雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

32カ月連続消費者物価上昇

2024-05-24 18:37:10 | 日々これ好日

     『 32カ月連続消費者物価上昇 』

   4月の全国消費者物価指数が 32カ月連続で上昇した
   と 総務省が発表した
   「物価よ上がれ上がれ」政策が 功を奏しているのだろうが
   この間 収入が減少している身としては
   ぼつぼつ勘弁して欲しい と思う
   値上がり分だけ 節約すれば良いわけだが
   6月分からの電気料金が 関西電力では46.4%上がるそうだ
   とても節約程度では 追いつけそうもなく
   今年の夏は エアコンをやめるだけで 追いつくのだろうか
   まさか 冷蔵庫も止めなさいとは 言わないでしょうなぁ・・

                     ☆☆☆            

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命輝く季節 ・ 小さな小さな物語 ( 1770 )

2024-05-24 08:17:46 | 小さな小さな物語 第三十部

沖縄・奄美地方は梅雨入りしましたが、当地などは、例年通りであれば、6月10日前後になりそうです。
この時期、スイスイと飛び交うツバメの姿が大好きです。以前に比べると、ずいぶん数が少なくなったような気がしますが、当地だけのことなのか、全国的な傾向なのか気になります。
ただ、今年は、行く先々でツバメの巣に出会うことが多く、元気な姿を楽しませてもらいました。あれほど、生命力の逞しさを感じさせてくれる光景は少ないように思うのです。
ご存じのようにツバメは夏の渡り鳥の代表格です。中には、越冬する個体もいるそうですが、わが国で子育てするツバメたちの大部分は、台湾やフィリピンなどから、3~4千キロの距離を飛んでくるそうです。海上を飛行することも多いでしょうから、不眠不休の状態も続くそうです。しかし、そこは生命力の不可思議なところで、ツバメは、右脳と左脳を交代で休ませる能力をそなえているようで、半分寝ているような状態で飛び続けるそうです。
そのスピードは、時速50~60キロで飛ぶそうですが、険に遭遇した時など、瞬間的には時速200キロものスピードを出せるそうです。

世界中には多くの渡り鳥が生息していますが、それぞれが生存のために大変な能力を備えています。
飛行距離からいえば、キョクアジサイという鳥は、毎年、北極と南極を往復していて、その移動距離は、直線距離で4万キロにもなります。実際は、なかなか直線距離というわけにはいかないでしょうから、その倍近い距離になるのではないでしょうか。この鳥の寿命は30年ほどあるそうですから、生涯に何百万キロを移動するのでしょうか。
野生の鳥たちには、天敵がおり、病気があり、気候変動もあるでしょうから、なかなか天寿を全うすることは困難で、ツバメの場合でも、本来の寿命は15年ほどあるようですが、最初の1年で60~70%ものツバメたちが命を落すそうで、実体としての平均寿命は、1年半ほどだそうです。

鳥ばかりでなく、蝶にも長距離を移動する種類があります。
その代表格はアサギマダラで、美しい姿もあって熱烈なファンも多いようです。
この蝶は、秋に日本本土から南西諸島や台湾などに飛んで行きますが、数は少ないようですが、反対のコースを取る個体もあるそうです。
この蝶の羽化してから寿命は、4~5か月ですが、その短い期間に、直線距離で1000キロ以上、実質的には2000キロ近くを移動している物もいると確認されています。
美しい姿がフジバカマに集まって、ふわふわと飛んでいるようにしか見えないのですが、秘められた生命力は驚異的と言えます。

渡り鳥であれ旅する蝶であれ、その行く先には大きな試練が待ち受けているのでしょう。
しかし、彼らは毅然として、定められて旅路へと飛び立っていきます。その姿からは、悲壮感も義務感も感じられず、むしろ楽しげに、そして、命の輝きを誇らしげに振りまいているようにさえ見えます。
限られた命であるだけに美しく、懸命に生きている姿なればこそ輝いて見えるのでしょう。
命輝く季節を心して過ごしたいと思います。

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