5.25 衆議院文部科学委員会 下村博文議員(自民)の質問
下村博文 衆議院 文部科学委員会 2011年5月25日
今日は紹介したくなる国会質疑が数多くありましたので、連投させていただきます。
2020年オリンピック招致の話と東日本大震災での自衛隊の活動を教科書に
詳しく書いてはどうかという話の後、38分から学校の放射線の話になります。
世間から少し注目され出した福島の学校の線量基準の問題ですが、文科省は相変わらず
自分から動く気はないようです。
いつまでたっても"検討する""取り組んで行きたいと思っている"を繰り返すばかり。
放射線物質が付着した廃棄物処理方法も"検討中"だし、賠償についても、これから検討する。
子供たちの健康よりも"金をかけない"ことを優先させているのか、
日本を崩壊させようとしているのかのどちらかでしょう。
以下はテキトウな文字起こしです。
下村 6市村が独自に6億円かけて表土の除去作業を始めている。
文科省の定めた20ミリという基準が信用されていないということ。
文科省は自治体が独自に決めている基準をどれぐらい把握しているのか?
高木 郡山市では地表から1cmの放射線量が小中学校で3.8マイクロ/時以上、
保育所等で3.0マイクロ以上
5月16日時点では小学校、保育所で1.5マイクロ、中学校で2.0マイクロ以上
という基準を定めている。その他・・・。
文科省は毎時3.8マイクロ未満であれば通常の活動ができるという基準。
専門家の意見を聞いて暫定的に基準を決めさせていただいた。
下村 暫定だというが、見直しはいつごろ行なう予定だ?
高木 一回決めるとくるくる変えるわけにはいかない。夏休み終了までを目処にしたい。
下村 政府として除染する気はあるか。
高木 3.8マイクロを超えるところ、なかなか下がらないところは表土の除去を含めて
何らかの対応が必要だと思っていた。gdgd・・・。
線量を下げる助言はこれからも行なっていきたいと考えている。
(結局、自分から何かしようとは思っていないじゃないか)
下村 事故が発生してから2ヶ月以上も経っているのに廃棄物の処理方法はまだ協議中。
いつごろ決まるんだ。
高木 速やかに結論を出さなくてはいけない。そのための努力をしている。
下村 費用はどうする。
高木 どのようなことができるか国としても考えていかなければいけないと思っている。
下村 これは賠償の対象になるのか。
ササキ 指針が出ていないから対象になるかどうかは分からない。
下村 指針も賠償もどうなるか示せないのなら、日本は無政府状態だ。
〔当ブログの過去記事・・・文科省前での抗議の模様はこちら〕
「風評被害」報道の被害者は福島の子供たち (参院 森まさこ110523)2011-05-25 00:37:25
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/4cc7659783c5bf1496fde6a86663ad9a
下村博文 衆議院 文部科学委員会 2011年5月25日
今日は紹介したくなる国会質疑が数多くありましたので、連投させていただきます。
2020年オリンピック招致の話と東日本大震災での自衛隊の活動を教科書に
詳しく書いてはどうかという話の後、38分から学校の放射線の話になります。
世間から少し注目され出した福島の学校の線量基準の問題ですが、文科省は相変わらず
自分から動く気はないようです。
いつまでたっても"検討する""取り組んで行きたいと思っている"を繰り返すばかり。
放射線物質が付着した廃棄物処理方法も"検討中"だし、賠償についても、これから検討する。
子供たちの健康よりも"金をかけない"ことを優先させているのか、
日本を崩壊させようとしているのかのどちらかでしょう。
以下はテキトウな文字起こしです。
下村 6市村が独自に6億円かけて表土の除去作業を始めている。
文科省の定めた20ミリという基準が信用されていないということ。
文科省は自治体が独自に決めている基準をどれぐらい把握しているのか?
高木 郡山市では地表から1cmの放射線量が小中学校で3.8マイクロ/時以上、
保育所等で3.0マイクロ以上
5月16日時点では小学校、保育所で1.5マイクロ、中学校で2.0マイクロ以上
という基準を定めている。その他・・・。
文科省は毎時3.8マイクロ未満であれば通常の活動ができるという基準。
専門家の意見を聞いて暫定的に基準を決めさせていただいた。
下村 暫定だというが、見直しはいつごろ行なう予定だ?
高木 一回決めるとくるくる変えるわけにはいかない。夏休み終了までを目処にしたい。
下村 政府として除染する気はあるか。
高木 3.8マイクロを超えるところ、なかなか下がらないところは表土の除去を含めて
何らかの対応が必要だと思っていた。gdgd・・・。
線量を下げる助言はこれからも行なっていきたいと考えている。
(結局、自分から何かしようとは思っていないじゃないか)
下村 事故が発生してから2ヶ月以上も経っているのに廃棄物の処理方法はまだ協議中。
いつごろ決まるんだ。
高木 速やかに結論を出さなくてはいけない。そのための努力をしている。
下村 費用はどうする。
高木 どのようなことができるか国としても考えていかなければいけないと思っている。
下村 これは賠償の対象になるのか。
ササキ 指針が出ていないから対象になるかどうかは分からない。
下村 指針も賠償もどうなるか示せないのなら、日本は無政府状態だ。
〔当ブログの過去記事・・・文科省前での抗議の模様はこちら〕
「風評被害」報道の被害者は福島の子供たち (参院 森まさこ110523)2011-05-25 00:37:25
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/4cc7659783c5bf1496fde6a86663ad9a
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政府は、こうした基準値の設定目的は戦力を投入すべき前線がどこかを明確にするためであり、前線では優勢が続いている、と主張するかもしれない。たとえ、前線に該当しないとされた地域の住民が、侵入してきた放射線という名の無慈悲な大部隊に一方的に蹂躙されていたとしても、である。
なぜなら、政府が自らの判断の誤りを認めない限り、その地域は激戦続く前線のはるか後方、敵部隊などどこにも存在しない「安全」な地域なのだから。
6市村で6億円しかかからない表土の除去もやらない。
テレビには食品の暫定基準の問題には絶対にふれさせず、風評被害でかき消そうとする政府。
今日もまた、汚染は広がっているんでしょうね。