Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

合わせ鏡に見る自分の姿

2012-06-14 21:48:49 | Weblog
 ここ数日、梅雨特有の寒い日が続いているけれど、そんな空模様とシンクロするように妙に気持ちが沈んでいる。色々上手くいかないことばかりで、今春に始まった「第2次就活ブーム」ももうすぐ終焉を迎えそうな気配(笑)。

 今一番辛いのは、普段は割と歳が少し下に離れた学生と一緒に話すことが多いのだけど、あいつらでさえ、自分よりちゃんと生きてるっていうか。今年の春も就職を機にバイトを辞めた奴がいて、そしたらオレは一体何なんだってなるでしょ。もうすぐ27になろうかというおっさんが未だモラトリアムを続けてるという事実が、我ながら悲しすぎると思う。

 似たようなことは同世代と話していても感じる。ひと月くらい前に大学の友達と会った時も、彼は「将来は独立したい」なんてこと言っていてさ。明確なヴィジョンを持っていることに感服する一方で、オレなんて視界が真っ暗じゃん。まるでヘレン・ケラーじゃん。チビ・デブ・包茎の三重苦じゃん(笑)。

 これが何でも小器用にこなすような奴だったら「自分とは違う世界だから」で済ませても、そうじゃない部分があったことも知っているからさ。すごく印象に残っているのは、インターンか何かで電話しているのをたまたま側で聞いてたら、びっくりするくらい下手だったんだよね。オレも相当にダメだけど、それに匹敵するほどに。

 もちろんそのことをバカにしたくて書いてるわけじゃないよ。要は、元々そういう感じだった人が今は立派に頑張っているのが、素直に偉いと思わざるを得ないし、こっちも見習わなきゃと考えさせられるっていうね。こんなこと言ったら本人は嫌がるかもだけど、彼と話していると直接言葉にしない部分も含めてオレと似てると感じる点がたくさんあって、でも現在のポジションには大きな違いがあって。これは分かりやすく自分の努力不足を突き付けられているんじゃないのか。

 オレの今一番のフェイバリット・ソングは神聖かまってちゃんの「夕暮れメモライザ」で、自分の心情の全てが歌われている感じなのだけど、こういう曲に癒されているうちは目の前の霧が晴れることはないのかなと思ったりもする。苦しみのはけ口を作れないほどに自分を追い込んで、そこで初めて見えてくる景色があるのかも知れない、と。

 でも、明日ここに載せる予定の小説はもろに「はけ口」なんだよなぁ。デキは最悪ですが、オレの生態に興味のある奇特な人にだけは楽しんでもらえると思います(笑)。