ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

デジタル終活

2017-10-16 18:54:19 | いろいろ
今日の夕刊に「デジタル遺品」なる記事が出ていた。故人が残したパソコンやスマホのデータをどうするか、という問題だ。
オレもご多分に漏れず、パソコンにサンバや撮影会の画像などが入っているから相当まずい。
パスワードはあるが、あの世に行く前に策を講じておくのがベストだ。

というわけで、昨今は「デジタル終活」が盛んだ。各種機器にSNSが日常に入り込んでいる現在、これは誰もが避けて通れない問題であろう。
オレもカメコ歴○年、デジカメやビデオに移行して久しいから、相当なデータが溜まっている。
とはいえデジタルデータだから消去はラクだ。データの多くはポータブルHDDに収めているが、最悪、本体そのものを捨てちゃえばいいのだから。
むしろ厄介なのはアナログのほうで、デジタル移行以前に撮ったフィルムカメラのプリントが残っている。これが結構な量で、捨てる時には相当の労力を要する。
まあこれも、その手の写真は段ボール箱に入れて処分してしまえばいいのだが、問題はネガフィルムで、6枚一組のネガの中に、貴重な風景写真やサンバのコマが混在していたりするのだ。
昔スキャナを買った時、フィルムのデータ化も考えたのだが、やり方が分からなくてそのままにしてしまった。その時のツケが回ってきた形だ。
ま、今さら数十年前のネガで焼き増しする身内もいないだろうから、ネガもいっしょに捨てちゃえばいいのだが、若干抵抗はある。

さらに根本的な問題はデジタル終活を行う時期で、これが難しい。
例えば老年になって、五体満足の時に行うのか。
あるいは病を得て、余命○ヶ月、と宣告された時に行うのか。
そもそも、さっき「データ消去はラクだ」と書いたが、この行為自体に相当な覚悟が要る。
オレの写真(画像)なんて駄作ばかりで見返すこともないが、被写体は最高だから、それなりに愛着はある。だが消去した瞬間、すべてのダンサーやモデルさんとお別れするわけで、その際甚大な喪失感に襲われて、それこそ生きる望みがなくなってしまうのではと危惧する。
それとも人間は、それなりに齢を重ねれば、モノへの執着、女性への興味もなくなっていくのだろうか。
いや鑑定番組を観ても、結構な年齢の人が出ているぞ。サンバイベントだって、エロジジイが必死の形相でダンサーを追っ掛けてるし…。オレにしたって、とても煩悩を捨てられそうにない。

最近では自分の死後に事を進めてくれるサービスやシステムもあるらしいが、データの中身を見られてしまう可能性はどうなんだろう。尻のアップ画像とか見られたらヤだな。
やっぱり第三者に委ねるのはダメだ。
知り合いのサンバカメコに形見分けする、という手もある。
いや、ない。これはない。

どうもオレの場合、死期を悟ったら最後の力を振り絞って、すべてを処分しそうな気がする。

ああ、このブログはどうすればいいのだろう。残して逝っても問題はないが、生き恥を残していくようで、引っ掛かるところはある。
でも、そのままにしておくのかな。
コメント
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