ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

第37回 浅草サンバカーニバル<2>

2018-08-31 22:54:12 | 浅草サンバカーニバル
車道では、最前列のじいさんが、帽子をかぶっているにも拘わらず、日傘を差しているのが不満ですが、それを言いだしたらキリがありません。
S2リーグは10組が出場。1番手は「ブロコ デ サンバ 絆」。昨年結成のチームで、活動拠点は栃木県真岡市。今回は事前に全チームのテーマを調べましたが、こちらは不明でした。
軽快なエンヘドに乗って、みんな楽しく踊ります。タンガダンサーは装飾が激しく、原色が強いです。ハイーニャダンサーの何人かは外国人でしたが、うちひとりは浜松のサンバで拝見したことがあります。今回は助っ人でしょうか。
途中にカポエイラのグループが入りましたが、いろいろ演出があります。
SLを模したアーラがいたのは、真岡鐡道にSLが走っているからです。ここは地元色を出しました。







2チーム目は「アカデミコス ダ グローリア」。ここも昨年結成の新規チームですが、以前紹介した通り、ここは昨年解散した「ヴェルメーリョ イ ブランコ」の生まれ変わりです。活動拠点は東京都品川区。もちろん多くのメンバーが残留したはずで、その実力はS1リーグ相当。今回の有力な昇級候補です。テーマは「はじめましてグローリア!!」です。
こちらは19日の三茶ラテンフェスティバルで拝見したので、今回はその拡大版です。ヒナや鳥を模して、はじめまして感を強く打ち出します。鳥の周りには自然があるので、花が咲きミツバチが飛びます。大きなハリボテは鳥の巣でしょうか。
ブランコは相当なキャリアでしたが、今回はその風格を最小限に抑え、とても優しい演出になっています。
車道ではじいさんの日傘が邪魔なので、私は横型での撮影が多くなります。
グローリアは一生懸命踊って、とても好感が持てました。









3チーム目は、「カンタ・ブラジル行進部」。2001年結成、活動拠点は大阪府です。でも、それほど原色を使った感じではありません。タンガダンサーは年齢が高そうですが、気のせいかもしれません。
このチームもテーマは分かりません。バテリアの頭には「20」がでかでかと付いていますが、これは何の意味でしょう。









4チーム目は「エストランジェイロス」。1996年結成、活動拠点は千葉県浦安市です。
ようやく聞きなれたチームが出場しました。事前の調べでは、ここもテーマが分かりませんでした。このくらい、ホームページでもブログでも、教えてくれませんか。
ついでに書けば浅草サンバカーニバルの公式サイトも同様で、私の調べでは、その類は見つかりませんでした。実行委員会のやる気のなさがよく分かります。
車道のじいさんは日傘を引っ込めましたが、何と、さっきの南米系の男が、こちらに移動してきました。またも2列目で立って、私の位置からでは邪魔そのものです。まるで私の撮影を邪魔しているかのようで、私は天を仰ぎました。
昨年このブログに上げたダンサーが来ましたが、彼のせいで撮れませんでした。かなりイヤな予感がします。
青タンガのダンサーは、昨年と比べて随分スリムになりました。魅力3割増しといったところです。









5チーム目は「フェスタンサ」。1993年結成、本拠地は東京都。テーマは「誕生」です。
こちらも三茶ラテンフェスティバルで拝見しましたが、浅草はその完成版という感じで、迫力があります。
三茶ではタンガだったダンサーが、ここでは全身タイツのようなものを着用しています。でもそれが却ってなまめかしく、私はシャッターを切ります。
隊列を興味深く見ますが、テーマが反映されていない気がします。
バテリアは、人数が少なめなのが残念です。でも赤いスーツがよく似合っています。
ショートケーキのアーラは、誕生日を表しているのでしょう。やはり事前にテーマが分かっていると、楽しみ方が増します。





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第37回 浅草サンバカーニバル<1>

2018-08-30 23:04:35 | 浅草サンバカーニバル
毎年毎年、観られるかどうか微妙な浅草サンバカーニバルですが、今年も何とか時間を捻出することができました。私は昼過ぎに家を出て、地下鉄で浅草駅に着きました。
観戦する場所は、雷門通りの、雷門の先の歩道右側、と決めています。ここが撮り慣れているからですが、毎年毎年、車道の立ち見客に邪魔されて、思うように撮影できません。
それなら朝イチで行って場所を確保すればいいのですが、それはヤボというもので、フラッと行って、フラッと帰るのがいいのです。
もっとも今年はネットに、スタート地点やゴール地点がいいショットが撮れる、という情報が上がりました。
それもいいですが、やっぱり長いコースで大きく演舞しているところをカメラに収めたいものです。それで、いつものエリアで撮ることにしました。

ところが地上に出ると、駅前の車道が妙なことになっていました。もちろん人はいますが、観客はせいぜい2列で、その後ろは空いているのです。私も長いこと浅草サンバを観戦していますが、こんな閑散は初めてです。
今年は酷暑続きで、今日も浅草は激アツです。ヘタをすりゃ熱中症にもなりかねず、賢明な中高年が忌避したのでしょう。
2列めは多くが立っているので、その後ろだと私も立って撮ることになります。だけど見晴らしはよく、ここに決めちゃおうかと思ったりします。
だけど、太陽の直射がキツイ! こんなところに何時間もいたら、干上がってしまいます。
ていうか、場所取りの人は、何時間も前からこの酷暑に耐えていたのでしょうか。恐るべき体力です。
スタート地点も覗きたい衝動にかられましたが、初志を貫徹して、雷門通りを直進しました。
すると、まだパレード開始前だというのに、早くも隊列がやってきました。「23区内初のJリーグクラブへ!」の横断幕を持っています。何かのクラブのPRのようでした。

雷門通りは、どこまで行っても直射日光がキツイです。まだ最適の場所が決められずフラフラしていると、オープニングパレードがやってきました。「TOKYO2020」の横断幕を持っています。その先頭のひとりは、水泳の萩原智子でしょうか。
後方には関係者がズラッといて、その中になぎら健壱もいるはずですが、よく分かりません。
さらにオープンバスとバテリアが続きます。



さらに「熱中症に気をつけよう!」の横断幕を提げた、日本堤消防署の面々が通り過ぎてゆきます。この注意喚起が大袈裟でないのが、昨今の日本です。
「アギア・ヂ・オウロ」というチームがやってきます。招待チームでしょう。ダンサーは外国人ですが、そのひとりがほぼトップレスなので、びっくりしました。
でも浅草のパレードは速い。すぐ通り去ってしまいます。私はつい、追っかけてしまいました。えっ? 追いかける!?
奥に行くにつれだんだん混んできますが、それでも歩道の車道側は一部空きがあり、そこから撮影できます。
私は先ほどの外国人ダンサー群に追いつきましたが、「AI SERVO」で撮影しているので合焦ランプが点かず、私はピントが合っているか分からないまま、闇雲にシャッターを押します。
でもまさか、浅草で移動が可能になるとは思いませんでした。それほど今年は観客が少ない、ということです。





とはいえ、私のこの撮影は割り込みでしょう。もし歩道でダンサーの到着を待っていたカメコが、私の出現で邪魔されたら、かなり不愉快になるでしょう。ふだん私が逆の立場で文句を垂れているだけに、この行動は矛盾している気がしました。
戻る途中、「区立田原小学校・田原バンド・フラッグ隊」を見ました。彼らは小学生なのに見事な演奏で、感心します。
「立正佼成会 台東教会 友佼鼓笛隊」もそうで、見事な演奏です。
「うぇりんとん・ばつかーだ」は、ピンクのウィッグの日本人ダンサーと、ムチムチの外国人ダンサーが目を惹きます。バテリアも外国人中心で、いい演奏です。
私は視界が開けた場所を見つけました。車道には南米系の男が立っていて邪魔ですが、贅沢は言えません。



でもやっぱりその男性が気になったので、私は少し場所を移動しました。前方にはJ・COMのクレーンカメラがあり鬱陶しいですが、これも贅沢は言えません。
「ラグビーワールドカップ2019応援キャンペーン」の一団も通ります。今年は本チャンに行くまで、かなりのパフォーマンスがありました。



次はいよいよ、S2リーグです。
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お疲れ様でした

2018-08-25 18:33:34 | 浅草サンバカーニバル
午後6時過ぎに浅草より帰宅しました。
お陰さまで今年も極上のサンバを満喫できました……と言いたいところですが、暑い暑い暑い暑い暑い暑い!!!!!!
私も長いこと浅草サンバを観戦していますが、こんなに暑かったのは初めてです。
撮影してても私に気持ちがこもってないというか、心ここにあらずでした。

そんな中、印象に残ったチームを挙げると、リバルダージの演舞には感動しました。ちょっと、涙が出てきました。
バルバロスの演舞もよかった。各パートがしっかりしていて、綿密な構成が素晴らしかったです。
さて恒例の優勝予想ですが、今年はバルバロスが僅差で逃げ切る、3連覇を達成すると予想します。
これが外れたらサンバカメコを引退……と言いたいところですが、ホレ、審査は人間がやるものですから、ねぇ……。

ともあれ出場の皆様、お疲れ様でした。皆様が、優勝です。
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浅草前夜

2018-08-24 20:42:02 | 浅草サンバカーニバル
今年もいよいよ浅草サンバカーニバルがやってきました。出場される皆様は興奮の一夜を過ごしていることでしょう。
浅草サンバカーニバルはコンテスト形式なので、順位づけがあります。だけどそんなものは人間の採点なわけで、極論すれば、審査員の好みが反映されるようなものです。
たとえ最下位になったって、ある観客が優勝だと思えば、そのチームはその人にとって、優勝チームです。
そして中の選手も、自分もチームも精一杯踊った、まったく悔いはない、と思えば、十分優勝に匹敵すると思います。
この日のために1年間頑張ってきたわけですから、出場の皆様は悔いのないよう、頑張ってください。
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リベルダージの健闘を祈ります

2018-08-23 20:11:56 | サンバ2018
2本目の間に、ちょっと遠くの蕎麦屋に食事に行きます。これを志村銀座内で摂らないところが私の不義理で、ほかのカメコと会うのを避けている意味があります。
ちなみに昨年はその蕎麦屋が休みで、志村銀座内「尾張屋」で蕎麦を食しました。
いつもの蕎麦屋に行くと、今年は営業していました。今年も大もりを頼みます。
でもサンバを待つ間の軽食って、何で優雅な気持ちになるんでしょう。極上の癒しの時間です。蕎麦は今年も美味しくいただきました。

帰り道、外付けストロボを装着しましたが、うまく作動しません。どうもこのストロボはこのカメラと相性が悪く、すぐにヘソを曲げます。それでもここ数回は問題なく発光していたのですが、ついにトラブル発生となりました。
会場に着きました。チームの面々はすでにスタンバイしています。2本目はダンサーの戦力増強、というケースがままありますが、今回はなし。
私は改めてストロボを付けますが、やはり作動しません。乾電池の残量が少なくなっているのかもしれませんが、どうなのでしょう。
最悪、内蔵ストロボを使えばいいのですが、光量はともかく、ピントが合いづらい上、連写ができないのが痛いのです。ダンサーの撮影は一瞬が勝負。そこを数秒ごとの撮影では、いい写真など撮れません。

2本目がスタートしました。サンバカメコは適当に分散しているようで、とにかく先回りすれば、シャッターチャンスの可能性はあります。
私は内蔵ストロボを使います。しかしダンサーが来てもバシャバシャではなく、パチリ、数秒、パチリ、数秒です。「busy」の表示が頻繁に出て、ああ、もうダメです。
これでは埒が明かないので、私はビデオに代えました。しかしこれもパレードコースが暗く、絶対的に光量が足りません。

沿道は1本目より見物客が少ないようです。地元のお年寄りは、明るい時分に1回見れば十分なのでしょう。2本とも張り付いて、ダンサーを撮りまくる私たちが異常なのです。

チームが折り返します。V字ダンサーさんは、往路の時から沿道の子供たちに、タッチをしています。このふれあい、リベルダージには珍しい光景だと思います。







チームがゴールに近づき、ステージでのサンバが始まりました。私は前から4、5列のところを取れました。
まず外人部隊が踊りましたが、次はアーラが登場します。つまり、最終ステージは各パーツが一踊りするということです。
アーラが順番に踊ります。みんな楽しそうで、絢爛豪華の一言です。そしてそれを演奏という形で、陰で盛り上げるバテリアにも、私は敬意を表します。カメコなんてダンサーばかり追い駆けるクソですが、バテリアに感謝しているカメコは多いはずです。
最後にV字ダンサーさんとポルタバンデイラが登場し、ここが最後の見せ場です。V字ダンサーさんは堂々とした踊りで、最高に輝いています。
後方ではキャーキャーと黄色い声援が聞こえます。それは観戦に回ったチームメイトですが、私は振り返る勇気がありません。
パフォーマンスが終わり、辺りは大声援です。ここだけ聴くと、今年はリベルダージが優勝するんじゃないか、と本気で思うわけです。
ステージは都合20分以上あったでしょうか。まさに圧巻、永久保存版のステージでした。

辺りには「蛍の光」が流れ、私たちは自然に帰る形になります。
志村、今年も楽しかった。志村銀座の皆様には厚く御礼を申し上げます。またリベルダージの浅草での健闘を、心よりお祈りいたします。
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志村へ

2018-08-22 20:05:20 | サンバ2018
三茶はこの後、サンバパレードコンテストの結果発表やチアのステージがありますが、さすがにそこまではおれません。一服する間もなく、志村へ移動です。なおこの移動を辛いと感じるようでは、サンバカメコの資格はありません。

志村坂上に着きました。ここも三茶と同じく、駅前にある商店街の一本道がコースですが、往復するのと、スタート地点でサンバステージがあるのが特色です。
辺りには、三茶にいたカメコがチラホラ確認できます。むろん三茶のカメコは、98%はここに来ます。
サンバの開始は4時45分からなので、まだ時間があります。商店街をうろうろしていると、地元の企業や個人の寄付金一覧が掲げられていました。この方々のおかげで私たちはサンバを楽しめるのです。感謝しかありません。
前方からバテリアがやってきました。後方からは大通りを挟んでダンサーやアーラが到着します。ポルメスは2組いて、その中に私イチオシのポルタバンデイラがいました。いやが上にもテンションが上がります。
しかし、私がファンの長身ダンサーは、今年は沿道からの応援組でした。その他、私が推す数人のダンサーも、確認できません。
また昨年、一昨年はスーパーヒップ(の衣装)のダンサーが大勢いましたが、今年は少なめで3人です。なんだか、テンションが下がってきました。

今年の浅草のテーマは分かりませんが、観音様の類の、金ピカの仏像が多いです。「ALSOK」ならぬ「LIBESOK」の警備員(アーラ)がいますが、彼女らはこれらを警備しているということでしょうか。
竜宮城の乙姫さまみたいな恰好のダンサーがいました。上半身は重装備ですが、腰から下がすっぽんぽんのラフで、フロント部分は歓喜のV字です。彼女はレギュラータンガダンサーで私もよく撮らせていただきましたが、今回は抜擢の感もあります。今回は彼女を中心に撮ることにしました。
スタートに先立ち、例によってお偉方のスピーチ。お約束の風船が飛ばされ、チームがスタートしました。

もう5時近くで、何となく曇り模様。となると私の腕では、またボケ写真を撮る可能性が高くなってきました。でも、撮るよりありません。
ステージで踊っていた外人部隊が隊列の先頭に移動し、チームが徐々に進みます。

歩道は、店舗側に営業しているところがありますが、移動の幅は確保されています。ただし撮影スペースには限りがあるので、先乗りしてスペースを確保する必要があります。
これが従来のオーソドックスなやり方ですが、昨今はカメコの参入が多く、どこまで行っても人が二重三重にいるケースが多くなってきました。でも今日はそこまで多くありません。
チームの力強い歌声が流れます。それは心地よく耳に入ってきます。リベルダージの歌唱力は、日本一ではないでしょうか。
観月ありさというか、松嶋尚美似のポルタバンデイラは、今日も速い速度でくるくる回っています。私は感動を抑えきれず、涙が出てきます。彼女こそベスト・オブ・ポルタバンデイラです。
その後方にV字のダンサーが続きます。後に控えるバテリアのいい先導役になっていて、楽しそうです。
ただ惜しむらくは、背中の羽根が長すぎて、ヒップがほとんど見えません。ちょっと残念でした。

折り返し地点に近づき、私は追うのを止めます。以前は私も大回りして向こう側の歩道に渡っていましたが、復路の左側はゴール手前で通行止めになるので、避けた方が無難です。























チームが戻ってくると、ステージでは外人部隊が踊っていました。私はV字ダンサーを振り切り、ステージに向かいます。
ここは私も、ビデオ撮影に切り替えます。外国人ダンサーは適当に流しているようでも、そのダイナマイトバディで、それなりに絵になるところがスゴイです。ただし写欲は若干萎える感じで、そこはやっぱり、日本人女性のほうがいいのです。
V字ダンサーとポルメスが登壇しました。ひとしきり踊ると、今度は子供たちが登壇します。手にはペットボトルの即席楽器を持って、これはショカーリョかガンザでしょうか、楽しそうです。まったく、タンガダンサーにしか興味がない私たちカメコとは雲泥の差で、どちらが純粋にサンバを楽しんでいるかは、一目瞭然です。
最後は再び、V字ダンサーの踊りです。改めて書きますが、上半身と下半身のアンバランスな衣装が素晴らしい。

ステージが終わり、次は6時30分から、の放送がありました。
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三茶なラテン

2018-08-21 20:22:30 | サンバ2018
今日は快晴ですが気温はそれほど高くなく、いい撮影日和です。演者も途中で水分補給をすることもなく、快適に踊っています。
しんがりにいる彼女はかつての黒紫ダンサーで、サンバカメコの間でも一、二を争う人気でした。彼女は卒業?後、しばらくは休養していましたが、昨年の三茶でめでたく復帰。ところがその時はあまりにもスリムになっており、別人と見紛うほどでした。
今年は顔の輪郭が元に戻り、とてもいい笑顔です。彼女は2列の向こう側にいるので撮りづらいですが、私はバシャバシャ撮ります。惜しむらくは、やっぱりタンガを着用してほしかった……。
しかし、昨年のやつれっぷりは何だったのでしょう。双子の姉だったのでしょうか。とにかく今後も、各イベントに出場してほしいダンサーさんです。





私はなおもICUについていきたいのですが、ここから先は一層の混雑が予想され、若干撮影意欲が萎えます。それに旧黒紫ダンサーさんはタンガ姿を撮ってこそ価値があるというもので、私は自由の森学園サンバ音楽隊を見るべく、引き返すことにしました。

自由の森は現役高校生が主体なので、若さが売りです。今回もアーラを中心に、はじけた踊りを披露しています。
森の中のハートを模したアーラの中に、ひときわ魅力的な女子がいました。素朴な高校生という感じで、実はモデル大撮影会では、こういうコが一番人気になるのです。
しかし残念、彼女も私の位置からでは遠く、いいショットが撮れません。
彼女らの後には、バテリアが続きます。その前ではハイーニャ・ダンサーが踊ります。こちらも確かな踊りでした。







ちょっと迷いましたが、次のサウーヂを見に、戻ります。

サウーヂは浅草サンバカーニバルでつねに上位に位置する、実力派チームです。ここ三茶は浅草の最終チェックを兼ねているのか、浅草仕様の衣装が多く、タンガダンサーは数人です。
今年のアーラもピンクを主体にして、いい動きをしています。浅草に向けて、調子は上々というところでしょう。
ところでサウーヂといえばトミコ様ですが、どこにいるのでしょう。ちょっと、分かりませんでした。
サウーヂも適当なところで、追いかけるのを止めました。





あとは最終チームを残すのみです。
戻る途次、しゃがんで荷物整理をしていると、左足の底に、グキッと何かが当たりました。
自転車のペダルでした。歩道を自転車で走っているバカがいて、それが私の足に当たったのです。お互い目を合わせましたが、あっちが私を睨みつけているのはおかしいでしょう。
その男は、少し先でも女の人にぶつかっていました。
私たちカメコも大抵社会の害悪ですが、祭り会場を自転車で入ってくるのはどうかと思います。まだ今回は歩道が空いている区間でしたが、中には歩道が大混雑なのに、強引に侵入してくる手合いがいます。バカなんじゃないですかね。

最終6チーム目は地元の雄、フェスタンサです。しかしまだスタートはしておらず、私は付近で待ちます。
こうなると、う~ん、どうなんでしょう。この待ち時間がかなり無駄です。結果論になりますが、もっとICUに引っつくべきでした。ICUも自由の森も鑑賞時間が短く、我ながら淡白でした。昔はICUをゴール地点まで追っかけたものですが、粘着力がなくなりました。
サウーヂは深紅のタンガのハイーニャダンサーさんが目立ちます。彼女を追っかけていると、ヒップ撮影専門のカメコが、俊敏な動きで私の前にしゃがみました。
彼の行動は褒められたものではありませんが、私だってやってることは大同小異です。
彼の枯れないスケベ心に、私は感心するばかりです。





フェスタンサもあらかた撮らせていただいたので、私はゴール地点に向かいます。すると、サウーヂにぶつかりました。
前半のチームのハイスピードと比べると意外な遅さで、これも大人数を擁しているがための渋滞といえましょうか。
沿道の観客の数は飛躍的に増え、私は撮影する気がおきません。
サウーヂが引き揚げ、フェスタンサが到着した時は、結構な時間になっていました。
三茶は6チームが出場し、それを1時間半でまとめるので、進行が速くなるのはやむを得ません。だけどその分、撮影には不向きな感じです。といって時間をかけられても夕方の志村に間に合わなくなるし、難しいところですね。

浅草サンバカーニバル出場チームの健闘を祈ります。
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ラテンな三茶

2018-08-20 20:13:49 | サンバ2018
19日はダブルヘッダーで、午後イチから三茶の「ラテンフェスティバル・サンバパレード」、夕方からは志村で「サンバinシムラ」があります。私たちサンバカメコは当然両方出向きます。昼に家を出たら夜8時近くまでほとんど座らないんですから、ちょっとした体力勝負です。サンバカメコに必要なもの、それは枯れないスケベ心と、旺盛な体力です。

三茶のサンバパレードは、茶沢通りの向こう側から始まります。その距離、駅前まで1キロ近くあるでしょうか。



奥に行く途中の一角に、ステージがあります。その入口付近にプログラムが置かれてあったので、一部いただきました。
中を見ると。今回は6チームが出場。昨年とは若干変動がありますが、演舞順に書くと、

1.アカデミコス・ダ・グローリア
2.ピー・ラジール
3.ICUラムズ
4.自由の森学園サンバ音楽隊
5.サウーヂ
6.フェスタンサ

です。1番手のグローリアは聞き慣れない名前ですが、これは昨年秋に解散をした、ヴェルメーリョ・イ・ブランコの生まれ変わりです。解散は創設者の意向があったようですが、すぐの復活はよろこばしいことでした。

係の人がコンテスト用紙を配っています。このパレードはコンテスト形式で、沿道の観客の投票で順位が決まります。
でも私は投票する立場ではないので、そのまま過ぎます。
パレードの開始は1時半から。15分前にスタート地点に着くと、多くのカメコでごった返していました。皆さん今日も、撮る気マンマンです。
開始に先立ち、お偉方のスピーチがあり、その後バスケットボールBリーグのチア・Zgirlsが先陣を切り、パレードがスタートしました。
Zgirlsの6人は素晴らしく健康的で、私は追っかけますが、彼女らのスピードも速い。サンバカメコはチアにも食指が動くのですが、それ以上にグローリアも気になるところで、私は後ろ髪を引かれる思いで引き返します。大半のカメコもそのようでした。





グローリアがスタートしました。彼らはもちろん、浅草サンバに出場します。テーマは「はじめまして」で、今回はそのミニ版です。
ヒナを模したダンサーが、「グローリアをよろしくお願いします!」と手を振ります。新生グローリアのこれからに期待大です。







それはいいんですが、さっきから私のお腹の調子がヘンです。今日は朝から3回もトイレに入ったのですが、まだ何か出そうです。我慢できないこともないですが、自爆したらエライことで、私も撮影に力が入りません。いえ、力を入れたら出ちゃいそうです。
もうだいぶ昔になりますが、あるサンバ会場に向かう途中、お腹がおかしくなったことがありました。その時は公園にトイレがあって九死に一生を得ましたが、三茶に公衆便所はなさそうです。
ああ、ローソンがありました。私はグローリアをこれ以上追い駆けず、コンビニに入ります。トイレは設置されていて、貸してくれました。
用を足して、スッキリです。私はおにぎりを買って、御礼の代わりとしました。まさにローソンさまさまでした。

2番手はピー・ラジールで、追い越されず、間に合いました。このチームは小規模、というイメージがあったのですが、今回はタンガダンサーもアーラも結構な頭数を揃えていて、ちょっと意表を衝かれました。
鶯色のタンガはこのチームでよく見るモノで、歴代のダンサーが何回か着用しています。
今回も魅力的なダンサーさんが着用し、私もバシャバシャ撮ります。





ピー・ラジールはいいパフォーマンスでした。

3番手はICUラムズです。次が自由の森音楽隊で、本来はどちらもフルで見たいところ。それだけにどこで引き返すか、がカギになります。
アーラ、ポルメスの後に、紫タンガが3人続きます。下着風のビキニに粗めのタイツで、かなり妖艶です。







「報道」の腕章をした男性が、ダンサーを撮影します。でもその時間が長くて、つねに私の視界に入ってきます。
だけど三茶イベントなんて、そんなに大きいものではないでしょう? ここで執拗に録った動画を、彼らはどこで放送するのでしょうか。
私は半分くらい、駅近くまで戻ったでしょうか。バテリアの団体が過ぎ去り、これで終わりか、と思ったら、ハイレグレオタードの一団がいました。彼女らはふだんタンガダンサーなのか、後ろに羽根を着けています。
レオタード軍団は、全部で8人。その最後尾に、アッと驚くダンサーさんがいました。
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帰れないコミケ

2018-08-18 12:38:07 | サンバ以外のイベント
10日からは3日間、東京ビッグサイトで「コミックマーケット94」です。私は一昨年夏に初めて繰り出し、その人の多さにもうイヤだ、コミケにはもう行くまい、と誓ったのですが、昨年の夏も30分ほどお邪魔してしまいました。
今年も迷いましたが、最終日は時間もあったので、繰り出すことにしました。

現地には昼過ぎに着きました。撮影場所は庭園とか公園とかいろいろありますが、私は館内の配置に不案内なので、屋上一本に絞ります。
過去2回は人の流れに乗って屋上までは難なくたどり着きましたが、今年は階下のほうに行ってしまい、予定が狂いました。
こんなもの、ふだんならいくらでも屋上に行くルートはあるのですが、コミケは一方通行や通行止めが多く、ニッチもサッチも行きません。大きく迂回して屋上に着いた時は会場入りから30分以上も経過していました。
天候はやや曇りですが、それでも暑いことには変わりなく、蒸し風呂のようです。
コスプレエリアには多くのレイヤーさんがいましたが、そのほとんどが「並び撮影」です。私はこの「並び」が嫌いです。順番待ちをしている間、何も撮れないのが堪えられないのです。しかも私の番になっても、私の性格では後ろの人のことを考えて、2~3枚記念写真的に撮って終わりになるでしょう。それじゃつまらないので、並び撮影をしたことはありません。
囲みの絶対数は少なかったですが、それでも奥菜恵のようなレイヤーさんもいて、しばらくすると、徐々に囲みも増えてきました。
この囲みも、短時間で終えてしまうレイヤーさんもいれば、比較的長い時間いてくださるレイヤーさんもいて、いろいろですね。
どうなんですか。レイヤーさんの立場として、1対1で撮るのより、多くのカメコにバッシャバシャ撮ってもらったほうが、女王様気分を味わえて楽しいんじゃないでしょうか。
今回は露出が多いレイヤーさんが多かった気がします。この暑さじゃあ、脱ぎたくなりますよね。


▲「ドラゴンボール」サイヤ人・カモミールさん













▲希林まおはさん













▲こみつじょうさん

▲「ONE PIECE」ハンコック・南里さん













▲スクール水着・小鳥遊姫さん


お尻丸出しのスクール水着のレイヤーさんにカメコが集まったのですが、いやはやすごい。
いつも画像とかを見ていて、なんでこんなに近くで撮るんだ、と訝しく思っていましたが、撮影スペース自体が小さいので、囲みも小さくなってしまうんですね。現地で体験すると、また別の感想になるのです。
それにしたって、お尻に密着せんばかりにコンデジを近づけるカメコ、あれはやりすぎだと思いますね。

3時にレイヤーさんの撮影時間が終わり、後は帰るだけになりましたが、バス乗り場はどこもいっぱいで、往生しました。昨年、一昨年は混雑した覚えがないので、浜松町行きの空いているバスに乗ったのでしょう。
でも今年は浜松町行きのバスも結構人が並んでいて、私も一度は並んだのですが、あまりにもバスが来ないので、今年は列を外れてしまいました。
そこからは大変です。ゆりかもめに行きましたが、ここも人が多すぎて、断念。
とりあえずここを離れなきゃならんとビッグサイトを出てしばらく歩き、隣の青海駅に着きました。ここからゆりかもめに乗って新橋に行けばいいですが、満員の恐れがあります。
それでバカバカしいのですが、豊洲行きに乗ることにしました。東京ビッグサイトに戻る形になるのがアレですが、電車賃的にもこちらの方が安いです。
豊洲行きに乗りました。次の国際展示場正門駅からは、あまり客は乗ってきませんでした。帰宅のピークは、もう過ぎたようでした。

※今回掲載した画像は、なるべくカメコの写っていないものを選びましたが、困る画像があれば、遠慮なくコメントをください。無条件で削除します。
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遠くて近い三郷中央

2018-08-17 00:45:21 | サンバ2018
この11日は埼玉県三郷でサンバイベントがありました。出演はリベルダージで、サンバ以外にも出し物がたくさんある、良質なイベントです。
ただネックは、最寄り駅のつくばエクスプレス・三郷中央までが遠い!
数十分のサンバを見るために三郷中央まで繰り出すのは億劫で、事実私は、昨年は自宅待機でした。
今年も行く気は半々でしたが、行かぬ後悔より行く後悔というわけで、結局自宅を出たわけでした。
三郷中央は遠い、と書きましたが実は意外に近くて、北千住からわずか4駅です。でもこの遠征感は何なのでしょう。

イベント会場は駅前の「におどり公園」で、「BIG盆」という斬新なタイトル。今年で5回目になります。祭りの開始とサンバの開始は同じで午後3時ですが、ゆっくり行っても20分前に着いてしまいました。
開始10分前にはチームが勢ぞろいし、私たちはスタート前のダンサーさんを撮ります。ダンサーさんも黙認で、中にはポーズを取ってくれる方もいます。今回はタンガダンサー11人、ポルメス1組にアーラ数人、それに多くのバテリアという構成です。
現在はお盆なのと、東京ビッグサイトでコミケをやっている関係で、カメコは少ない感じです。ただ、ダンサーさんの周りにいる見物客はカメコが9割以上で、私たちがいなかったら、ギャラリーが相当寂しいことになっていました。

リベルダージにも私は何人かお気に入りのダンサーさんがいますが、今回はピンクの羽根のダンサーさんがいました。笑顔がステキで、肌が白い! つい引き込まれてしまいます。今日は彼女を中心に撮ることにしました。
ちょっと雲行きが怪しくなってきました。今日の天気は所により雨、ということで、当たっています。天気が悪くなると辺りが暗くなるわけで、カメラの腕のない私はピンボケ写真を大量生産しそうで怖いです。外付けストロボは持ってきましたが、装着する余裕はありませんでした。
チームの女性スタッフが、「羽根を外すかどうかは個人の判断にお任せします」とダンサーさんに告げます。それで羽根を外したダンサーさんが2人。その中にピンクの羽根の方もいて、私はちょっぴりうれしくなりました。

スタートしました。しばらくは公園内を直線に進みますが、橋を渡るとそこがメインの祭り会場で、その中央には櫓が組まれています。
しかしダンサーさんはすぐにはそこに行かず、その向こう側にある飲食エリアで踊ります。
このエリアが妙に広く、客もまばらなのでダンサーさんは縦横無尽に踊ります。
私はダンサーさんの進行予測ができず、思うように写真が撮れません。こうしてみると、直線にしろ曲線にしろ、サンバの進行方向が予想できるふだんのサンバは、実は撮影しやすい、ということが分かりました。
ようやく皆さんが櫓の中央に集まります。バテリアが櫓の正面、その裏側にダンサーさんが集結するという構成で、私たちは当然裏側に回ります。カメコはダンサーが引き受けます、という図です。
もう雨の心配はなく、雨なしなのに羽根なしダンサー、という最高の環境になりました。
後半戦が始まりました。私はピンクのダンサーさんが撮れて、感謝感激です。いつも思うのですが、イベントが無料とはありがたい。主催者に感謝するしかありません。
やがてダンサーさんが時計回りに回ります。ダンサーさんに拘りがなければ、ここでずぅっとカメラを構えていれば、次々に違うダンサーさんがやってくる仕組みですが、そこはやっぱり、微妙に動いてしまいます。
櫓にも交代でダンサーさんが乗ります。クラブのお立ち台みたいで、だいぶ気持ちがよさそうです。
ポルタバンデイラは観月ありさ似で私イチオシで、今日も美しい笑顔です。私は彼女のタンガ姿も好きですが、ポルタバンデイラのほうが似合っています。
こんな感じで45分のパフォーマンスがあっという間に終わりました。

なお今回の司会は吉本興業のホープ、ビスケッティ。安倍晋三の顔まねで有名な佐竹正史はこの町の出身だそうです。
サンバが終わったあと、相方の岩橋淳との顔まねコントは、大爆笑でした。
また佐竹の小学校在籍当時の校長先生もサプライズ出演するなど、演出も凝っていました。
このあとは地元の若者による和太鼓もあったりして、このままだとラストの盆踊りまでいちゃいそうでしたが、そこは私もサンバカメコなので、適当なところで帰りました。



















コメント (8)
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