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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

大臣や官房副長官の再稼働押し付け来福を許さない!緊急行動にご参加ください。ゆきんこ共同保育園総会。

2012年06月02日 | Weblog
■共同・・・・政府は1日、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に向けた安全規制体制の強化策を説明するため、2日で調整していた細野豪志原発事故担当相の福井県への派遣を延期した。

大阪市の橋下徹市長が求める期間限定の再稼働などに対する政府の対応が定まっていないとして、福井県の西川一誠知事が難色を示したためとみられる。

冷房で電力需要が急増する夏までにフル稼働させるには、ぎりぎりのタイミングを迎えているが、政府の思惑通りに手続きが進まないことで、再稼働の時期が不透明になる可能性がある。・・・・・・



   昨日は、この問題での情報収集や対応におわれました。地域訪問のなかでも原発再稼働やめて、の声が寄せられました。
地元のゆきんこ共同保育園の総会にも参加し、私は原発再稼働反対の立場と協力を訴えました。連絡会の奥出代表も訴えました。総会のなかでは保育新システムの問題なども語られました。

経済界の原発再稼働圧力に、政府とともに、関西広域連合も屈服した形ですが、「期間限定」などの再稼動では西川知事としては容認できません。
   しかし、関西がこのような「変則」をもちださざるをえなかったのは国民の再稼働反対のたたかいの反映でもあります。
   今回の一件でも、ますます安全抜きの便宜的な再稼動であることが浮き彫りになりました。許されません。

   いっそう国民県民の世論と運動を強めてがんばりましょう!

   福井県庁周辺ではつぎのような行動が企画されています。参加の輪を広げましょう。福島を繰り返すな、の思いでつながりましょう。

★今日は午前10時~午後5時まで 福井県庁前宣伝行動

★明日は、午後1時から福井市中央公園で緊急集会

★細野大臣来福、原子力安全専門委員会、県議会などが予想される4日~8日までは、福井県庁前で宣伝要請行動。9時~17時。

★17日 今なぜ再稼働?アクション  正午~ 福井市中央公園


以下、報道です。
■毎日・・・・大飯原発:再稼働問題 動き加速 「安全対策」注文、批判も /福井

 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題は、関西広域連合が条件付きながら容認の姿勢を示し、動きが加速している。手詰まり状態に不満を募らせていた県内の関係者から評価する声が上がる一方、批判的な意見も相次いだ。【佐藤慶、五十嵐和大、松野和生、柳楽未来、畠山哲郎、橘建吾】

 ■県
 政府の再稼働要請後、県は主に(1)電力消費地の理解について責任を持った対応(2)特別な安全監視体制(3)再稼働に向けた首相の明確な意思表示−−を政府に求めた。(1)は、細野豪志原発事故担当相が2度にわたり関西広域連合で理解を求め、30日に事実上、容認する姿勢が引き出された。(2)も、細野氏が同日の広域連合で表明。県は(1)と(2)について細野氏らからの説明を求めており、31日は日程調整に追われた。
 (3)について県は、野田首相が記者会見を開き、原発の必要性や安全対策の強化などについて国民に説明すべきだとしている。野田首相は30日、「私の責任で判断する」などと発言したが、県は不十分とみている模様だ。

 ■県議会
 西川一誠知事は、再稼働を判断する前に県議会の意見を聞く方針。自民党県政会の石川与三吉県議は、関西広域連合の容認姿勢を「慎重論を掲げても結局、電力不足で自らの首を絞めることになる。今後を考えた潔い判断だ」と評価。民主・みらい会長の野田富久県議は「『電気が必要でないなら、消費地のために動かす必要はない』という西川知事の発言を機に、関西の首長が軌道修正した印象だ」と話した。一方、共産党の佐藤正雄県議は「事故原因の究明もなされていないのに、事故を忘れたかのような『政治劇』。大飯原発の安全対策も進捗(しんちょく)しない中、野田政権が再稼働へ踏み出す決断をしたのは国民不在で安全無視」と批判した。

 ■嶺南市町
 おおい町の時岡忍町長は、県原子力安全専門委員会の報告書を検討し、再稼働を判断する方針。31日、「どんな見解を出すか、かたずをのんで待っている」と期待感を示した。敦賀市の河瀬一治市長は「国はもっと早く再稼働問題に取り組むべきだった。今後は安全性をしっかりと確認しながら、国が責任を持って進めてほしい」と注文を付け、小浜市の松崎晃治市長も「安全について、あらゆる対策を実施してもらいたい」と求めた。・・・・・・・・


大飯原発再稼働、明日にも細野大臣が福井に!?関西広域連合・4大臣会談でコメント。3日に緊急集会開催。

2012年06月01日 | Weblog
   今朝の福井新聞は、「政府は大飯原発再稼働に向け、細野原発担当相を6月2日にも福井県に派遣する方針を固めた」と1面で報じている!ネット上では、昨日来福する、とか流れて県庁にかけつけた市民団体の方々もおられました。
いろんな情報が流れますので、神経戦の様相です。
   今朝の朝日新聞では、「西川知事がこだわっているのは、大飯原発の特別な監視態勢の形」「しかし、次々と政権に課題を投げつづける西川知事の姿勢を・・・地元の民主党国会議員と再稼働容認派の自民党県議」は批判している・・・・云々。
    実際、ころころ変わる野田政権の対応と、福井県が投げかけた課題についての回答を福井県にしてこずに関西にしていることなど、「信頼できない政治」に西川県政が疑心暗鬼になっている面もあるでしょう。

しかし、なにより信頼できないのは、「原発の安全は科学者も断言できない。政治の判断」などという、福島原発事故を真摯にうけとめず、国民世論を逆なでする政権の根本姿勢です。



     昨日は、関西広域連合や4大臣会合などで「大飯原発再稼働へ」の流れが大きくつくられた、とみられるなかで、朝はコメントを作成し、記者クラブにおくり、県庁前の再稼働反対宣伝行動をしているみなさんにも配布しました。私も、午前、午後と県庁前行動に参加しました。
     原発問題住民運動福井県連絡会の行動には県内の各団体からだけでなく、大阪の民主医療機関連合会の方や、行動を知って東京から来たという個人の方も。小さいお子さんを連れたお母さんもマイクをにぎり切々と訴えられました


   緊迫した情勢のなかで原発反対福井県民会議などがよびかけて、3日午後1時から福井市中央公園で再稼働に反対する緊急集会が開催されます。ぜひ、ご参加ください。

        ★


以下、私のコメントです。


■緊迫する大飯原発再稼働をめぐる情勢について(コメント)

              5月31日 日本共産党福井県議会議員 佐藤正雄


    大飯原発再稼働問題について昨日、関西広域連合が、「政府の暫定的な安全判断であることを前提に、限定的な安全判断であることを前提に、限定的なものとして適切な判断をするよう強く求める」として、再稼働を容認した。これをうけて、昨夜の4大臣会合で野田総理は、再稼働を決断することを表明した。

福島原発事故を忘れたかのような「政治劇」である。

   そもそも福島原発事故は収束しておらず、原発内部での原因調査もおこなわれていない。本質的に、原因究明はなされていない。また、関西電力の大飯3,4号機での安全対策の進捗率は6割にとどまっている。重要な電源確保の送電鉄塔地盤工事や防潮堤建設、免震事務棟建設などはこれからである。さらに、福井県民の原子力防災計画は未策定で、ヨウ素剤の新たな配備もされていない。この県民への防災対策面では、昨年の3.11前と対策状況はなんら変わっていない。

   このようななかで、野田政権が再稼働へ踏み出す決断をしたことは、国民不在・安全無視であり、許されない。

  今後、福井県原子力安全専門委員会の報告を経て、福井県、福井県議会の判断の場がつくられることになる。

私は、このような野田政権がすすめる無謀な再稼働を許さないために、県民のみなさんとともに県議会内外で奮闘する。
また、今回の国民不在の「政治劇」の背景には、西川知事が繰り返し、政府の尻をたたいて決断をせまったことがある。

   しかし、「総理が判断したから」「関西の首長がのぞんでいる」「夏だけなら動かせばいい」ということでは、県民の意見は「場外」に置き去りであり、県議会、知事が判断する材料は整っていない。これまで「翻弄」されてきた、そして再稼動となれば福島事故のようなリスクを負う県民にたいして、説明責任を果たすべきである。

   日本の原発史上はじめて原発稼働ゼロを実現した国民・県民の世論と運動の力をさらに大きくして、原発ゼロの政治決断をする日本をつくりましょう。