が使われているか規制はない。お客さんは大丈夫か。

日本は米国基準 GRAS をとり入れるしかないのか。一部の業者はフランスの医薬品認可の精油を日本に雑貨で輸入しているという。品質確認はなされていない。この手のものがアロマテラピーサロンで使われているのか。健康被害も出ているがサロンに保障能力はない。アロマテラピーサロンはビジネスにならないと思う。法律的根拠がない。業界団体は単なる資格団体にすぎない。アーユルベーダーと一体化してきた。怪しげな雰囲気になってきた。薫香を焚いて瞑想でもしているのか。



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精油の価格が二極分化してきた。品質管理のよい精油は割高だ。品質管理にコストがかかる。インターネット通販は価格が安いが品質管理に問題がある。精油の価格が変動してきた。高級な場所の店舗の精油は品質を高くして価格が高い。価格が高くないとやっていけない。天然精油といってもどのように証明するのか。成分表は微量成分まで特定化しているのか。

ローズマリーシネオールであれば、1,8-cineole が50%以上は含まれる。それでまがい物は成分表に疑いがでる。成分表は確かだろうか。公的期間の立ち入り検査はないので疑問は残る。成分表の添付のないものは、内容成分の保障がない。なにが入っているかわからない。そのようなものを買うだろうか。



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アロマテラピーでは精油が使われている。しかし日本では医薬品ではない。雑貨品でガスライターのガスのようなものだ。単なる危険物質なのだ。

精油には百種類の化学成分が含まれているという。正確に何種類かもわかっていない。このように、精油の中のすべての化学成分を特定しないと医薬品としては承認されない。精油は皮膚から吸収させる経路をとるのか。どの程度吸収されるかも精密に解析する必要がある。医学的効果が発現する程度に皮膚吸収するのか。体内に吸収されると代謝を受ける。代謝物の構造を特定する必要がある。

血中濃度解析も行う必要がある。最大血中濃度に達するのに何時間かかるのか。消失に何時間かかるのか。1日用量も決定する必要がある。

精油は一定の品質で供給されるのか。コンスタントに供給されるのか。供給体制が完備していないと医薬品として承認されない。少なくとも GMP 基準の工場設備をもつ必要がある。数百人規模の臨床試験で有効性が評価されないとだめだ。

精油は千年前に開発された水蒸気蒸留法がいまだに最先端の方法だ。アラビアンナイトの時代の方法で製造されている。

売られている精油の品質管理が急務になっている。精油に何が含まれているか、日本では内容成分は検査されていない。税関では危険物質として扱われているだけだ。消防法の検査対象になっている。精油は空気酸化で劣化して爆発事故が多い。当然に健康被害の危険物質でもある。アレルゲンも多いといわれる。

日本の行政機関で医薬品として承認されないと、医薬品として輸入できない。それで雑貨品としてこっそり輸入されている。アロマテラピストの責任を問うより教育体制ができているのか。ひとの体に塗布しているという。セラピーと呼んでいる。アロマテラピストとやぶ医者はどちらが悪いのか。



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