この3連休から本格的なサンバシーズンだ。これから秋まで毎週毎週、これでもかというくらい、サンバイベントがある。16日(土)もいくつかイベントがあった。
いろいろ迷ったが、オレは「新松戸まつり」に行った。演者はセレージャ。これなら夜のハシゴができる。
同まつりは新松戸駅から5分くらい歩いた大道路がおもなイベント会場だが、ここの中央分離帯が微妙な存在だ。
ここに乗ってパレードを見物できるのだが、スペースに限りがあるので、オレたちカメコはその隙間を見つけては移動することになる。今年はどうなるだろう。
今年はちょっと早めに出向いた。会場内をぶらぶらしたが、それでは間が持たないので、中央公園に行ってみた。ステージでは南京玉すだれをやっている。それが終わると阿波踊りだ。けっこう出し物があるようだ。
今度は隣町から和太鼓のグループが出た。その時、彼方からサンバが聞こえてきた。
パレードは3時からだが、バテリアが練習しているのだろう。
そちらに回ると、案の定バテリアが音合わせをしていた。
この音だけでも観客が集まるのがすごい。もう、ちょっとしたライヴである。
地元住民と思しき小さな女の子が音に合わせて見事な踊りを見せ、いよいよサンバの時間になった。
まずはハイーニャダンサーが登場し一踊り。プシャドールがチームのテーマソングを歌い、今年で30回となるこの祭りを祝った。
ほかのダンサーも10人前後登場し、そのうちの何人かが、地元民の浴衣の男女を交えて一踊り。
その前には四重五重の人だかりができている。後方に残りのダンサーが控えたので、オレはそちらに回った。周りにカメコがいないのは、他のイベント会場に散っているからだろうか。
ダンサーの中に、新顔がいる。セレージャは新陳代謝がないイメージがあるが、やっぱり新人?が入るとうれしくなる。
ちょっと長いパフォーマンスが終わり、やっとスタートした。
チームは車道を反時計回りに進む。中央分離帯は案の定満員御礼で、撮影は難航を極める。数枚撮っては移動、数枚撮っては移動の繰り返しだ。
チームはしばらく練り歩いて、休憩。それが終わると、その場に留まってのパフォーマンスになった。
これは絶好のシャッターチャンス、といいたいところだが、いかんせん見物客が多すぎる!! しかもほとんどが中央分離帯に乗ってるから、こっちは太刀打ちできない。
これでは先が思いやられたが、歩を進めるごとに、見物客が少なくなってきた。やっぱりサンバカメコが少ないのだろうか。
しばらく踊ってまた休憩になったが、これは水分補給の時間みたいなもので、すぐ出発する。
オレは新人ダンサーを中心に撮る。彼女はチームとよく打ち解けているようで、沿道の客にもきさくに話しかけている。
オレお気に入りの紫のダンサーも撮りたいのだが、両者が離れているので、どうしても新人ダンサーを優先して撮ってしまう。
彼女らはもちろん、ほかのダンサーの動きもよい。バテリアの演奏も力強く、チームが全体的にパワーアップした気がする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e9/fd61b1f98e30022054f8b081aa02a827.jpg)
大道路をぐるっと一周して、スタート地点に戻ってきた。フィナーレは、また浴衣の男女とともに踊ることになったが、今度は着衣物に関係なく、踊りたい人がダンサーといっしょに踊れるのだ。
こうした演出はセレージャには珍しい。ダンサーがひいたあと、最後はハイーニャダンサーとバテリアで一演奏して、フィニッシュ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/11/ed5fd8ad4a8963ac27d5939313b47473.jpg)
以上、たっぷり1時間半のパレードだった。けっこうな長丁場だったが、チームは疲れた様子はなく、すがすがしい笑顔だった。今年のセレージャは一味違う、と思った。