goo blog サービス終了のお知らせ 

ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

さても さても うららかな 春の海のごとく
のたのたと まったりと ふんわり ゆったり

うるうる亭のおばけ話に激しい雨が降る。

2013-08-25 23:05:26 | ステージ

ボブ・ディランの1976年「HARD RAIN」 TVライブDVDを注文するも、同内容プラス日本で放映された訳詞字幕付き映像を偶然見つけてしまった。この人の歌はやはり歌詞の内容がわかるものだとより楽しめますです。
たしか75年に出た「欲望」の一曲目「ハリケーン」は人種差別による冤罪で終身刑となった黒人ボクサーを題材にしているんですな。(ルービン・カーター事件
 のちに映画化されました。)洪水のような弾丸のような言葉、声やら古いウエスタン映画を思わせる乾ききった音がやけに新鮮でしたな。「風に吹かれて」「ライク・ア・ローリングストーン」などの頃のボブ・ディランはよくわかりませんが「欲望」~「ローリングサンダー・レビューツアー」~映画「ラスト・ワルツ」の頃までが強烈で78年に来日しますが、その頃にはもう興味を失ってました。

やまびこ座にて、うるうる亭の『夏だ! こわいぞ おばけ話』を観る。
北本さんの演目「赤いろうそくと人魚」に思わず鳥肌が立ってしまった。スクリーンに大写しになっていたあの絵。赤いろーそくの炎が風に流され大きく横流れになっている。なんとなく昔見た杉浦日向子サンの漫画、「百物語」を思わせる絵でした。演者の方々には申し訳ないが、絵のインパクトがすごくて引き込まれてしまい語りもギターの音もスクリーンから聞こえてくるほどに魅入られてしまった。渾然一体となったこれが狙いならば、見事にはめられました。