かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

ドッカーン

2014年02月28日 21時03分55秒 | みゆみゆとの生活
たまには、ドッカーンってバクハツすることもある。
家でも、お仕事でも。
ドッカーンとなってる私を見たことがある人は、短気だと思うだろう。
仕事中に頭に血がのぼってしまって、「中高生が壁に穴を開けたくなる気持ちが初めて分かった」とつぶやいたら、
尊敬する先輩に、「あなた、初めてじゃないと思うよ・・・」と言われてしまった。
怒りで涙出そうになりながら、この気持ちを受け止めてくれる人が職場にたくさんいることに感謝をしました。

子育て中の母子を支える支援者の一人として、プライドを持ってお仕事しています。
だから、迷いながらも前に進もうとしている母親をきちんと支えようとしない「専門職(支援者)」には異議を唱えます。
立場が違えば考え方は違って当然だとは思うけど。
でも、私に相談に来ている目の前の母が抱える苦しさがわかるから・・・。
思わず戦ってしまいました。
冷静に話したつもりだけど、あとから怒りと悔しさがこみあげてきた。

母は、最初から母じゃない。
特に発達の遅れがあり育てにくい子の母は、たくさんの涙と苦しさを飲み込んで、立ち止まったり後ろを向いたりしながら、「わが子の母」になっていきます。
幼児期。わが子の発達の遅れ(偏り)に気付いたばかりの、どん底にいる母親に対して、支援者ができることは何か。
正しい子育て方法を「指導する」ことではなく、「この子を育てていける」気持ちになれるように母に寄り添うことだと私は思う。

「なんでうちの子だけ」「この子さえいなければ」という考えは、いつでも頭のどこかに浮かんでは消えるけど。
「人に頼っていいんだ」と気付いて、「この子と生きていく人生も、悪くない」と思えるまで。
母をはじめとする家族は、親仲間やいろいろな支援者に支えられて、「私・・・一人じゃないんだ」から出発することしかできないんじゃないかと。
だから支援者は、母がやっと伸ばした手を無視しちゃいけない。
その時、がっしり手を取って、「大丈夫、一緒に考えよう」と、目を見て言ってあげなきゃいけない。

そんな、まとまらない思いがあふれて。
自分の無力さを噛みしめながら、夜、夫と散歩しました。
あたたかい春のような風に当たって、勘違いして早めに咲いた梅の花を眺め。

これを一生の仕事にしたいと。
誰かの相談に乗ること・母子を支えることを、どんな形でもやっていければと、思いました。
退職まで、あと1カ月です。

11歳!

2014年02月26日 23時22分46秒 | みゆみゆとの生活
フライパンの大きさの、ミルクレープ。
夜、急に焼いてみました。
仕事帰りに思い付き、スーパーで材料買って、エイヤーッて生クリーム泡立てて。(腱鞘炎になるかと思った。)
はちみつ入り生クリーム、いちご、カシスジャムが6層にはさんであります。
ナッツ買ってきたのに入れ忘れた;

さて、11歳になったみゆみゆ。
誕生日プレゼントは、贅沢にも「電子辞書」。
ゲーム機よりはいいかと。
電子辞書、なかなか面白くて、私も使ってみたくなりました。
例の、タカタさんが宣伝してるやつ、ね。
画像と音がよくて。
とりあえず親子でラジオ体操第2を見ながらやってみた。

電子辞書の初めての使い道が、ラジオ体操第2って、我が家らしい、とか思う。

みゆみゆ、お誕生日おめでとう。
ここからの10年は、どんな10年になるのかな。
かーちゃんは少しブレーキかけながら、前を向いて歩くよ。

通販CM

2014年02月23日 21時01分13秒 | みゆみゆとの生活
夕食後、タイマーをかけて、時間を計りながら真剣に宿題をやっていたみゆみゆ。

終わったところで、突然甲高い声で話しだした。

「さあ、今日はなんと、4ページ、4ページを15分で終えました。
 国語の4ページが、今日だけ15分!
 そして、なんと!
 全問正解!!全問正解です

あっけに取られて見ていると、すかさずダメ押しのあの音楽を歌うみゆみゆ。

「ゆめの ジャパネット たかた ♪」(満足げな表情)

思わず爆笑してしまいました。

突然どうしたの
素っ頓狂加減が甚だしすぎるんですけど。
正しい音程で歌ってるのが、また私のツボにハマりました。

どうやら、最近録画してまでみゆちちと一緒に見ている「アタック25」のスポンサーが「たかた♪」らしく、急に真似してみたくなったようで。
あの発声、確かに真似したくなる気持ちはわかるけど。

・・・頼むから学校でやらないでね


記憶力

2014年02月22日 20時31分50秒 | みゆみゆとの生活
私は人の顔が覚えられない。
そして、記憶力も、かなり悪い。
そもそも目があまりよくないので、人の顔が視界に入って来にくい。

「そうそう、知ってるはずなのにどうしても名前が出てこないときってあるよねー。」とおっしゃる方がいるけど、そういうレベルの話ではない。
道ですれ違った人が「あ、久しぶり。こんにちは。」と言って下さり、私は「こんにちは」とにっこり返していても、全くどこの誰かわからないこともある。
あと、知り合いだと思ってあいさつしたら、怪訝な顔をされ、全然知らない人だった、ということも結構ある。

最近はありがたいことに知り合いが増えてきて、よく声を掛けていただけるのですが、
失礼ながらお名前が思い出せないことがあり、冷や汗をかきます。
話しながらも、仕事関係の知り合いか、みゆみゆの関係か、そうちゃんの関係か、ジャンルのヒントが欲しい、と思うこともある。

今日も、失礼なことをしてしまいました。

みゆみゆがもうすぐお誕生日なので、お肉を食べに行って。
お隣に座った人が、見たことのある人。
誰だったっけ?
考えても考えても、ジャンルが出てこない。
母仲間かな?仕事で会った人かな?ご近所さんかな?
名前がわからないくらいならいいんだけど、どんな知り合いかが出てこないと、どうあいさつしていいかもわからず・・・。
一度目が合ったのに、思わずそらしてしまいました。

食べながら、考えて考えて。
この方と話してた時の姿がぼんやり思い出されてきた。
・・・スモック着てた気がする。
子どもの話をしたような。

帰りの車で、いよいよはっきり思い出してきた。

しまった。保育園の先生だ。
あいさつしないといけなかった

家に帰ってみゆみゆの保育園の卒園アルバムを引っ張り出し、名前を見たら、記憶の扉が開いた。
みゆみゆの学年の担任ではなかったけど、送り迎えの時や延長保育で、うちの子二人ともよくお世話になりました。
優しくて明るい先生でした

ああ、痛恨のミス。
あいさつすればよかった・・・。


冬の授業参観、面会

2014年02月21日 21時24分23秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんの授業参観に行ってきました。
前回の秋の参観では、すぐに私を見つけてしまってあと全部不安定なり叫びっぱなしだったので、今日はまずは物影に隠れて廊下から参観。

が、開始5分でバレました。
やはりそうちゃんの視野・視力は鳥並みだと思う。
それも、ワシとかタカとかね。

マスクして窓越しに立ってる私のたぶんほんの一部を見て確認し、あとはずっと視線はこちらにありました。
先生が中へ呼んでくださり、結局教室内で参観することに。

そうちゃん、成長しました。
経験で「授業参観」というものがわかったのか、ちゃんと座って最後まで授業を受けられました。

はじめてかも。
「パッと立ちあがるところを捕まえられる」ことが一度もない、参観。
保育園時代以来、ずっとずっと、参観では「捕まえられる」姿を見てきましたから。

今日は「生活」の授業で、「昔遊び」をするという課題。
折り紙で作ったコマをクルクル回したり、積み木をドミノのように並べたり、言われた課題を黙々と作業している姿に、思わず笑みがこぼれました。
「トランプでババ抜き」はわかってなかったみたいだったけど。
わかってなくても座ってる姿にも、関心しました。

参観の後は、学級懇談。
それから病棟に戻って、そうちゃんと面接をしました。

ほっぺが真っ赤のそうちゃん。
持って行ったぶどうのゼリーを、スプーンで上手に食べてくれました
今度会えるのは、3月8日の外泊です。
別れはいつも、寂しいです。

休息

2014年02月19日 21時36分20秒 | みゆみゆとの生活

今週は、なんだかみゆみゆの体調がすぐれない。
月曜日の朝、こめかみが痛いと言い、身体の節々が痛いと言いました。
熱を測ったら36℃台の平熱だったため、学校へ登校させました。
その日は保健室に行くこともなく、一日を過ごしてきたのですが。

火曜日、またまた朝「身体がだるい」との訴え。
こめかみが痛み、足が痛む、とか言う。
体温は35.3℃。2回測ったけど2回とも同じでした。

低体温。たぶん低血圧・貧血の栄養失調児だな。
軽くなんかの菌に感染していて、疲れもストレスもたまっているのでしょう。

という私の勝手な判断で。
「一日寝とれ!」と、昨日は学校を休ませてしまいました。
こんな日があってもいい。きっと。
そしてごろごろするのが大得意なみゆみゆは、宿題もちゃんとやってから、好きなだけ本を読み、存分にごろごろしました。

今朝、この勢いで不登校になったらどうしよう、とチラリと頭を不安がよぎりましたが、
「こめかみが少し痛む」と言った他は「手首を人にキュッとつかまれたみたいにちょっと痛い」と謎の訴えをし、最終的には「でも学校は行きたい!昨日よりは、大丈夫だよ!」と笑顔で学校に行ってくれました。

やれやれ、よかった。
熱がないのに、症状だけで学校を休ませるのは、ちょっとした勇気が入ります。
でもまあ、小学生も毎日大変な日々なわけで。
必要なお休みだったかな、と。
甘いかな?



春への準備

2014年02月17日 19時52分16秒 | みゆみゆとの生活
2月も半分を過ぎました。
3月、「笑っていいとも」の終了と同時に、
私は今のお仕事を卒業します。
比べるのはおかしな話ですが
ごく個人的な尺度で、
ひとつの時代が終わるなー、と。
感慨にふけったりすることもある、今日この頃。
お世話になった方、かわいい後輩たちのことを思い、
私は職場に恵まれていたなと、素敵な出会いに感謝です。

さてさて、そろそろ来年度のことも考え出さなきゃ。
先週は、親の会から案内のあった、講習会に二つ参加してきました。
「サポートブック作成講座」と「ソーシャルスキルトレーニング講習会」
どちらもためになる研修で、得るものがたくさんありました。
いつのまにか、障害をもつ子どもの親御さんや地域の支援者に顔見知りが増えてきたことに気づけたことも、心強く感じられました。

来年度の放課後を、そうちゃんがどう過ごすか。
今後、私はどんな風に働いて家事や育児と両立させていくのか。
家族のそれぞれの役割は何か。

この次のステージは、家族の十年後を念頭に置いて。
次につながるスタートにしたいから。
ここはあせらず慎重に。
目の前の畑を耕していきたいところです。

今週は、そうちゃんの授業参観と面会。
それから、土曜日には新しい放課後デイサービスの事業所に、見学に行きたいと思います。
もちろんお仕事も一生懸命やって。
あと、PTAで来週までに仕上げなきゃいけない課題もあるのだった。

その合間に、また雪が降るのかな?
寒いのきらい。

春よ、こい。
ゆっくり、大きく、あたたかさに包まれて。
春になったら。
帰っておいで、そうちゃん。
母ちゃんは、準備頑張ってるよ。

うるさい!

2014年02月15日 14時27分20秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆは理屈っぽい。
誰に似たのか知らないけど、理屈っぽい。
誰に似たのか・・・と職場でこぼしたら、そこにいた全員がどっと笑った。
ん?
私が理屈っぽいということかしら?

ふむ。
ともかく理屈っぽい小5女子と付き合うのは、なかなか忍耐のいるものです。

「ああいえばこういう」が甚だしくて、この私がみゆみゆには口で負ける。
この私が。

昨日も。
11時近くなってもまだ寝ずにいろいろやっているので、
早く寝なさい。明日朝起きられないよ。と言ったら。
「なんで?早く寝たって朝起きられないこともあるよ。それは別の問題じゃない?」
いや、そんなことない。子どもはきちんと睡眠時間を確保しないとちゃんと成長していかない。
「『子どもは』って、なんで母さんはなんでも決めつけて話をしてくるの?私には私の考えがあるから。」

てな調子で言い合いになり、とうとう私の方が切れてしまった。

 うるさーい ごちゃごちゃ言わずに、はよ寝ろー!

そこでさらにみゆみゆが言い返してきた。
「母さん・・・。『うるさい』は、最大の回避の言葉だよ。」

ああ、その「回避の言葉」を大声で繰り返しそうになってしまう私は、語彙が少ないのでしょうか、忍耐が足りないのでしょうか。
感情に任せてこの続きをやると、私の方が子どもになって相手を泣かせるまでケンカしてしまいそうだったので;
奥の手の回避手段を取りました。

それは、「父ちゃんに叱ってもらう」。
なんだかなー、ですが。
みゆみゆ、今のところみゆちちに対してはそれほど屁理屈をこねずに言うことを聞くみたいなので。
夫婦、役割分担ということで。

みゆちちが冷静にみゆみゆに話して聞かせ、「はい」と聞きいれたみゆみゆは、おとなしく寝に行きました。
去り際、ドアの前で振り返り、笑いながらこちらを横目でにらんできたあたり、彼女は私を対等なライバルと思ってるな、と感じました。

いつも、どの時代にも思うことかもしれないけど。
子育てって難しいです

考えることがたくさんある時は

2014年02月12日 22時13分29秒 | みゆみゆとの生活
いろんな人に会って、たくさん情報をもらって、立ち上がれないような衝撃的な事もあって、
そんな中、来るべき来年度のことを考え出したら、一時的に頭が飽和状態になってしまいました。
要は、気が小さいので、色んなことが不安なのだと思う。
悲しいかな、キャパシティ(容量)が狭い私。

ささいなことで夫婦げんかしてみゆみゆに気を使わせてしまい、ダメダメモード全開になってしまいました。
八つ当たり、と言われると、そんな気もするし、断じてそうじゃない気もする。
こんな日は、早く寝るのに限ります。
亡くなったお義父さんが遺された、シューベルトのピアノCDを聴きながら。
私はドビュッシー、ラヴェル、ショパン、リストを中心に今まで聴いていたのですが、
シューベルトは大人の安定感を感じる。
なんだか安心する、あたたかい響きの曲が多いです。
知らない曲ばっかりだけど、今後しばらく聴いてみようかなーと思う。

抱えた思いは涙と音楽で一旦流して。
先のことを考えられる、頭の中のスペースを開けなきゃ。

明日は午前中またまた代休をもらい、初のPTA役員会です。
来年度のPTA地区委員、もうはい始動!なのだ。
気合い入れて行かなきゃ。
そのためにも、とりあえずおやすみなさい。
取り留めもない、よくわからん話でごめんなさい。

モーニングセット

2014年02月12日 09時42分27秒 | みゆみゆとの生活
朝、用事を済ませたら時間が余ったので、喫茶店に来ています。

名古屋・岐阜にはモーニング文化というものがありまして。
午前中に喫茶店でコーヒー380円を頼むと、このくらい出てきます。
お得だがね。
パンにはフワフワ卵が乗せてあり、サラダはオクラと長芋入りのネバネバサラダでした。
うん。おいしかった。

今日は土曜日出勤の代休を半日いただきまして、このあと親の会に出席してきます。
新設特別支援学校編入学者のための、サポートブック作成講座。
我が子のことを、いかにわかりやすく人に伝えるかは、いつでも課題ですので。
支援・理解をお願いするための、そうちゃん専用サポートブック。
楽しく作ってきます。
また学校について、他のお母さん方から最新情報ももらえたらいいなーと、少し期待して。

いってきまーす。