新年から地元紙で選挙区予定候補の記事が掲載されています。3日は私でした。昨
年12月20日すぎにインタビュー受けたものです。読まれた方も多いかと思いま
す。5年前の3.11の東日本震災を機に国民がこの国の行方をしっかり見つめはじ
め、そして若者がボランテイア活動などに積極参加している底流が昨年夏以降の大き
な運動の力になっているという確信、そして国民の民意と違う安倍政権の暴走を野党
がまとまって止める必要あるし、その可能性が十分ある時期の選挙だけにやりがいと
責任があると感じています。たった2ケ月弱ですが、JA、商工会はじめ地域経済を
支えておられる方々の日本の進路への危惧と共産党への期待を痛感しています。野党
の共同がどう実現するか不透明なときのインタビューでしたが、その実現に自分とし
ても努力を重ねたいと思っています。
この間の衆院選挙で紹介し訴え
た、金沢市内の高齢者の生活冬なのにストーブもつけず布団にくるまって暖をとる、
関節の痛みを湿布材でや和らげる。12月中旬にお邪魔した時、寝ておられるご主人
に会えませんでしたが、やっぱり玄関そばに使い捨ての湿布材がたまっていました。
紅白歌合戦で、三輪明宏さんが「ヨイトマケの唄」を歌いました。建設労働、日雇い
労働しながら生活を支えた母ちゃんの唄ですが、ある意味私たちの先輩たちが懸命に
なって働き日本を作り上げたきました。唄を聞きながら、その高齢者が要介護で特別
養護老人ホームに入居したけど、安倍政権の介護制度の改悪で、世帯分離の配慮がな
くなり、新たに月々7万円の利用料負担増、残るのは3万円、一日千円でどうな生活
送ればいいのか、ワシラ夫婦に早く死ねと言うのかと憤慨するご主人の言葉を思い出
しました。これが安倍政治だ。
雑誌「前衛2月号」での山家悠紀夫さんや、「経済2月号」は、アベノミクス第2弾
を批判し、日本経済の行方を分析していてとても勉強になります。
・15年7-9月のGDP速報は連続マイナス、後でプラスに修正したが、「成長の
勢いは弱く景気は足踏み状態」(日経)と評されるのに、政府は一貫して「ゆるやか
な回復基調」と強弁。現在の停滞は、輸出産業を中心に大企業が空前の利益を上げて
いるのに、景気は停滞という、戦後例をみない特異な停滞だと指摘。安倍内閣でGD
Pは伸びたように思ったけど、内実は消費税増税前の駆け込みや物価上昇のせいで、
安倍内閣3年近くで13兆円、0.9%伸びただけ、これは批判される民主政権時よ
り低い成長だそうです。
・企業は利益を上げても設備投資に回らず(将来への不確信?)、賃金にも回らず、
株主配当と内部留保(とうとう300兆円をはるかに)に回るだけ。求人は増え(完
全失業率低下)たのに実質賃金は15年4月まで連続24ケ月マイナス。(雇用で増
えたのは非正規雇用、だから平均賃金も下がる)
この上、国民には消費税10%への増税と社会保障削減(医療介護費の負担増)迫り
ながら、大企業には法人税の一段の減税、アメリカの要請にこたえ、軍事費5兆円の
最高水準。このあり方をなんとしても変えなくちゃ、 と思います。