昨日、夕食を食べている所に、中国人友人の学生から電話があり、部屋を訪ねても好いかと言う
勿論、好いと返事をした
彼女はビニール袋に入った御飯とおかずをぶら下げてきていて・・そのまま食べると言う
遠慮?する彼女のご飯を無理やりお皿に移して食べて貰った
多分学生食堂から買って持ってきた物だと思うが・・中国ではテイクアウトの時、食べ物を直にビニール袋に入れる
青島に来て、ビニール袋にビールを入れて下げている人を見た時には特別驚いた
もう大分慣れてきたが・・やはり御飯類はまだ嫌な感じがする
彼女とはそんなに長い付き合いでも、深い付き合いでもないのだが・・・
何か問題が起こると、私たち夫婦を思い出すらしい
昨夜も初めは食事をしながら取り留めのない話をしていたが
時間も遅くなり、もう帰した方が良いのではないかと思いだいた頃に・・彼女は問題を持ち出した
以前から私たちも「多感な時代を6人~8人部屋で共同生活をするのは大変だろう」と話していたが
彼女の問題も室友shiyou(同室の学生)との出来事だった
詳しい内容は話すことはできないが
一人の友人とトラブルが生じてどうしたものかと悩んでいるらしかった
私たちも、彼女はとても正義感が強い女性だと感じていたので・・彼女の言いたいことは十分理解できた
しかし、その事で生じた問題をいくら言い立てても・・相手には通じないだろう
とても悲しいことだが・・女性にありがちな自分本位な考え方が中国人は特に強いのだ
私たちは彼女にそんな問題は社会に出れは嫌でも降りかかってくることで・・
言い訳がましいことをすると、益々事は大きくなるばかりだと、説き
悔しいかもしれないが、好い経験をしたと思って・・好い経験をさせてくれた、相手に感謝するように勧めた
当然、彼女には承服しがたい事である
夫も聖書の言葉を引用し、「許しなさい!」と勧める
「咎めるな!裁くな!赦せ!」はキリスト教の教えであるが・・
私は別の宗教を勉強をしている時に・・「赦せなかったら、忘れなさい! 時が解決してくれるでしょう!」と言う言葉に出遭った
私も若い時は正義感が強く、許せないことに沢山出会って来た
今だから分かることだが、正義を振りかざし・・「是非を問い続けた・・」行為の何と虚しかった事か
彼女にも例を上げてそれを説明した・・頭では理解できたようだったが、まだ感情の整理がつかない
一旦、他人に喋ったことで、益々悔しさが増してきたようだった
話しをしている間にも、彼女の帰りが遅いことを気遣った室友から何度か電話がかかって来た
しかし、私は話している内に彼女の顔に明るさが戻って来たような気がした
彼女は門限の時間になるまで私たちの部屋に居て・・「宿舎に帰りなくないよ!」と言いながら帰って行った
私たちがかいけつn方法伝授する事は到底できない・・きっと彼女は自分で解決することだろう
夫も「又、何かあったら私たちにしゃべりに来たらいい!」と、彼女を送り出した
私は彼女の混乱した思いを解きほぐして整理する手伝いくらいはできたのではないかと思っている