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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

俊敏性マックス

2017年08月21日 18時52分52秒 | みゆみゆとの生活
俊敏性、というよりは、衝動性、というべきなんだろうと思う。
けどまあ、感覚として、「衝動的だな」というよりは「俊敏だな」と思う。
早くてしなやかで、つかまえるのがたいへん。
8月の呪い(?)で俊敏性マックスになっているそうちゃん。
おかげでかーちゃんもストレスマックスに近づきつつあるよ。

ともかく、強烈なハイテンションモードに突入している。
昨晩は、大声で話しかけられ続けて、参った。
慣れているとはいえ、眼前30センチ以内の距離で2時間脅迫的に話しかけられ続けると、
「うえーい!やかましいわ、こりゃー!」
って、B級映画みたいにメンチきってキレたくなる。
でもやらない。
なぜかというと、火に油を注ぐだけだから。
立ち上がったり、手で押しのけたり、物理的な距離を取って、ひたすら玉切れを待つ。
ビデオとか他のもので釣れる時もあるんだけど、こういうハイテンションモードの時は無理なのです。
グルグル走り回ったりあちこち蹴られまくるよりは、言葉攻撃の方がまだマシ。

昨日は寝つきも悪めで、10時半までかかった。
疲れて私も、すぐに寝てしまいました。

そして今朝、7時半。
「おきるよ
シュタッと立ちあがって部屋を出ていくそうちゃん。
すぐに後を追いましたが、寝室の扇風機を消した時間分だけ、私の方が遅れて。

ああ。
思い出したくない。
私が階段を降りた時、そうちゃんは忽然と消えていました。
マッハの速さで階段を降り、そのまま玄関から外に飛び出して行ってしまったのでした。
素足のままで。
これは、初めてのパターンです。
起き抜けにいなくなるとは考えたことがなく。
油断していました。

パジャマだった私、足絡まりそうになりながら近くにあったTシャツとズボンに着替え、携帯握りしめて車に乗りました。
見渡す限りには、どこにもいない。

どこ行った?
かっぱ寿司か。ペコちゃんか。
瞬時の判断を迫られる。
ペコちゃん方面は、より危険。
踏切もあるし、交通量が多い。

ペコちゃん方面へ車を走らせながら、友人宅に電話。
車を出して、かっぱ寿司まで行ってみてくれるよう頼みました。
二つ返事で「いいよー」って言ってくれた彼女には感謝しかありません

10分後、友人から電話がありました。
「そうちゃんいたよー。歩道歩いてる。」
あああー、よかった。
生きていて。
涙出そう。

高架を越えた辺りで捕獲してくれ、そのままそうちゃんのペースに合わせてお散歩してくれたみたいです。
車をUターンさせてそちらへ向かい、8時10分、やっと合流することができました。

そうちゃん、素足だったから痛かったのか、前のようには走らなかったみたい。
水たまりバシャバシャしたり、遊んでもいたようです。

がっくし。
事故にならなかったからよかったようなものの。
また行方不明にさせてしまった。
落ち込む、落ち込む。

そうちゃんがデイに行った後、そのダメ―ジは一気に押し寄せて、なんというか、
絶望的な気分・・・になってしまいました。
それは、俊敏性マックスなそうちゃんに対してとか、子どもを行方不明にしてしまった自分が、とかいう個別のことではなく。

全思考が止まってしまうような、
必死で走っていたら目の前に巨大な壁が出現したような、
灰色のまゆで全身が包まれてしまったような。
そんな気分。

こういう日は家にいても何もできないから、ずっと先延ばしにしていた眼科に行ってきたよ。
目が少し傷ついているので、コンタクトはお休みにしてメガネで生活してください、と言われた。
コンタクトをせずにマジメに目薬さしてれば、3~5日で治るって。

いろいろ、お休みだね。
こういう時は、あまりいろいろ考えすぎないようにして、
寝て、食べて、読書するのが一番。

ふう。
夏休みは過酷だ。
それでも去年よりはだいぶいい。
金曜日になれば、この夏最後のショートステイ。
そこまで、生きてる。生かしておく。食べる。食べさせる。これが目標。