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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

足羽川ダム計画に批判的な専門家や住民もくわえて検証を

2010年08月21日 | Weblog
    お盆が過ぎましたが、まだまだ暑い日々です。昨日も街頭演説でがんばりました。ちょっと心配になり、ベルに立ち寄りアイスコーヒーを飲み、日焼け止めを買いました。以前も鼻の皮がむけたことがあるので・・・・。
演説を聞いていた女性の方々から、「もっと裏話聞かせてー」とせがまれましたが・・・ウラバナシと言われてもねえ。じゃ、とっておきの話をあなただけに・・・・。

    さて、今日は地元、湊2区の夏祭りでお手伝いです。今日も あついぞー。


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     しんぶん「赤旗」・・・・チェック議連 国交相に再考要請    ダム見直し「中間とりまとめ」       “事業者に丸投げ”

     超党派の「公共事業チェック議員の会」(会長・松野信夫参院議員=民主)は18日、前原誠司国土交通相に対し、ダム建設の見直しを進める同省の有識者会議が先月発表した今後の治水対策のあり方に関する「中間とりまとめ」について、再考・再検討するよう要請しました。

 要請は、松野会長ほか、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員、民主党の大河原雅子参院議員、みんなの党の柿澤未途衆院議員、国民新党の亀井亜紀子参院議員が行いました。
 中間とりまとめでは、ダムに頼らない治水に向け、現在進められているダム建設事業の検証手順・基準をまとめています。

 これに対して、チェック議員の会は、検証主体がダム建設を推進してきた事業実施者(国交省地方整備局、独立行政法人水資源機構、都道府県)となっている点について、再検討を要求。「極めて不十分・不適切。要するに、事業者に見直しを丸投げするやり方であり、客観的合理的な見直しになりえない」としています。

 佐々木氏は「検証主体がこれでいいのか。住民の代表が参加できない。議事録も公開すべきだ」と問題点を指摘しました。

 前原国交相は「河川整備基本方針は棚上げにしている」と繰り返し、推進する姿勢でないことを説明するとともに、有識者会議との意見交換の場を持つことを提案しました。一方で、「議事録公開は具体的な地名も出るので不可能」と否定しました。チェック議員の会の要請書は、検証主体の再検討のほか、第三者機関による公開性をもった検証や市民参加、検証対象の拡大なども求めています。・・・・・・・・・



     むむむ、なんと「検証主体がダム建設を推進してきた事業実施者(国交省地方整備局、独立行政法人水資源機構、都道府県)となっている」となると、以前、このブログでも指摘したように、結局自分たちの手持ちの治水案比較データーを「検証」して、結論がおなじとなりかねないではないか。
そんなことになったら、茶番だ。
現ダム計画に批判的な専門家や住民もくわえて検証し、第三者的に「検証」することが求められます。

     足羽川ダム計画には1000億円~1500億円もの税金が投入される予定なのですから、それぐらい、しっかりやってほしい。
ちなみに、ダムではない、治水対策としての足羽川の河川改修事業は先般完了し、福井豪雨規模の洪水でも福井市中心部で堤防が破れることはなくなりました。この事業費はたしか300億ぐらいを予定していたのが200億ぐらいと、「安く」ついたのではなかったかな。
 ダムよりも、はるかに「安く」かつ「短期間」に治水安全度の向上がはかられたのです。こういう実績もふまえて、よーく検証することが必要です。