ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

行けなかった

2017-10-31 11:14:27 | 残念
先週の土曜日は、結局浜松に行かなかった。
当日の東京は、雨は小降りだったけど、西に行くほど台風に近づく理屈で、やっぱり外出に二の足を踏んでしまった。
これが都内のどこかだったらダメ元で出向くけど(いや都内でも怪しいが)、浜松だもんねえ。ちょっとそこまで、って気軽に行ける距離じゃないもんねえ。交通費も新幹線を利用すれば往復15,000円かかっちゃうし、サンバを見るために雨の中新幹線に乗ってる自分を想像したらアホらしくなって、さすがにやめました。
アカデミコスの初踊りも見たかったけど、しゃーない。来年の楽しみにとっておきます。

土曜日は江東区でアレグリアのサンバがあったらしいけど、こちらは室内演舞の情報あり。
この時期の江東サンバは初めてだと思うけど、もう調べる気力もなくて、こちらも行くのをやめました。
浜松も江東区も、行った人はすごいわ。とくに浜松。地方から東京に来る人は、あんな遠征を毎回やってるんでしょう? すごいですよ、ホントに。

まああれだよね。関東のサンバダンサーさんも毎回毎回カメコに粘着されて難儀だと思うけど、これだけのエロパワーを持ったカメコが見に来るんだから、ダンサー冥利に尽きるんじゃないでしょうか。
だからダンサーさんは生活破綻者への慰めだと諦めて、いい踊りを見せてほしいです。
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雨は憂鬱

2017-10-25 12:33:52 | いろいろ
カメコ殺すにゃ刃物はいらぬ 雨の3日も降ればよい

てなわけで、今年は本当に雨が多い。
別にカメコに限らないが、雨は大敵だ。とくにサンバがある日に雨が降っていると、それだけで憂鬱になる。
雨量が多ければイベントは中止。これは誰にでも分かる。こっちも体が休まるし、どこかホッとするところもあるから諦める。
問題は少雨の時だ。イベント自体はやるけれど、サンバを行うかどうかは分かりません、という進行。これは判断が難しい。
たとえば水着撮影会の場合だと、前日までに開催の有無がHPで知らされるから問題はない。
しかしサンバにおいては、強行か否かを、いちいちHPで知らせてはくれない。
もうだいぶ昔に少雨の時、一度だけだが、主催者に問い合わせたことがある。しかし電話口スタッフの態度が横柄で、それ以来オレは、その類の問い合わせをしなくなった。
だが無理に現地に行って、サンバが中止になったら交通費と時間が無駄になる。しかし強行ならサンバダンサーは羽根なし、という最大級のご褒美がつく。これがあるからまた迷うのだ。
実はこれもサンバの特色で、降雨なら他の出し物は、たいていカッパを着て行う。水着撮影会だって、傘をさして何かを羽織ることがある。だけどサンバダンサーだけは真逆で、羽根を外して、さらに露出が激しくなるのだ。こんな例が他にあるだろうか。
しかも気のせいだと思うのだが、露出が激しいほうが、ダンサーが「私の背中のほうが綺麗なのよ」と他のダンサーと競っている気もして、いつも以上に妖艶なのである。
もう、サンバダンサーは女神と言わざるを得ない。

だから、カメコは結局現地に行くのだ。完全にバカである。だが仮にサンバを強行したとしても、それはそれで大変だ。
カメコの中にはカッパを着て撮影する猛者もいるが、オレはそこまで気合を入れたくないので傘使用である。
しかしこれだと左手が塞がるから、デジ一での撮影はほぼ無理。片手で操作できるビデオカメラということになってしまう。
しかし撮影エリアではカメコが何重かに列を作っているから、その後方で撮影しようとすれば、腕を高く上げなければならない。となればそれに合わせて傘も高く上げなければならないから、ほとんど傘の意味がなくなる。
しかも前列にも傘の一般客がいて視界は悪いし、オレだって同じ格好をしているから、同様の迷惑を他者に掛けている。まともに撮影なんかできないのである。
その結果撮影機材が水没したりして、後で泣きを見ることになるのだ。
よって最高の条件は、現地に行ったら奇跡的に雨が止み、ダンサーもそのまま羽根なしで踊る、というものだが、そんな幸運は年に1回あるかどうか。
結果的には、行かないほうが良かった、と結論づけることもある。

今週末も、雨の予報らしい。先日のこのブログで、オレは浜松に赴く、と書いたが、もはやその気力が薄れつつある。もう雨はイヤだ。
土曜日まではまだ3日あるが、下がったテンションを上げる気力もない。今後どうするか、オレの中では未定になってしまった。
先の記事を読んだ読者が浜松に行く気になっても大いに結構だが、それで収穫が乏しくても、オレに八つ当たりするのはナシだぜ。
サンバを見に行く行かないは、個人の判断。どっちに転んでも、後悔のないようにしてください。
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不倫考

2017-10-23 01:00:33 | ひとこと
サンバイベントでもモデル撮影でも、オレは気に入った被写体を追いかけるほうである。
毎年毎年、このコを上回るダンサーやモデルは出ない! と思いながら粘着する。
ところがアラ不思議、翌年に新規参加するダンサーさんやモデルさんはまた魅力的で、今度はそのコを一心不乱に追いかけてしまうのである。
もちろん以前のダンサーやモデルさんも健在なのだが、やや感心が薄らぐ。
サンバカメコは新しい被写体が好き。どうしようもない浮気性なのだ。

世間では、というか芸能界や政界では不倫がご法度で、それが発覚すれば、マスコミは重大事件が起こったかのように彼らを糾弾する。
だけど考えても見てほしい。ブルゾンちえみじゃないけれど、地球上には35億人の異性がいるのだ。日々の生活の出会いの中で、目の前の異性に魅かれる可能性はかなり高いと思う。そしてその人と昵懇になったら、行くところまで行ってしまうのが人間の哀しい性であろう。使い古された言葉だが、下半身に人格はないのだ。
古来日本は、男女関係には寛容だった。それがいつから、世間は不倫に目くじらを立てるようになった。
だけど不倫なんてのは本来、当事者のみで解決すればいい話であって、第三者がどうこう言う問題ではないのではないか。
マスコミが正義ヅラして不倫を暴くのを見ると不愉快になってくる。自分たちが飯のタネで追っ掛けているだけじゃないか。
あるいはやっかみから彼らを糾弾してるんじゃないのか。
まったく、住みにくい世の中になった。
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浜松の夜

2017-10-22 03:09:12 | ひとこと
オレは東京在住だから、関東で行われるサンバを見に行くのはたやすい。だけどサンバカメコの中には東京以外、いや関東以外から来ている人もいるわけで、そういう人は毎週上京するのも難儀であろう。
そんなカメコの気持ちが実感できるのが、こちらが地方のサンバを見に行く時である。
これは時間とお金が掛かるから、カメコ的には相当な見返りがないと厳しい。地方在住の人は毎回こんな条件を甘受しているのかと思う。
といってもオレは静岡県の浜松しか行ったことがない。
今はなくなってしまったが、もう10年以上前になるだろうか。昔は浜松で「おどりフェスティバル」というのが2日間に亘って行われていた。当然2日間とも見るから観光も挟んだりして、半分旅行気分も味わえた。
初日のサンバが終わった時、ホテルにチェックインする前に、浜松駅前のシャレた軽食喫茶に入ってパスタを食べ、そののちボーッとしていると、何とも幸せな気分になった。
だって翌日もサンバを見られるのが確定していて、それは誰にも邪魔されないからだ。
これが東京だったらそうはいかない。当日になってのっぴきならない災難が降りかかるかもしれないし、親戚が訪ねてくるかもしれない。現地に行ったって知り合いに会う可能性もないとはいえない。
地方にいれば、そういったリスクから完全に開放される。それが堪らなくうれしかったのだ。
初日だったか2日目だったか、東京の仲見世バルバロスが登場し、駅近くのパチンコ屋の前に20人ほどのダンサーがズラッと並び、一糸乱れぬ踊りを披露した。
オレのサンバカメコ歴の中で、最もきらびやかな光景で、最も感動したひと時だった。

その浜松で、来週28日には「フェスタ・サンバ2017」がある。地元のサンバチームを中心に、8チームが出場する。
東京からはブロコ・アハスタォンとアカデミコス・デ・グローリアが出場する。
前者はお馴染みだが、後者は「?」だ。チーム紹介文を読むと、今月発足したばかりのチームで、浜松が初舞台になるという。
どうも、先月解散したヴェルメーリョ・イ・ブランコの生まれ変わりの気もするが、浜松が一発目のサンバなら、見に行きたくなるではないか。
ここ数年は、高い交通費を掛けて地方に行くのもバカバカしくなってすっかりご無沙汰していたが、今年の浜松サンバは日帰りで出掛けてみようかと思う。
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デジタル終活

2017-10-16 18:54:19 | いろいろ
今日の夕刊に「デジタル遺品」なる記事が出ていた。故人が残したパソコンやスマホのデータをどうするか、という問題だ。
オレもご多分に漏れず、パソコンにサンバや撮影会の画像などが入っているから相当まずい。
パスワードはあるが、あの世に行く前に策を講じておくのがベストだ。

というわけで、昨今は「デジタル終活」が盛んだ。各種機器にSNSが日常に入り込んでいる現在、これは誰もが避けて通れない問題であろう。
オレもカメコ歴○年、デジカメやビデオに移行して久しいから、相当なデータが溜まっている。
とはいえデジタルデータだから消去はラクだ。データの多くはポータブルHDDに収めているが、最悪、本体そのものを捨てちゃえばいいのだから。
むしろ厄介なのはアナログのほうで、デジタル移行以前に撮ったフィルムカメラのプリントが残っている。これが結構な量で、捨てる時には相当の労力を要する。
まあこれも、その手の写真は段ボール箱に入れて処分してしまえばいいのだが、問題はネガフィルムで、6枚一組のネガの中に、貴重な風景写真やサンバのコマが混在していたりするのだ。
昔スキャナを買った時、フィルムのデータ化も考えたのだが、やり方が分からなくてそのままにしてしまった。その時のツケが回ってきた形だ。
ま、今さら数十年前のネガで焼き増しする身内もいないだろうから、ネガもいっしょに捨てちゃえばいいのだが、若干抵抗はある。

さらに根本的な問題はデジタル終活を行う時期で、これが難しい。
例えば老年になって、五体満足の時に行うのか。
あるいは病を得て、余命○ヶ月、と宣告された時に行うのか。
そもそも、さっき「データ消去はラクだ」と書いたが、この行為自体に相当な覚悟が要る。
オレの写真(画像)なんて駄作ばかりで見返すこともないが、被写体は最高だから、それなりに愛着はある。だが消去した瞬間、すべてのダンサーやモデルさんとお別れするわけで、その際甚大な喪失感に襲われて、それこそ生きる望みがなくなってしまうのではと危惧する。
それとも人間は、それなりに齢を重ねれば、モノへの執着、女性への興味もなくなっていくのだろうか。
いや鑑定番組を観ても、結構な年齢の人が出ているぞ。サンバイベントだって、エロジジイが必死の形相でダンサーを追っ掛けてるし…。オレにしたって、とても煩悩を捨てられそうにない。

最近では自分の死後に事を進めてくれるサービスやシステムもあるらしいが、データの中身を見られてしまう可能性はどうなんだろう。尻のアップ画像とか見られたらヤだな。
やっぱり第三者に委ねるのはダメだ。
知り合いのサンバカメコに形見分けする、という手もある。
いや、ない。これはない。

どうもオレの場合、死期を悟ったら最後の力を振り絞って、すべてを処分しそうな気がする。

ああ、このブログはどうすればいいのだろう。残して逝っても問題はないが、生き恥を残していくようで、引っ掛かるところはある。
でも、そのままにしておくのかな。
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理想のサンバ会場2017

2017-10-14 01:17:41 | いろいろ
オレにとって理想的なサンバパレードを挙げてみよう。以前も書いたことがあるので、今回は「2017年版」である。

1.人気のあるチームが出場する。
人気のあるチームとは、魅力的なダンサーがいるチームということ。その撮影に、カメコは全力を尽くす。
仮に、人気のあるチームと、それ以外のチームのイベントがかち合った場合、カメコは間違いなく前者に赴く。空いてるイベントのほうがゆったり撮れるかも、などとはこれっぽっちも考えないのである。

2.撮影スペースに余裕がある。
カメコは移動を重ねるので、歩道などの撮影スペースは広ければ広いほどよい。狭いとカメコが殺気だって、ロクなことにならない。自転車などのカメコ返しがなければ、なおいい。

3.ロープ係が少ない。
狭い商店街の場合、チームと観客を隔てるロープは必須だが、それを引くスタッフが多すぎると、撮影に支障をきたす。
たとえばロープを使わなくても、スタッフが先導して、演舞スペースを空けるように指導すれば、スムーズに事が運ぶのでないか。工夫次第で克服できそうな気がする。

4.チームの行進がゆったりしている。
パレードの中には、チームの行進がやたら速くて、踊りに来てるのか走りに来てるのか分からないものがある。ビデオ撮影なら、録りながら追いかけることもできるが(マナー的にはよくない)、デジカメではそうはいかない。ダンサーのスピードがゆっくりだと、こちらも余裕を持っていい写真が撮れる。

5.パレードが2本以上ある。
パレードは1本につき30分前後が多い。これ1回で帰るのは費用対効果が悪いから、最低でも2本の演舞があるのが望ましい。1本目と2本目の間に、会場をうろうろするのもまた楽しい。

6.複数のチームが出場する。
多くのチームが出場するほど、多くのダンサーが撮れる理屈だ。出場チームが多いに越したことはない。

7.その場合、演舞の時間が独立している。
複数のチームが出場していても、それが会場の各所で同時に行われたら意味がない。1チームが終わったら別のチーム、というふうに、ある程度の時間差をもってスタートしてくれるのが望ましい。

8.ステージがある。
ステージはダンサーをじっくり撮れるし、ダンサーも移動せずぞんぶんに踊れるから、お互いにいいことづくめである。ステージの横一列にダンサーが揃うさまは圧巻で、それはタカラヅカにもヒケを取らない。

9.駅から少し離れている
駅に近い方が、そりゃあ便利だ。ただ駅に近いと通りすがりも入ってくるから、よけい見物者が膨れ上がる。駅から遠ければ、サンバイベントを見たい人だけが集まるから、多少は混雑が緩和される。

10.近くに商店街や出店がある。
サンバイベントは基本的に無料だが、カメコも飲み食いはするから、地元におカネを落とすくらいの配慮はある。その額は微々たるもので大勢に影響はないが、こちらも自責の念が多少はやわらぐ。

11.昼過ぎから夕方にかけて行われる。
稀に午前中とか夜半に行われるイベントもあるが、イレギュラーな時間にこそこそ出掛けると同居人から不審に思われるので、外出しても不思議でない時間帯に行ってもらうのが望ましい。

12.主催者がカメコを歓迎している。
主催者がどう考えてるか分からないじゃないか、という意見もあろうが、会場内でのアナウンス、スタッフの態度、ダンサー周りのロープ係、一般客の雰囲気などで、何となく分かるものである。カメコ歓迎の主催者は少ないが、あることはある。

以上12項目、すべてクリアしているイベントはないが、それに最も近いものは、草加の「よさこいサンバフェスティバル」だと思う。ここはスタッフが、イベントを成功させようという気概にあふれていて、とても好感が持てる。来年もお邪魔できたらうれしい。
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必要悪

2017-10-13 00:50:15 | ひとこと
もう20年以上も前の話である。
当時横浜であるイベントがあり、そこで外国人ダンサーのサンバがあると知ったオレは、そこに向かった。
外人墓地の丘をおりてしばらく歩くと、ある建物の一角、ホントに小さいスペースで、外国人ダンサーが踊りだした。これがそのサンバイベントだった。
当然絶好の撮影タイムなのだが、当時はインターネットがメジャーでなく、告知も不十分だったからか、ほとんど観客がいなかった。
当時は「サンバカメコ」も派生していなかったから、その筋のカメコもいない。通りすがりが見物するだけだった。
オレにしても、同好の士がいないので、何となく撮りづらい。傍らのコンパニオンさんが「どうぞ撮影してください」と促してくれたが、こっちも「観光の途中で偶然目にしました」というテイを演じているので、紳士の振る舞いになってしまった。
とにかく見物者が少ないので、コンパニオンさんにも焦りの色が浮かんでいた気がする。
オレも数枚撮っただけで終わってしまった。

時が経ち、現在「サンバカメコ」は一ジャンルを形成し、サンバイベントがあれば、何の告知をしなくても、カメコが集結するようになった。
そしてサンバが始まれば一般客を巻き込んで押し合いへしあいになり、撮影もままならないほどだ。

あるマイナーなサンバイベントでは、見物客の9割以上がカメコ、という時もあった。
でも、ここから仮に、サンバカメコをすべて取り払ってみる。見物客は数人になり、だいぶさみしい状況になるだろう。
何しろダンサーは半裸で踊っている。それなりの見物客がいないと、彼女らが浮いてしまうのだ。
サンバカメコは唾棄すべき存在である。だが、枯れ木も山の賑わいともいう。カメコのカメラ攻勢が、イベントの盛り上げに一役買っている、とは言えないか。
と、自身の悪行を正当化して、オレはいまだにサンバカメコを続けているのである。
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大島+府中=四谷

2017-10-12 00:18:03 | サンバ2017
常連サンバカメコはいつもの半分以下。あとは所沢に流れているのだろう。やはり所沢→四谷のパターンが多いようである。
タンガダンサーは7人前後。何人か新顔もあり、新陳代謝があるのはいいことだ。
松下奈緒似ダンサーはこんがり日焼けして、切れのある踊りだ。大島では浅草仕様の衣装と踊りをやったから個性が死んでいたが、ここではのびのびしている。タンガは金ピカで、手足が長いから千手観音のようだ。大島と同一人物なのに、こうも印象が変わるものかと驚いた。
コースは一本道で、それを1時間かけて踊る。距離の関係で、進行のスピードは遅い。ホントに、大島の再現のようだ。
車道には一般カメラマンも多く、撮影が困難な時もあるのは誤算だ。バシャバシャ撮りたいが、まだレンズの扱いに慣れていない。
バテリアは15人前後か。一通りの楽器は揃っているが、おもにタンボリンの音が聴こえる。
ほかはアーラ2人にポルメス。ポルメスを撮影するくらいの余裕は持ちたいが、オレはつい先を急いでしまう。
沿道ではアレグリアの関係者が応援している。彼女はダンサーで、今回は休みのようだ。
コースの半分まで来たところで休憩となる。ダンサーの踊りは30~40分が限界で、ブレイクタイムはカメコにとっても必要だ。
再開後も楽しく踊る。昨年の大島でも感じたことだが、このくらいのスピードでお互いが移動し、どこまでいってもダンサーが踊っているシチュエーションは、カメコにとって最高の幸せだ。今回は久々にそれを感じた。所沢も楽しかったんだろうが、四谷を選択してよかったと思った。
最後はハイーニャダンサーとバテリアが残り、一演奏して、パレードは終わった。





















次のステージまで時間があるので、あたりをぶらぶらする。ステージがある駐車場が見つかった。ここでは出店があり、大通りを除けば、ここがメイン会場のようだ。
つば九郎がいた小公園に戻ってみる。ミニステージでは大道芸をやっていた。
傍らでは小さな女の子が紙コップの積み木をやっていたので何となくカメラに収めたら、そばにいた係の人が、写真コンテストの応募用紙をくれた。
これを額面通りに受け取るべきか。オレには「幼児は撮りなんさな」という警告にも思えた。
メイン駐車場に戻ると、ステージではマーチングバンドをやっていた。それが終わると、阿波踊りが始まった。沖縄エイサーと並んで、イベントで阿波踊りはよく見る。司会進行は、例の赤いスタジャンのオッサンオニイサン。今年も元気そうで何よりだ。
阿波踊りも被写体になるのだが、女性の顔が隠れているのが難点だ。それでも何枚かパチリ。

サンバステージは定刻の6分前に始まった。もし所沢からハシゴをしても、オレがここにまっすぐ来られた自信はなく、やっぱり四谷一本に絞って正解だったと考える。

ステージではハイーニャダンサーが踊る。続いて楽器の説明と同時に、バテリアの演奏となった。
ステージ前には椅子席があるが、もちろん埋まっている。オレは観戦スペースの端っこで、遠慮気味に撮るだけだ。難点は傍らの出店の焼肉の煙だったが、時間的に店じまいで、だいぶ下火になった。

ステージではタンガダンサーが2人一組で踊り、会場を盛り上げる。松下奈緒似のダンサーも踊る。もうひとりのダンサーには申し訳ないけれど、やはり彼女を中心に撮ってしまう。もう見とれるばかりで、何年か前の府中のステージを思い出した。
最後はポルメスが登場し、大団円。さすがに巧みな構成で、アレグリアの神髄を見た。ありがとうございました。









閉会は午後5時である。ラストは主催者の挨拶。
「2020年は東京オリンピックがあります。3年後は別の場所に移動することになっていますが、どうでしょう皆さん、2020年もこの地でイベントを行わせていただいて、ここから四谷を、世界に発信していこうではありませんか!!」

3年後。3年後か…。3年後もオレはカメコをやってるのかな。
やってるんだろうなあ…。
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五択の中の四谷

2017-10-11 00:50:43 | サンバ2017
10月第2日曜日は「秋のサンバデー」で、各所でサンバイベントがある。古くは「大高田馬場まつり」がサンバカメコ御用達だったが、これは数年前に廃止。2015年には東十条のサンバもなくなりさびしくなったが、それでもいくつか選択肢はある。
オレは四谷の「大好き祭り」に行く予定で、ここはアレグリアが踊る。これは午後2時からだが、ハシゴできるかといえば微妙なところで、たとえば浜松町の「みなと区民まつり」は、今年はアハスタォンが出場しない。午前11時からブラジル人のステージサンバがあるみたいだが、観覧後の時間を持て余すので、こちらは却下した。
浦和のブロコ大宮は時間の関係で無理。
世田谷のピー・ラ・ジールも同様。かつダンサーの頭数が少ない。
鶴見のサウーヂは暦の関係で、今年は1週間前に終わってしまった。
所沢のリベルダージは見てみたいが、所沢が遠すぎて却下。やっぱりアレグリア1本になりそうだ。

当日は昼過ぎに家を出たが、某駅で途中下車した。3日前にレンズを購入した家電量販店で、再びレンズフィルターを購入するためだ。
レンズ売場へ行って、その時と同じ店員さんがいればまた負けてもらおうと思ったのだが、見当たらない。しょうがないから自分でフィルター売り場を探し、該当品を見つけた。その額2,110円!!
3日前は1,000円だったから、あの店員さんはずいぶん負けてくれたのだ。
しかしどんなに安くしてもらっても、2枚目を購入するのでは、割高である。
購入して売場を出ようとすると、あの店員さんがいた。オレは手短に事情を話したが、店員さんは分かったような分からないような感じ。オレも購入後だったので値引きのお願いもできず、消化不良のまま店を出た。

JR四ッ谷駅に着いた。昨年のブログにも書いたが、「四谷大好き祭り」はやや異色で、開催場所が3年ごとに代わる。19回目の今年はその変わり年で、昨年の三栄公園から、今年は東京メトロ四谷三丁目とJR信濃町を結ぶ、片道二車線道路がおもな舞台となった。オレにとっては初見参の地である。
現地へは四ッ谷から歩いていった。四谷三丁目近くに着くと、パレードコースの向こう側の小公園に、黒山の人だかりがあった。
後で分かったのだがその中心は東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」で、彼はこの祭りの常連なのだ。サンバダンサーが出てもあんなに客は取り巻かないから、彼の人気のほどが分かる。

今年は3時までサンバパレード、コース近くの駐車場に場所を変え、4時30分~5時がサンバステージだ。
パレードの前にはマーチングバンドがあり、2組目がスタートするところだった。しかし演者は男性ばかりで、女性がひとりもいない。
あっ…と思った。所沢のリベの演舞はたしか2時~3時20分だった。終了後に電車を乗り継げば、四谷のステージだけでも観られたんじゃないか?
ネットで調べたら、ギリギリ間に合っていた。四谷の2本目が、例年の4時から4時30分に繰り下がっていたのをうっかりしていた。
オレはリベにも好きなダンサーが多い。所沢→四谷のハシゴも大ありで、もっとじっくり検討すべきだった。
このブログで述べるのもヤボだが、サンバを見る際、サンバの開催場所、時間、出場チームの確認は鉄則である。それもネットでの噂ではなく、ポスターなどの画像で確認しておくのがよい。事前に知識を入れておけば、後になって慌てずに済む。

マーチングバンドはスタートしたけれど、オレに追いかける体力はなかった。
バンドの音が次第に遠くなったが、しばらくすると近くなってきた。彼らが戻ってきたのだ。
それが終わると、いよいよアレグリアのサンバである。ビルの谷間の待機所から彼らが登場し、パッと華やかになった。
「サンバ、サンバ! みんなこれを見るために来てたのねー!!」
と、沿道の女性が苦笑いしながら叫ぶ。まさに図星だから、オレもつられて笑う。
タンガダンサーは数人いたが、松下奈緒似のダンサーはいたものの、「半玉の彩芽ちゃん」は不出場。もっとも出場したところで非タンガだろうから、諦める。来年こそ何とかしてほしい。
ほかにもオレ贔屓のダンサーがあるのだが、軒並み不出場となった。今回は松下奈緒似さんをメインに撮るよりなさそうだ。

サンバスタート。パレードは1時間の長丁場なので、最初の数分はその場で踊る。何か大島のミニ版を見ているようである。
見物者は車道で見てもいいようだ。ここで遠慮して歩道で撮ってもカメコの後頭部が入るだけなので、オレも車道に出た。

<以下次回>
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対極の美

2017-10-10 01:14:02 | サンバ以外のイベント
土曜日の「松戸まつり」はいささか消化不良だったので、帰りに上野に寄った。上野公園で「東京江戸ウィーク」を開催していたからである。今年で2回目。
会場ではいくつかのブースが軒を連ね、ステージでは何かしらの出し物がある。
入口前で全景を1枚撮り、入場しようとしたら、紳士から「落ちましたよ」と何かを渡された。
それがレンズフィルターで、我がレンズから外れて落ちたのだ。締めるのが緩かったらしい。しかも、フィルターのレンズの一部が欠けていた!
おいおい冗談じゃねえーよ! 2日前に購入して、今回初めて使用したのに、もう不良品かよ!
オレは気を失いそうになったが、とりあえずハメてファインダーから覗くと、景色に瑕疵はなかった。しかしこのキズはいかにも見てくれが悪い。早晩買い直さねばならないが、これはレンズと一緒に買ったので、かなり割引してくれた。次は負けてくれないだろうなあ、とは思う。

とりあえずこの場は楽しまねばならない。入場すると、ステージに5人の巫女さんが登壇して、歌を歌っていた。明らかに地下アイドルで、しばらくすると、白衣と緋袴を脱いで、アイドル衣装になった。
サンバほどの肌の露出はないからオレは興味半分だが、ステージ前にはちゃんと親衛隊がいる。
彼らに感心するのは、独特の振り付けで踊って彼女らに声援を送り、ほとんど撮影をしないことだ。
ちなみにオレたちサンバカメコは、無表情でダンサーのあっちこっちを撮りまくり、演舞が終わっても拍手ひとつしない。まさにクズの中のクズで、同じ追っかけでも彼らとは天と地ほどの差がある。
ライブが終わると、彼らは彼女らに、大きな声援と拍手を送った。素晴らしい。


↑神様プロジェクト








会場内は東京の伝統工芸品や飲食物が売られていた。後者は金券で買うことになっているが、値段が300円の倍数だ。金券売場に行くと、300円券が何枚か連なっているものが販売されていた。

ステージでは、ハクビきもの学院によるきものファッションショーが始まった。
まず、舞妓さんが登場して艶やかに踊り、辺りが華やいだ。
続いて振袖の帯締めの実演。モデルさんが10人ほど登場し、着付け師が帯をシャレた形に造ってゆく。この結び方にも名前があって、いちいち名前は憶えなかったが、雅だった。
次は浴衣娘が10数人登場し、涼しげな踊りを見せる。季節は秋だが、夏が戻ってきた。
最後は豪華なきものをまとったモデルさんがこれでもかと登場し、振袖と浴衣のモデルさんも再登場。ステージは目も眩むほどに華やかになった。これだけ豪華絢爛な光景を目にしたのは、浅草のロボットレストラン以来だ。
きものの類いは、肌の露出はサンバとは対極にある低さなのに、つい見とれてしまった。これはモデルさんが綺麗だったからか、きものが艶やかだったからか。
たぶん両方だろう。

















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