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植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




精油の広告について楽天のサイトでは薬事法違反記事が多いのですが、Yahoo では薬事法厳格考査をしているようだ。下の記事は2004年のブログ記事の冒頭です。雑貨品扱いの精油では医薬品として誤認を与えるような広告はできません。たとえば、ラベンダーでリラックスできます、という広告は出せません。健康食品でもYahooサイトはまじめにやっています。サイトの品位を高める上で必要なことです。アロマテラピーには法律はないといわれますが、実は多くの関連法規・法律があるのです。精油の医薬品的効果・効能を標榜したときは薬事法で規制されます。アロマテラピーサロンやスクールで、ラベンダーをリラックス効果の精油として販売していると薬事法違反になります。ほとんどのアロマテラピースクールは薬事法違反になるのではないでしょうか。いずれは、行政の立ち入り検査があると思います。Yahooでは広告を出せないので営業的にはマイナスです。摘発を恐れてのサービス業はやくざのしのぎになってしまいます。アロマテラピストは裏家業になっています。薬事監視員がアロマテラピーサロンに入ってこないか、見張っているのですか。

 

-------------記事の冒頭部分のみ-------------

エッセンシャルオイルの通信販売サイトのサイトをYahooのスポンサーに申請中に、
私のサイトが薬事法の規制に引っかかる個所が数点あるということで、少し日本の薬事法について勉強してみました。

イギリスではアロマセラピーの有効性がかなりエビデンスベースで展開されているのに対して、日本ではまだまだそこまで発展していないために、サイトでも表現によって違反になるということが分かりました。

その中で興味深い記事がありました。
日本におられるアロマセラピストの方はもうご存知の方もおられるかも知れませんね。
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アロマテラピーは医療の意味があります。精油を緩和に生体に吸収させて病気の治療を行おうとする伝統医療は現在に伝承されています。西洋の僧院医学に基礎をおいています。アジアでは本草学と呼ばれていました。所詮は草木から医薬品成分を探してきました。いまでも動物由来の医薬品は要注意になっています。

ただアロマテラピストは医師でもないのに医療活動を行っていると考えられています。医業を圧迫するところまではきていません。アロマテラピストを簡単にセラピストともいっています。近所の温泉のマッサージさんの募集に、セラピスト募集と書かれていました。ギョットしました。保健所に問い合わせる市民もいることでしょう。資格団体があって、アロノテラピストの資格を発行しているのです。スクールもあります。

最近ではアロマコロジーが注目されています。医療ではなく精油の心理的効果に注目しています。特に精油にこだわらず芳香剤で心理面を癒すことを目的としています。化粧品会社で発展しています。精油を現代の化学工業的に大量生産するには無理があります。外国輸入にたよりがちになります。モダンな考え方なので日本でも発展するでしょう。



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精油には百種類あるいは数百種類の化学成分が含まれるという。アレルゲンは微量に含まれていても人体には有害になることもあります。精油の包装箱についてくる成分表には代表的な化学成分名と濃度が書かれています。実際には数百種類の化学成分が含まれていて、微量に含まれているものは多数です。実はこのような微量成分が怖いのです。アロマテラピーでは植物油で薄めるものの血液循環に入る可能性があります。化粧品配合材料として化粧品の芳香剤に使われることもあります。

日本で成分表と言われているのは代表的な成分の濃度です。たとえば、ローズマリーシネオールでは、1,8-cineole 50% などと表示があります。微量成分の表示はありません。代表的な化学成分で健康の安全を予測することは出来ないのです。

外国ではアカデミックの研究テーマで精油の微量成分の構造解析が進んでいます。微量成分の生理活性まで薬効を研究しないと精油はアロマテラピーには使えないでしょう。テラピーは診療という意味です。フランスでは精密解析をしているようです。GC/MS データを顧客に添付する企業もあるようです。大方百種類ぐらいの成分の濃度が計測されています。植物成分にアレルギー性のひとはアロマテラピーを受けないほうがよいでしょう。パッチテストの励行は必要です。



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アロマテラピーはフランスで作られた造語ですが、確かにフランスではアロマテラピーは医師が行い、精油は薬局で販売される。精油は濃縮されているので、取り扱いは簡単ではない。

そのアロマテラピーはイギリスに渡り、美容的な手段になった。Beauty & Make Up になってしまった。そのときに、アロマテラピーの用語はそのままになっている。

そして、アロマテラピーは日本に伝わって癒しの手段になった。日本では用語の定義などにやかましい国だ。テラピーが医療行為を示すという意見がある。辞書をみれば書かれている。フランスの医薬品である精油を雑貨で輸入してアロマテラピーサロンを開業している医師ではないアロマセラピストがひとの肌に塗布しているという。危ないことが起きていると警告する医者もいる。行政は手が廻らないのだ。

その点でアロマコロジーは精油などの心理面での作用を応用している。もっぱら嗅覚を刺激する。血液に浸透することが少ないのだろう。ゼロとは言えない。日本のように医師でもないものがアロマテラピーをやると危ないことがあるのだが、その点でアロマコロジーは健全だ。

Aromatherapy vs. Aromacology といわれているが、医師法や薬事法による区別でもある。アロマテラピーは医師が行うのが筋だろうか。



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アロマテラピーはもともとは精油を傷口に塗って消毒的な効果があることがわかり、ヨーロッパで広まったものだ。それは、1937年以前のことです。経済不況のさなかで、医薬品もないころに、精油は貴重な「薬物」だったのです。この教訓を現在に生かそうという考えがアロマテラピーなのです。これはアロマテラピーの発祥のフランスの考え方です。精油はフランスでは今でも医薬品扱いで薬局で売られているのです。

しかし、その後、イギリスでは美容にアロマテラピーが利用されました。日本ではエステのようなものです。皮膚を若若しく保つのに精油と植物油のマッサージがよいのでしょう。

医療から出発したフランスのアロマテラピーの語源が日本に来たのですが、日本では社会制度がことなります。アロマテラピーはこの10年程度で文化的に流入しました。しかし、伝統医療としての経緯がありません。漢方医学のような歴史的土台はありませんでした。それで、伝統医療としてのアロマテラピーは認められませんでした。医者でも失業する時代になったので、医者の仕事を奪うようなアロマテラピー業務は認められなくなりました。

現在ではヒーリングと結びついて怪しげな雰囲気をかもし出しています。インドのアーユルベーダーと結びついています。行政は係わり合いを持ちたくないようだ。宗教団体と同じ状況になっています。

フランスでは医薬品扱いの精油を日本に雑貨扱いで輸入し、品質管理もせずにアロマテラピーサロンでマッサージで使われています。食品添加物を体に塗っているようなものでしょうか。行政の手が及ばない世界ですが、資格団体がありアロマテラピストの資格があるというので驚きました。



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アロマテラピーには問題がある。医師でもないものがテラピーはできない。法律で禁止しているのだ。

その点でアロマコロジーはきれいだ。バラの匂いを嗅いで喜んでいる。アロマテラピーはフランス人の造語にすぎない。それは、1937年のことだった。それ以前にアロマテラピーは完成していた。1937年以前の医療が重要な情報なのだ。

精油の化学を研究するアロマケミストリーは面白い。全員が化学者になるわけだ。化学者になるには学歴は必要ではない。アロマコロジーとアロマケミストリーが合体するのがよいのだろう。



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アロマテラピーを勉強しているひとは精油の化学がわからなくて困っているひとも多いと思います。初心者専用のワークショップを開きます。

アロマテラピーインストラクターの試験を受けるひとも多いと思います。テルペンやエステルや化学の用語が出てきますが、無理して暗記せずに素直に覚えることが大事です。将来的にアロマテラピーを仕事にする予定のひとは、この際考え直して体系的に勉強しましょう。

精油の化学の勉強は有機化学を体系的に理解することが必要です。体系的に理解していないと丸暗記になってしまい応用が利かないのです。

精油の化学は無理して暗記しようとすると複雑怪奇になってしまいます。体系的に覚えるようにしましょう。この3月下旬に都内の板橋区でワークショップを開催していますので、都合のよい日にお出でください。申し込み順で予約を確定します。



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アロマテラピーで用いる精油には多くの化学成分が含まれている。現代でも医薬品として用いられるものもある。基本骨格を見ていると化学の学校に入学したように思える。メダカの学校だ。学生のときに化学をまったく勉強しなかった人達も、精油の化学を勉強しているという。植物に含まれる化学物質が人間の生活を豊かにしてくれることは間違いない。まれに、覚醒効果のあるものは法律で使用が制限されている。

病気を治療する医薬品としては力不足ですが、ひとびとを健康にすることは間違いありません。精油の利用で人生が豊かになることは間違いありません。植物は動かず立っていますが精油で身を守っています。精油は植物の薬だったのです。人間はそれをもらっているのです。

精油は水蒸気蒸留法が千年前に開発されいまだに使われています。微量成分は未だに発見されていないものもあるという。外国の田舎の農家で蒸留され集められて日本などに輸出されている。雑貨品の扱いで流通しているという。これも驚きでした。



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アロマテラピーの精油は雑貨品です。あるいは食品添加物かもしれません。化粧品には芳香剤として配合されているかもしれません。

アロマテラピースクールでは、精油に医学的効果・効能があると教えられているようです。それらは臨床試験で科学的に証明されたものではありません。精油販売の広告に精油の効果・効能を標榜している場合があります。消費者の医療を受ける機会を失わせることもあります。そのときは、精油は医薬品とみなされるので薬事法違反になります。

広告を見なおしてください。チェック・リライトのサービスもあります。



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1,8-cineole シネオールは、分子式 C10H18O で、モノテルペンが酸化されたように見える。しかし、分子構造はモノテルペン環状エーテルです。有機化学ではオキサイドという命名はしません。この分子は環状のエーテル構造が特徴です。ローズマリー精油の特徴成分です。他の精油にも含まれています。エーテル系は芳香剤として使われます。このような環状エーテルは独特な物性をもっています。自然の冥利といえます。シネオールが多く含まれるケモタイプは、ローズマリー・シネオールとも呼ばれています。

精油の化学構造を立体的に描くとわかりやすくなります。普段は平面図に書かれているので立体構造を誤解する可能性があります。分子式からは確かにオキサイドのように見えますが、立体的に見るとエーテルなのです。これからは、アロマテラピー精油の化学も改訂する必要もあります。アロマテラピーでは間違った化学教育がなされている可能性もあります。

更に、精油の代謝にも注目してください。1,8-cineole は生体内で代謝されて水酸化物になります。この水酸化物が生理作用を発現しているかも知れません。

 

1,8-cineole

 



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困ったことに、健康食品であれほど騒いだのに、アロマテラピー精油の広告に薬事法違反表現が多いのはなぜか。町の書店に行ってアロマテラピーの資格試験のテキストブックを見てもらいたい。アロマテラピー精油の医学的効果・効能が親切に細かく説明されている。医学部や薬学部でも講義されていない。別に臨床試験で確認されたわけではない。特徴的なのは、その薬効・薬理の根拠となる文献がないのだ。何を根拠に、抗菌作用とか鎮痛作用と書かれているのだろうか。根拠になる臨床試験データも見つからない。このように、根も葉もないような生理作用が並べられている。医者が監修しているというか、文献的根拠も監修しているのか。

精油の薬理効果は認められない。根拠がないからだ。雑貨品や芳香剤として扱われているものは、効果・効能はないものとして扱われている。しかし、解説本を見るとことこまやかに精油の生理作用について書かれている。アロマテラピスト資格では、これを細かく記憶するという。

書物に書くのは言論の自由だ。天皇万歳とかプーチン首相万歳とか書ける。しかし薬事においては、広告において、根拠のない精油の薬理作用を書くことは許されない。医薬品として誤認されるおそれがあります。病人が買い求めることがあるからだ。

特別保健用食品や栄養機能食品はある程度の機能が標榜できる。健康増進法のおかげだ。それで健康食品はドラッグストアにおかれている。ドラッグストアにおかれていない精油に、多くの効果・効能が標榜されているが誰も精査するひともいない。アロマテラピストを名乗る人達がいる。医師でもないのに医療行為をやっているようだ。しかし、アロマテラピーは興味あります。人間は森林に生まれました。そして森林の恵みの精油が欲しいのです。



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精油には100種類ほどの有機化合物が含まれているといわれている。特徴成分といわれるものが50-70%も含まれている精油もある。精油の産地、ケモタイプで成分は異なり、化学成分の構造も変化しているという。

ローズマリー精油に含まれる 1,8-cineole は、オキサイドと呼ばれていたが、実はエーテルに分類される。エーテル類は芳香剤として使われるが、1,8-cineole は芳香剤としての用途がほとんどだ。

精油には生理活性があるが、多種の化学成分による相乗効果やクウェチング効果による結果により複雑な薬理効果を呈する。この薬理効果は現代の臨床試験で確かめられていないものが多い。

個々の有機化合物は合成されるが、それらを混合しても天然の精油はできないという。知られていない微量成分の作用が影響しているといわれている。

 



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アロマテラピーは精油を嗅いだり肌に塗ったりする。精油に含まれる化学成分が問題になる。エーテル、アルデヒドなどの種類もある。始めて化学に接するひとは見当がつかないと思う。わかりやすい教科書はないようだ。アロマテラピーの化学を理解するのに必要な部分をまとめた教科書はない。

大学で化学・薬学を学んだひとはアロマテラピーの化学はなんでもない。大学で勉強したことを思い出せばよい。教科書をチラッと読めば済むことだ。

ところが、最近では化学をまったく勉強していないひともいる。高校レベルの化学から、精油の化学に必要な事項をまとめた講座がないものか。



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アレルギー原因物質はアレルゲンと呼ばれています。アレルギー感作は個人差があります。そのために、アロマテラピーでは、パッチテストというアレルギー感作のテストをします。皮膚科医は治療の前にパッチテストをするといいます。

そもそも、精油に含まれているアレルゲンを精密分析する GC/MS 分析法があります。既に広まっている確立している手法です。日本では分析装置の製造会社もあります。価格的には高価なものです。

多くの精油製造所の精油中に含まれているアレルゲンが精密分析されています。精油には特徴成分といわれる多量に含まれている化合物がありますが、きわめて微量に含まれている化合物がアレルゲンになっています。このアレルゲンを製造中に取り除かないとアロマテラピーに使用できないことになります。

日本でも発売されている精油のロット番号ごとの品質管理においてアレルゲンの存在量が検出限界以下の微量であることが望ましいことです。消費者はアロマテラピー精油によるアレルゲンから身を守ることが必要です。精油から多くの恩恵を受けますが、精油に敏感な肌をもつひともいます。

いずれにしても、植物由来化学成分に感作があるひとは、精油利用においてパッチテストを実施してください。場合によっては、医師の診断をお受けください。



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アロマテラピーの精油は100%天然物だろうか。日本では輸入のときに品質管理をしていないので、外国の不良業者には「お客さん」 にされているようだ。消費者に販売されるので、最終的には消費者が騙されていることになる。出荷元で品質管理をやっていない国もあるようだ。

精油の品質管理にはガスクロマトグラフィー/質量分析計 (GC/MS) を使う。これで精油に含まれる成分の化学構造と濃度を計測できる。完全な方法ではないが化合物を特定できる。さらに詳細に同定するには NMR スペクトルも必要だ。これは日本でも高価な分析装置だ。また技術者の育成にも費用と時間がかかる。先進国では問題はないが開発途上国では用意ができないと思われる。日本には分析装置の製造会社も数社あるぐらい技術レベルは高い。精油の代謝物の解析にも GC/MS は使われている。

そのような精油が日本に輸入されて、更に国内業者でも品質管理をしない。それで、そのような精油が販売されて「手作り石鹸」 に配合されたり、アロマテラピーサロンで肌に塗布されているという。あるいは芳香浴で粘膜や肺胞から残留溶媒などが吸収されてしまう。まるで、シンナー遊びのようになってしまう。

合成物は特有の不純物が含まれている。それを特定することで天然物と合成物を見極めることができる。分析技術者の仕事になる。成分表程度の精度なら GC だけでやれるかもしれない。成分分析のために、ボトルの封を開けるが、それが惜しくて品質管理をやらない業者がいるという。そのために、ロットでかなり大量に輸入して販売しないと採算にのらないと思う。化粧品の品質管理は薬事関連法規で義務付けられている。怠ると業許可更新を認められない。行政の立ち入り検査もあり、また分析データは保存しなければならない。原則的にロット毎に行う。優良業者はロットごとの GC/MS データをウェブで公表している。



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