「共産党がここまで自分を抑えての政府提案、これにはびっくりした、勿論賛成
だ」と宗教界の方々。「あんなに簡単に憲法解釈を変えるなんて、怖い。これはいつ
か来た道」「国民の声に耳かさんあの安倍政治、何とかならんのか」と安倍暴走をス
トップしてほしいと保守の方からも声がかかります。そして「野党がまとまらない」の声。
自民1強と言われるけど、実際
は?結党60年前は、自民党は有権者比44%だったが、70年代30%台になり1
昨年の総選挙では17%、3分の1に減りました。それでも国会で多数占めているの
は小選挙区制度のお陰。
戦争法、TPP、原発、沖縄、消費税など重要な課題では安倍政権支持は半分以下、
つまり民意と離れています。だから、与党に勝利するには、特に1人区で野党が協力
しないと勝てないし、勝てる。そのときは、この選挙区は**党で、別の選挙区は#
#党という、すみ分けでなく、きちんとした目標で一致して参加した政党や団体が力
を合わせて、頑張れば1プラス1は 2ではなく、3にも5にもなる、これが統一の
威力です。
今回、提案されているのは、戦争法廃止・立憲主義取り戻すの
一点で協力共同しようという、シンプルなもの。熊本県では、市民団体が要求して、
5つの野党が協力して無所属候補を擁立することに。その内容は、①集団的自衛権行
使容認の閣議決定の撤回②安保関連法の廃止③立憲主義を回復し民主主義まもる の
3点で最後まで貫くことを市民団体と野党の共通の思いにしたそうです。ぜひこんな
共同を実現したい。政党にはそれぞれの歴史があり、政策課題の違いもある。しかし
戦争を許すか否かの時に、好きだ嫌いだと言っておれない。政治の根本になる憲法に
もとづく政治を行う、戦争法廃止する これでまとまることが一番。
学者の会、シールズ、ママの会な
ど市民の皆さんが市民連合をつくり、野党共同せよとの声明を出しました。特に、野
党第1党・民主党が前向きに打開するよう呼びかけています。
「我々の目標は、安保関連法を廃止し、閣議決定を撤回し、立憲主義回復し、個人の
尊厳養護の政治の実現」「一致点が明確で説得力のある野党共闘が実現し、自公政権
と正面から対峙するという全国的な対決構造なければ野党は惨敗する」「単に候補者
を一本化し、票を足して固めれば与党候補の得票を上回るとは、幻想にすぎない」厳
しい指摘ですが、真剣です。