勢いよく燃え上がるどんど焼きの炎。
パチパチと音を立てて広がります。
家々で飾られていた正月飾りなどが焼かれるのですがね。
ここへの運び方は人それぞれ。紙袋の人もいれば、ビニール袋も。
さすがにビニールのまま燃やすのは気が引けるのでしょうか。
そこから徐に中身を引き出し始める人もいます。
そうそう、新聞紙に包んで来る人もいましたね。
熱い火の近く。作業は喉が渇きます。
いただいた冷たいお茶がありがたい。
燃えないものはダメ。
燃えるけどビニール類は極力ご遠慮願いたい。
あら、それは要請ですから。守ってくれるとありがたい。
お供えの餅がパックのまま他の飾りものと一緒に焼かれてしまうことも多いです。
ビニールの溶けたものと混じる真っ黒焦げの餅。
もったいないなと思う太っちょオヤジです。
紙に包んで…。
そうそう、出かける時にひと手間かけて欲しいのです。
大切に扱っていたものでしょう。
皆さんの手から離れる時も大事にされた方がよろしいかと…。
さて、ここで“どんど焼き”を調べてみましょうか。
「どんど」
正月の行事。門松、しめ縄、書き初めなどを家々から持ち寄って焼き、その火で焼いた餅を食ったりする。さぎちょう、どんどやき。
あら、餅を焼べるのは正解ですか…。
さぎちょうは、左義長と書きました。
正月15日に行われる悪魔を払う火祭り。宮中や公家の正月行事で、民間で松飾りなどを焼くどんどに当たるもの。
言葉がわからない時に活躍するのは、昔から使っている岩波の国語辞典。
第二版は、働き始めた時に買ったものだったかなぁ。1978年9月の発行のものなので40年前です。