候補者カーに欠かせないのは運転手とアナウンサーです。本当は運行を指揮する人が乗ればいいのですが、出来るだけ密を避けるため、座席の間にカーテンをつけ、4人で運行しています。おのずと運転手の責任が重くなります。運行スケジュールに従い、指定された場所に到着するようゆっくり時にはスピードあげ、街中での手を振っての声援を見つけるのも運転手、「ご声援」と声かけ、よびかけ中のアナウンサーも「お手を振ってのご声援、ありがとうございます」と。到着すると、プラスターやのぼり旗を出し、アナウンサーと一緒にプラスターをもちながら、手をふる。時間あれば、近くにビラを入れることも。候補者演説が終わると、宣伝物と旗をかたづけます。
Iさんは、今回はじめて専任運転手になってくれました。市内全域を熟知しているわけではありません。それだけに、スケジュール案を見て、これはと思うところを事前に下見し、カーナビに地点を挿入し、その日の運行に心がけています。
私は時々言葉を失うことがありました。安倍・菅政治の9年間の政治を振り返る中味で、岸田首相の「成長と分配」の言葉を紹介しますが、「成長」と言って、つぎの言葉が出てこない、すると離れて聞いていたIさんが「分配」と声かけてくれる。一度、学生応援の「学費授業料を半分に、入学金をゼロにして学生応援します」の入学金が出てこないときも、そっと「入学金」とフォローしてくれ助かりました。勿論、原稿は誰もみたことないけど、毎日、聞いている中で覚えて助けてくれています、感謝です。
アナウンサーは、多彩な原稿を紹介しながら、到着したら一人は演説の案内、もう一人は運転手と一緒に宣伝物準備、終わると同様に、一人は事前に車内にもどり、終了のお礼と政策の訴えに。多彩な政策を紹介するのも一苦労です。初めて方もいます。でもベテランのアナウンスを横で聞きながら、2回目3回目と繰り返すなかで上手に聴きやすくなります。若い方の声の伸びや元気、ベテランの雰囲気にあわせた口調の案内と参加した人それぞれの個性があります。仕事の合間みつけての参加もあり、早朝なら、夕方なら、など多くの方の協力を得ています。
毎日17-20ケ所での訴え。これに、候補者休憩時のアナウンサーによる流し宣伝のコース。運行スケジュール作成も大変です。参加したアナウンサーに情勢の特徴、政権交代の選挙の重要性を伝えながら、送りだす。乗員からの要望に応えた宣伝物と毛布、雨よけグッズなど準備、遊説終了からの備品入れ替えと準備など、宣伝カーがスムーズに運行するよう心を配っています。事務所スタッフのご苦労にも感謝です。
仲間に支えられ、元気に毎日、遊説に出れます。