前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県が福井市のヨウ素剤配備拡充に「横やり」?福井県民会館解体に思う。大飯原発トラブル

2012年06月24日 | Weblog
    昨日は、鈴木市議と市内を街頭宣伝。大飯原発再稼動、消費税問題などを訴えました。鈴木市議は、質問に答えて原発事故時のヨウ素剤の配備を福井市が市内全域、一時滞在者の分まで拡大するとの総務部長答弁を紹介しながら、さっそく福井県庁から福井市役所に「問い合わせ」がきたことを話しました。福井県が、福井市の積極的な施策に「横やり」を入れるのではなく、全県に、県が主導して拡大すべきです。
    各所では、手振りなど激励をいただきました。ありがとうございました。



    今朝の県民福井を見ていたら、1面に福田正美記者が県民会館の解体現場を「別れ」として書いており、「さまざまなイベントがあり、大勢の人が集った。今の仕事に就いてからも、何度取材で訪れただろうか」と。
    私が県民会館に足を踏み入れたのは21歳、たしか福井大学の鈴木格一先生の安保・原子力問題の学習会。先生は亡くなられたが、奥様は先日の毎日新聞で再稼動に抗議する県庁前座り込みの写真が大きく掲載されていました。
    今は亡き上田耕一郎さんら党幹部の演説会も大ホールで繰り返し開催。私が渡辺三郎さんからの「県議バトンタッチ」集会を開いていただいたのは7階でした。
     「サヨナラ、サヨナラ・・・」。そして「ありがとう」。


            ★


    再稼動準備をすすめる大飯原発では、いろんなトラブルがおこっているようです。
「これまでは発表していない軽微なものも公開」という説明もありますが、ハインリッヒの法則です。
今回の再稼動にむけた作業は、いわば「初めて」といわれる作業もおこなわれ、従来の再稼動とは「勝手の違う」面もあります。関西電力では熟練の「退職社員」も動員して順調にいくよう全力をあげている、とのこと。
    しかし、大きな問題を積み残したままの運転再開となるのであり、大小問題山積。中止すべきです。


    以下、報道。

■NHK・・・・大飯原発で警報 設備に故障なし

6月24日 5時52分運転再開に向けた準備が進む関西電力大飯原子力発電所で、23日夜から24日未明にかけて、送電線の状況を監視する無線の信号が途切れたことを示す警報が断続的に鳴りました。
国の原子力安全・保安院は「設備に故障はなく、今回の異常はこれまで公表していない小さなものだが、トラブルの公表が遅れた問題を受けて発表した」としています。

関西電力・大飯原発では、23日午後11時40分ごろから24日午前2時ごろにかけて、大飯原発と京都市内の送電施設を結ぶ送電線の異常を知らせる警報が断続的に鳴りました。
原子力安全・保安院によりますと、設備の故障は確認されず、大気の状態が不安定になったため、送電状況を監視する無線の信号が途切れたことが原因とみられ、安全上問題ないとしています。
大飯原発では、発電機のタンクの水位低下を知らせる警報が鳴るトラブルが半日後まで公表されなかった問題が今月20日に起きていて、保安院は「今回の異常はこれまで公表していない小さなものだが、公表が遅れた問題を受けて発表した」としています。
公表遅れの問題が起きてから、大飯原発の異常について発表されるのは今回が初めてです。
大飯原発では、3号機では今月16日から、4号機では今月21日から運転再開に向けた準備作業が始まっています。・・・・・