
細うで繁盛記 新珠三千代
仕事だったり道楽だったりで使っている音声編集ソフトとプラグインエフェクトの使用方法の防備録でございますが、このたびひさしぶりにアナログLPレコードのCD化でございます。
なんせレコードプレーヤーはほんとに久しぶりに扱うもので使い方をすっかり忘れています。
引っ張り出してアンプにつなげてまでは何とかなるんですが、ここからなんですなあ。
まずプレーヤーの設置です。水平とったり、アームの調整、針圧の調整、でもってルーペで針先の確認です。
ターンテーブルゴムマットの洗浄と静電気除去、慣らし運転。これらをひとつひとつ詰めていくことでかなり音が変わってきます。
でレコードでございます。どんな新品でも中古でも買ったらまず水洗い。場合によっては中性洗剤を使って洗います。ファイバークロスで水を吸い取って乾燥。
これでかなりパチパチノイズが消えます。
この段階でノイズ元を殺しておくと後の作業が楽でございます。
さてPCに取り込みが済んでいよいよ編集。まずはノイズ殺し。レコードなモンであるわあるわ、クリップ&クラック、で傷による音割れです。ボーカルの「さ行」が歪んでいてやたらと目立つ。
今回はこれをピンポイントで解決する工夫をなんとかひねり出したので忘れないうちにかいとこう。
問題箇所のリージョン切り。
ファイルをコピー
コピーファイルにてノイズリダクションソフトでさ行がまともになるように調整。
調整された問題箇所のコピーを元ファイルの問題箇所に特殊(MIX)ペースト。これはコピー元ファイルとコピー先ファイルのバランスを調整できるのでありがたいです。
コピー&ペーストするファイルの長さが完全に合わないとファイルの前後でクリップしやすい。
編集ソフトによっては新たにトラックを増やせてミックスできるものもありますが,
MTRものだと多くのウインドウをとっかえひっかえとなるのでめんどいです。
あからさまな針ノイズなどはこの段階で処理。
NR(ノイズリダクション)。曲中とエンディングでスレッショルドを変える。フェードアウトのときに同じセッティングだととんでもなく音色が変わる。
マキシマイザーなどマスタリング系のレベル稼ぎソフトでレベル調整。
などとまあいろいろ書いてきましたが
最近は近所のホームセンターでもSDやらテープやらUSBメモリやらに、おもひでのレコード、カセットテープを録音して手軽にCDに焼けるものが販売中でございます。