ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

浜松の夜

2017-10-22 03:09:12 | ひとこと
オレは東京在住だから、関東で行われるサンバを見に行くのはたやすい。だけどサンバカメコの中には東京以外、いや関東以外から来ている人もいるわけで、そういう人は毎週上京するのも難儀であろう。
そんなカメコの気持ちが実感できるのが、こちらが地方のサンバを見に行く時である。
これは時間とお金が掛かるから、カメコ的には相当な見返りがないと厳しい。地方在住の人は毎回こんな条件を甘受しているのかと思う。
といってもオレは静岡県の浜松しか行ったことがない。
今はなくなってしまったが、もう10年以上前になるだろうか。昔は浜松で「おどりフェスティバル」というのが2日間に亘って行われていた。当然2日間とも見るから観光も挟んだりして、半分旅行気分も味わえた。
初日のサンバが終わった時、ホテルにチェックインする前に、浜松駅前のシャレた軽食喫茶に入ってパスタを食べ、そののちボーッとしていると、何とも幸せな気分になった。
だって翌日もサンバを見られるのが確定していて、それは誰にも邪魔されないからだ。
これが東京だったらそうはいかない。当日になってのっぴきならない災難が降りかかるかもしれないし、親戚が訪ねてくるかもしれない。現地に行ったって知り合いに会う可能性もないとはいえない。
地方にいれば、そういったリスクから完全に開放される。それが堪らなくうれしかったのだ。
初日だったか2日目だったか、東京の仲見世バルバロスが登場し、駅近くのパチンコ屋の前に20人ほどのダンサーがズラッと並び、一糸乱れぬ踊りを披露した。
オレのサンバカメコ歴の中で、最もきらびやかな光景で、最も感動したひと時だった。

その浜松で、来週28日には「フェスタ・サンバ2017」がある。地元のサンバチームを中心に、8チームが出場する。
東京からはブロコ・アハスタォンとアカデミコス・デ・グローリアが出場する。
前者はお馴染みだが、後者は「?」だ。チーム紹介文を読むと、今月発足したばかりのチームで、浜松が初舞台になるという。
どうも、先月解散したヴェルメーリョ・イ・ブランコの生まれ変わりの気もするが、浜松が一発目のサンバなら、見に行きたくなるではないか。
ここ数年は、高い交通費を掛けて地方に行くのもバカバカしくなってすっかりご無沙汰していたが、今年の浜松サンバは日帰りで出掛けてみようかと思う。
コメント
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