mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

チベット族の民族芸能を鑑賞

2011-06-09 08:32:57 | 旅行

運転手さんに「素晴らしいので是非観て帰るように!」と言われていたチベット族の歌や踊りを観たいと、九寨沟からの帰りに彼に教えて貰った劇場に足を運びますが、何とも不親切な対応でどうしたらよいのか分かりません。

ホテルに帰って夫が明日の手配の相談にフロントに出向いたところ、フロントの女性が全部段取りを付けてくれ無事チケットも手に入りました。

 

中国には沢山の少数民族が居て中国の少数民族、それぞれ独自の文化を形成し生活しています。
チベット族もその一つですが、私にはダライラマくらいの知識しかなく、これを機会に詳しく調てみました。
興味のある方はこちらからご覧下さい。 チベット族について。 チベットの風俗・習慣について。 

以前、丹東を旅行した時満州族の芸能を観に行きました。  
それは無料で見物できたのですが、今回は一人150元です。 どんなものなのか期待が湧いてきます。

入場券

 

 2 3 4
1;九寨沟藏谜大剧院の正面 2;時間が来るまで大きな柱に腰かけて休みます
3;7時きっかりに扉が開きました。 4;結構大きな劇場です。 受付には色んな出し物のポスターが貼ってあります。

 

 
私たちの席は1区の前から6列目の35号です。  
傍に素敵な衣装のに可愛い案内嬢が立っています。 

そう悪い席でもなさそうですが、中央の席はがら空きなのでいくらするのかと聞くと大きなホテルが押さえているようで、知らないと言います。
開演の7時半を過ぎたころには満席になりました。

 

 
会場から開演まで、舞台上では静かな音楽に乗って数人の男女が歩きながら中央の筒状の物を手で回しています。
時折男性が登場して、ほら貝のようなものを吹きました。(右)

 

日本で言う狂言回しのおばあさんが出てきて何か話し出しました。 よく分かれませんでしたが、これから演じるものの説明でしょうか?

 

 

おばあさんの話が終わると、突然客席の通路から音楽に乗って大勢の人たちが登場です。

そして皆さんもご存知の五体投地の方法で礼拝をしながら去っていきました。
お婆さんが連れているのは本物の山羊です。 これが所々でとても良い演技をして皆を湧かせました。

 



皮きりはギターのような楽器を弾きながらの若い男性の歌。 服装も決まっていて・・・思わずカッコイイ~!

    

長袖舞 長袖の衣装はチベット族の民族衣装です。  華麗な舞にうっとりです!


  

 裸麦(青稞)の刈り入れの踊り

 

 ハスの花の母(仏様のことでしょうか)

 
とても幻想てきな歌でした。

 

 
 牦牛(ヤク)の踊り  先ず男性が民族楽器の伴奏で歌を歌います

 
沢山のヤクが登場し踊り回ります。 多分色んな意味があったのでしょうが残念ながら分からず・・・。
写真右は1頭だけ外れて隅の方ですねています。  皆大笑い!

     



辞書で調べても電光掲示板の中国語の意味がよく理解できませんが、「打」が付いていることから推察して、皆で道普請か石壁を作っているのではないかと思います。

 

 電光掲示板には被っている帽子の説明が出ています

白い帽子
;甘粛甘南のもの  弓矢の帽子;チベットの日喀则のもの  三角の帽子;チベットの那曲のもの 
円盤型帽子;チベットの山南のもの  赤い帽子;青海康巴のもの  銀の器型の白い帽子;四川康巴のもの



最初に若い女性が舞台の下で機織りをしていました。  織り上がった反物を若者の腰に巻きながら二人で舞います。



赤い帽子の写真が見当たりませんね。  どれがどの地方の物かお分かりになりましたか?

 夏拉舞(寨塔地区民間舞)

余り意味のよく分からない踊りでした。

 

     

pageantoryでお分かりのように、上から舞い降りてくる雪の中で色んな服装をした男女が歌いながら舞います。

 

 輪廻の夢   

狂言回しのお婆さんが極寒の中を彷徨いながら連れている山羊をかばって自分は凍死してしまう。
周りの者は彼女を手厚く葬り、仏様は彼女を優しく天国へ迎え入れる。

 

彼女の死でこの物語は終わりです。 チベット族の宗教、芸能、風俗、習慣などが全て織り込まれた素晴らしいエンターテイメントだったと思います。

 

フィナーレ

彼らは観客が席を立ち、去っていくまで舞台の上からに送っていてくれました。

とても感動的な藏谜でした!

 


明日は早朝のバスで成都へ移動します。


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