大好きな「阿波踊り」は台風の影響でLさんの来日が遅れ、残念ながら見物に行くことができませんでした。
日本の祭りはお盆までに殆ど終わってしまい、近くでは熊本の「山鹿灯篭祭り」だけが見物可能な祭りです。
以前、バスツアーで出かけ思いのほか幻想的な踊りに魅せられていました。
夫の故郷は大分の中津町に近い福岡の田舎町です。
歳を取るにつれて、高校や大学時代の友人より小学生時代の幼馴染の方が懐かしくなってくるようでした。
ずっと故郷で生活し続けているSさんを中心に、夏休み帰郷をしている東京在住のTさん、埼玉在住のHさんと山鹿に向かう前に中津で一緒に昼食をとることになりました。
若いLさんを除いて皆同じ歳です、それにしても皆さんお若いですね!
山鹿までは娘と夫が交代で運転していきます。
車はレンタカーでトヨタのプリウス。 ハイブリッドカーの運転は初めてと、娘は大喜びです。
案じていたお天気は・・・最近流行りのゲリラ豪雨?で山鹿に着くまで激しい雨です・・・開催が危ぶまれます。
開催を待つ間、資料館の見学をします。
あの灯篭はぜんぶ紙でできているそうで、他にも色んな緻密な工作物が展示されていました。
どなたの作でしょうか? 灯篭を頭にした女性の絵が素敵です!
足湯を見つけ、私は一人でのんびり足湯に浸かって待ちます。(夫たちは千人踊りの会場を探しにいきました)
私がお湯に浸かっている間に沢山の人たちが出たり入ったり・・・中に浴衣姿のカップルがいました。
「いいなぁ!」 お二人にお断りして、はい、パチリ!
雨の為に最初のプログラムは中止になりましたが、小学校のグランドでの「千人踊り」は行われるとの事で会場に急ぎます。
途中子供たちが嬉しそうに神輿を用意していました。
いよいよ始まりです。 先ず、子供たちが太鼓を打ちながら会場を回ります。
次は子供神輿の登場! 各地域の子供たちが工夫を凝らして作った神輿を担いで回ります。
可愛い女の子たちが保存会の方々と一緒にとても上手に踊ります。
皆、将来はきっと素敵な踊り手さんになりますね!
最後は各地域の踊り手千人で踊ります。 踊りはとてもゆっくり、掛け声の「ヨヘホ~、ヨヘホ~」と共に優雅に踊ります。
踊り初めは雨を警戒して透明のビニール袋を灯篭にかぶせていましたが、途中から取って踊ってくれました。
灯篭の灯りがとても幻想的です。
以前見物した時は、街の狭い路地を踊りながら流しているのを観ました。
千人踊りも壮観ですが、あの時の儚げな風情が忘れられません。
今回は雨にたたられて、本来の踊りを味わえなかったのは残念ですが、千人踊りの間だけ雨がしっかり止んでいてくれたのには感謝でした。
中国にもお祭りは沢山ありますが、日本の祭りとは全く違います。
Lさんは日本の祭りをどう感じたのでしょうか?