今朝からの軽井沢・・
昨日あたりとはうってかわって 肌寒い月曜日・・
暑さ寒さも彼岸まで・・ 東京は桜の開花宣言!
なんて話題が どこか遠くに感じるよ
時々
ボクが散歩のついでにのぞいてみる ひとり暮らしのお爺さんの暮らす家
若い時からよく働いた人で
仲良く暮らしていたお婆さんが何年か前に病気で亡くなって
今は ひとりで暮らしているんだ
今もまめによく動くお爺さんで
人好きがするので
変わりばんこに誰かがおかずを持って来たり
誘われて温泉に行ったり・・
たまには遠くに暮らすこども達が
様子を見に来ているみたいだ
暇な時間には
日当たりのいい廊下に座って 分厚いメガネで本を読んだり何か書いたりしている
ボクが通りかかると メガネ越しに見定めて
「 おう ボウか 来い !」と声をかけてくれる 
他に誰もいない時には
ボクも縁先に寝転んで話を聞いたり
ご馳走になったりするんだ
お爺さんが言うには
「 昔話をしてくれと言うから 話を始めたらなぁ・・・」
耳を向けると

「 それは 何年ごろの話で、どこに書かれているのかと聞く人がいるんだ・・ 昔から言われている事とか
油代が大変だから 夜なべ仕事でもする時以外は、日が暮れると早めに寝ていたような時代に
もめ事や 決まりごとにでも関わらない事をその頃は値も高い紙や墨や筆まで買って
書き残すような暮らしをした人なんてほんの僅かだっただろうし 書いたとしても後々
その書いた紙も貴重品で 最後に燃やすどころか襖の下張や大事なものを保存するにも重宝しただろう
残っている「 古文書(こもんじょ)」っていうのも 残す事情があるものに限られるだろうし
第一 お役人やその時代の文書を書く人が「事実」を書き残したかどうかだって わからないだろう?
どこそこに書いてあるからと学者様が言うのも 全部ホントなのかどうかなぁ・・って思うんだよ
言い伝えや 文書にならなかった昔話も たんと(沢山)あるんだけどな・・ 」・・・

お爺さんは どこかでお話している時に 何かあったに違いない・・
軽井沢だけじゃないだろうけれど 確かに書いたものが保存されていてそれを詳しく調べると
わかって来ることもあるには違いない・・
だけど 書いてあることが必ず「 真実 」だけとは限らない
ボクは 長い間世の中を正直に生きて来た お爺さんの昔話を大事に聴きたいけどな・・



暑さ寒さも彼岸まで・・ 東京は桜の開花宣言!

時々

若い時からよく働いた人で

今は ひとりで暮らしているんだ

今もまめによく動くお爺さんで


誘われて温泉に行ったり・・




ボクが通りかかると メガネ越しに見定めて


他に誰もいない時には


お爺さんが言うには



「 それは 何年ごろの話で、どこに書かれているのかと聞く人がいるんだ・・ 昔から言われている事とか
油代が大変だから 夜なべ仕事でもする時以外は、日が暮れると早めに寝ていたような時代に
もめ事や 決まりごとにでも関わらない事をその頃は値も高い紙や墨や筆まで買って
書き残すような暮らしをした人なんてほんの僅かだっただろうし 書いたとしても後々
その書いた紙も貴重品で 最後に燃やすどころか襖の下張や大事なものを保存するにも重宝しただろう
残っている「 古文書(こもんじょ)」っていうのも 残す事情があるものに限られるだろうし
第一 お役人やその時代の文書を書く人が「事実」を書き残したかどうかだって わからないだろう?
どこそこに書いてあるからと学者様が言うのも 全部ホントなのかどうかなぁ・・って思うんだよ
言い伝えや 文書にならなかった昔話も たんと(沢山)あるんだけどな・・ 」・・・

お爺さんは どこかでお話している時に 何かあったに違いない・・


わかって来ることもあるには違いない・・

ボクは 長い間世の中を正直に生きて来た お爺さんの昔話を大事に聴きたいけどな・・

