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ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

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ひきつづきギター小ネタ 哀愁の釣り糸 フロロカーボン

2010-03-02 12:38:58 | 音楽一般
先日、弦を買いにとある楽器屋サンにいった。
せっかくだから面白そうな楽器やら機材やらいろいろいじりまわる。
 
クラシックギターコーナーに行くと 壁のハンガーに値札ついて無造作にぶら下がっている楽器がいくつかあった。ここのお店にはショーケースがない。
ちょっと目を引いたのが お値段400,000円超えのクラシックギター。
なんだかよくわからないメーカーのものだった。

このくらいの値段のものとなると それほどディープな専門店ではないにしろ
一応、ショーケースに入れて湿度、温度の管理もしていてもよさげなものだとおもうが。扱いは2~3万の楽器と同じく首吊り状態だった。

どんなもんかと早速試し弾きをさせてもらう 
弦高が異常に高い。よくみると弦も汚れている。ネックは案の定、かなり順反りというか、波打っている。
こうなると音よりも造りに興味が湧いてきてよーく見ると表板とブリッジを貼り付けているタイトボンドのはみ出しがある。

内部を見ると力木にもボンドのはみ出し。ブリッジをさらによく見るとほんのわずかながら隙間があるではないか。
 ヤバイ。この状態で駒が飛んで自分のせいにされちゃかなわん。

早々に戻して、このメーカーのことをいろいろ聞いてみたところ「最近入ってきたスペインのメーカー」らしい。
.
....間違いねえ。これはmade in chinaのラベル張替え品だ。........

それにしてもこれで40万とは。ふっかけてくるもんだなあ。
4千円でもいらんわ。

弄り回している中出幸雄NO30用のサドル材も購入して加工。早速弦を張る。
なーんかやっぱり3弦がぼやける。そこで一念発起。近所のつぶれそうな釣具屋(店舗の半分がなぜかメガネ屋になっていた。)でフロロカーボン100%の釣り糸20号50mを購入。これを3弦にする。
開けてびっくり、なんと1弦と太さがどっこいどっこいではないか。
2弦よっか細い。だが買ってしまったからしょうがない。
いちおう張ってみるとぼやけのないシャキッとした音にはなる。

釣り糸を弦として使うのはわりと昔からの定番だったそうで
現在でも釣り糸メーカーがOEMとして製造しているという。
でもあんまり1.2.3弦は切れないからたくさんあってもなあ。


弦 久しぶりのギター小ネタ

2010-02-27 02:59:41 | 音楽一般
いま手元にあるクラシックギターの改造にはまっている。中出幸雄氏のNO.30
1987というやつで、自分の持ってる楽器の中ではおそらく最上質なやつです。
自分にはちょっと弦高が高いので、ありあわせの牛骨サドルを削りだして作ってみた。もともとついていたサドルを見ると、底面がやはりメガネ橋状に削りを入れてある。これを丸ヤスリなしでつくるのは難しい。でもない物はない。鉄工用のドリルを使った。
もともと張ってあった弦が多分オーガスチンの青(だとおもう)けっこうテンションがきつい。だが音量はあるのでしばらく弾いていたが妙なことを発見してしまった。12Fのハーモニクスと実音のピッチが合わないのだ。まあクラシックギターは大なり小なりオクターブピッチの問題は抱えているとはいうものの、4弦がこれまたシャレにならんぐらいちがう。約1/4音ちかく実音が高い。
見たところ弦もヘタってなくて、ネックの反りもない。となると、弦長の問題かしら?と サドルと弦接点を削りなおしたり、牛骨材を削ってナット側の弦接点を調整してなんとか許容範囲には収まったものの、やはり狂いはわかる。

こうなってくるともう素人工作の範囲を超えてしまうのでやはりプロにお任せするしかないのだがお金が.........。

弦の張りがきついのと、サドルの弦接点をぎりぎりまでボトム側に寄せて削ってるもんで弦接点が鋭角なのとで かぼそい4弦は巻き線が切れてヤバイ状態になっている。しゃあないから予備のお古弦(張り替えたときのお古。貧乏性なのと、貧乏なのとで洗剤で洗いながらのリサイクルで使っている。)を張ってみた。
音程を合わせて例の12Fを聞いてみると.......さらに......と、思いきや。

問題なし。全っ然問題なし。 なんじゃそりゃ。ちなみに手を加えたところを全部無しにしてどノーマルでも問題なし。弦はどこにでもあるプロアルテのノーマルテンションのやつ。いや いや 弦かい。
てなオチがついたところで明日買ってこよう。

いろいろネットでギターがらみのネタを漁っているうち「Ruben Diaz」というフラメンコギター弾きのサイトがあった。
この人のギターがまた変わっていて、サウンドホール(のような穴)が
側板にも空いている。ギターを構えると弾き手に向かって穴が開いてるのだ。
どこのなんと言う楽器なのだろう?また何のためにそうしてあるのかいろいろ調べたがわからない。ご存知の方が居ましたらご一報ください。

加えて、この人のサイトにはギタービデオレッスンの動画があって、初心者向けに弦の張り方の動画もある。面白いのがペグへの巻き付け方で6弦と4弦を通常とは逆に巻いている。ヘッド側から6弦、5弦、4弦の順になっているのだ。
英語で解説しているので細かいとこまではわからないが、どうやら弦の太さとテンションに関係があるらしい。さっそくパクッてみると6弦の音の伸びが少し良くなったような気がした。
 
まあ音はさておき、この巻き方。貧乏な貧乏性の自分としてはほとんど「神の福音」です。自分のギターはどれもこれも4弦がよく切れる。しかも、ブリッジ側から切れる。そのたび、ペグをゆるめて弦を出してブリッジに巻きなおして張るのだが、やりすぎるとペグの位置がいちばん遠くにあるもんで弦が最悪ブリッジまで数ミリ届かないという痛恨の場合がある。
いちばん近い6弦側のペグだと距離が短い分、張りなおしの回数を稼げるというもの。ありがたや ありがたや。



いろんな趣向があるもんですが、破壊専用ギターですって

2010-02-21 00:02:09 | 音楽一般
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1116672&media_id=54
「破壊後のギターを返送すれば使用可能なパーツを再利用し、徹底的にリサイクルする」と、“破壊と再生”の心で“ロックファンの夢”に応える。

そういうパフォーマンスをする人もいるんだろうがなんか「......」ですな。
メジャーなバンドがテレビ出演してこういうパフォーマンスをするときは
「これは破壊専用ギターです」と テロップが入るんだろうか。
それで本人が怪我するだけなら自業自得で結構なのだが、お客さんに怪我させたり、ライブ会場の設備を損傷したり、現地スタッフが手配したアンプを壊したりした場合、誰がどう責任を取るのだろう。特にアマチュアのバンドの場合、責任の所在があいまいな場合が多く、擦り付け合いの挙句、うやむやになることも多い。
「悪気は無かった」「つい勢いで」と自分の行為は弁明するが、その結果生じた損害については「ライブだから」と意味不明の責任逃れをしてくるアホな連中もいる。「ライブ」というのは、そういう連中の発散の場所ではないと思うが。

後ろにしっかりしたバックアップ体制があるからこそ、こういう派手なパフォーマンスができるということを肝に銘じていただきたい。意図があって破壊パフォーマンスをする場合、壊すのは自分の責任で自分の体、自分の楽器、自分の機材だけにしていただきたい。それができなきゃ止めてくれ。

Light My Fire

2010-01-14 23:07:15 | 音楽一般
The Doors - Light My Fire

んーどうもこれに代わる、あるいはこれに匹敵する雰囲気をもった曲には
いまだにお目にかからん。ドアーズと聞くと昔観た「白髪小僧」という劇団のことが思い出される。ほぼ日本中テントを持ってまわっていた劇団で何度か江別にも来た。はじめて観た芝居の題名が「知覚の扉」。偶然(だとおもうが)ドアーズのバンド名の由来がオルダス・ハクスリーの同名の著作から付けたものだと昨日知った。



改造

2010-01-11 18:18:21 | 音楽一般
さて 久しぶりに人前でギターを弾くことになりそうなんで 楽器と本人の調整を始めている。
まずは久しぶりにいじるもんだから楽器のお掃除。
まず弦をはずして空拭き。「しつこい汚れに」とばかりに昔マジックリンを使ってしまいえらい目にあったことがある
指板の汚れを取るつもりが汚れどころか塗装までおちてしまった。
黒檀の指板といわれていたのに、ただ黒塗装をしただけというのがバレバレになってしまってずっこけたことがある。

さて弦をはずしたところで、弦を通す穴のヘタリ具合をみる。
長いこと弦を張っていると、この穴の上部に弦が食い込んでしまいサドルと弦の角度が甘くなる。結果、弦テンションが落ちて音が変わるといわれている。
これを解決するために「スーパーチップ」なるものがある。購入して使ったこともあるが楽器によっては効果もある。ただ値段が.....

そこで一念発起。もともと空いている穴の横にもひとつ穴を開けて2ホールにしてみた。あるギター弾きさんのサイトを参考に
工具を自作。意外と簡単に空く。
弦を張ってみるとまあテンションがきついこと ナイロン弦側が顕著ですわ。テンションが変わった分たしかに音もはっきりしてくるのだけど
「ほんとか?」というくらい、押さえるのがきつくなる。ま しばらくロクに楽器に触っていなかったせいもあるんだろうが。
いましばらくこれで使ってみよう。