ミヤソノブログ

美味しいものと、趣味の演劇・美術鑑賞、
そして浪費コレクションの一部を公開。
たまに日記あり。

同性ですが、惚れてもいいですか?

2010年03月28日 | 観劇、感激
この日は念願の劇団☆新感線「薔薇とサムライ」を見に、赤坂ACTシアターに。

今回は前回コマ劇場最終講演で上演された、「五右衛門ロック」の別バージョン。
古田新太さんの五右衛門とタッグを組むのは、天海祐希さんときたもんだ。

天海祐希さんは以前、NODAMAP「パンドラの鐘」で見たことがあるのですが。
オープニングで幕がバサッと落ちて登場したとき、
「(天海さんの立ってる)あっちの方向、光ってる、まぶしい!」と
初めて感じた、すごい華とオーラのある役者さんでした。
宝塚史上最年少トップになった所以とか知らなくたって、
あの光っぷりには納得しちゃうと思う。そんな方。

今回は新感線で、みなから慕われる姉御役を熱演。
そしてNODAMAPでもそうでしたが、女王役でもあったのは、
やっぱり光を放つ存在感から来たものなんだろうな(両方あて書きだし)と納得。

女でも惚れる女。
いや、ほんと、惚れちゃうよね。あれは。しょうがない。


相変わらず、私の「抱かれたい男ナンバー1」古田新太さんは格好よく…。
ま、絶対に納得されないんですけど(泣)、いいんです。
色っぽい。殺陣がきれいだし、男気あって、深ーい声が響く。
(でも括舌は悪い(笑))

高田聖子さんの悪女は絶品だし、山本太郎さんが歌がうまいのにびっくり。
(だって、本当にうまいんだもの!!役者さんとしてはもちろん素敵だけど)
神田紗也加さんの歌い方がやっぱり母そっくり、とびっくり。

話は中世?ヨーロッパをイメージ?していて、
和物の新感線が好きな私にはちょっとなじみにくい部分であったり、
話も勧善懲悪、気分爽快な終わり方で、本来私はあんまり好まないタイプだけど。

でも、それでも新感線がすごいのは、あれだけ気恥ずかしいくらいのぎらぎら、
勧善懲悪の芝居をやっても、最後に見てる方が「最高!」と思わせてくれる
「やりきり方・世界観の作り上げ方」なんじゃないかと思う。
中途半端にやられるのが、一番見てるほうとしてはつらいんだよねぇ…。
いい意味で、全員漫画的なのが、素晴らしいなと。

一緒に行った母(新感線初見)も、気づけば最後のスタンディングオベーションに
混じっているし、天海さんに向かってても降っている…。
そのくらい熱くさせる芝居が、これだということですね。

芝居って、幸せ。


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