前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

政治の閉塞をどう打開するか。山岸勝山市長の「共産党の議会報告を破り捨てよ」との暴言。

2010年12月07日 | Weblog
赤旗・・・・菅直人首相は6日、臨時国会閉幕を受けて首相官邸で記者会見を行いました。この中で、首相は政権の基盤強化のため、「内閣改造うんぬんではなく、社民党、連立を組む国民新党とより緊密かつ戦略的に共同していきたい」と述べ、社民党などとの連携を重視していく考えを強調。同時に「場合によっては、他のグループとも話し合いたい」とも述べ、自民、公明両党などへも秋波を送りました。

 沖縄・米軍普天間基地問題については、「(衆院)選挙中、鳩山(由紀夫)代表や私たちも含めて『県外、国外(移設)』と申し上げ、実現できなかったことは党としても申し訳なかった」などと党ぐるみの公約違反を認めながらも、「日米合意を踏まえる」と述べ、あくまでも名護市辺野古に新基地を押しつける考えを強調しました。

 社会保障を口実にした消費税増税については、「党としての取り組みも含め、足元を固めながら議論を進めていただいている。議論が必要だという立場をとっている有力な党もあるので、そうした(協議の)場を与野党間でつくることが望ましい」と述べ、増税方針にかわりがないことを示しました。

 2011年度予算編成で焦点となっている基礎年金の国庫負担割合については「いったん2分の1に引きあがっているので何とか維持する方向で進めてもらいたい」と述べました。・・・・・・・



いま、日本の政治が閉塞状況にあると思っている人が多いのではないか。
自民から民主に「二大政党」による政権交代は実現したが、暮らしもなにもかもさっぱり先が見えない。

民主は選挙の時の約束を完全に裏切り、米軍基地の沖縄押し付けと、税金・医療・介護などあらゆる面で国民負担増をすすめようとしている。自民党と変わらない。いや、自民党以上にひどい内容だ、との批判は当然だと思う。

根っこには、アメリカや大企業本位の政治姿勢があることは自明。この大本にメスを入れることができる日本共産党と力をあわせて、本当の「政治改革」をすすめましょう。
  
              ★

   昨日は共産党の会合で勝山市の山田市会議員といっしょになった。
「運動会で山岸市長が、共産党の加藤市会議員の議会報告を名指しで批判し、市民に破り捨てよう、とよびかけた」という。
学校の統廃合問題を批判した政策チラシだが、結局市民の反対の声におされて統廃合計画はストップ状態。
イラ菅、ならぬイラ山岸市長が、思い通りに市政がすすまず、共産党と市民の共同で学校統廃合計画が頓挫したことで怒りを爆発させたのか。
しかし、市長が、議場でもない多くの市民が集まっている場所で特定の議員を名指しで批判し、議会報告のチラシを破棄することを「扇動」するとは呆れた。
これだけでも市長の資質に欠けると言わなくてはならない。


    山岸市長とは県議時代に、電車存続などでともに取り組んだこともある。県の保健所統廃合では、わたしとともに知事提案に反対した。自民党県議としては「勇気」ある行為だったと思う。
政治家としての初心にかえり、市民の声によく耳をすまして市政運営にのぞまれることを期待したい。