紅将軍の摘果を終わり昂林畑に移動する。どちらも中生種の品種で外見は区別が付かない色、形だが大きさや食感が僅かに違う。突然変異の枝替わりの多いふじ系の品種で消費者は判別出来ないだろう。選別された優良品種なので高接ぎして増殖しても中には前の品種の戻り先祖返りしまう枝替わりもある。
9月下旬に収穫できる品種で甘く、食感も良く中生種の基幹品種。明日からは気温も上がり真夏日天気の予報で平年並みの快適な気温は今日限り。
毎日のように1年遅れの昨年の同じ日の親父のブログを見ながら農作業の参考にしている。昨年の今日は豊作のサクランボで佐藤錦は全部捥ぐ事が出来ず収穫作業は止めてビニール外しをやり始めていた。沖縄周辺には超大型台風が発生して進路行方を心配しながらビニール外しを急いでいた。
今年は春先の好天に恵まれサクランボ収穫は1週間ほど早まり早期販売で高値をあてにしていた。病害虫の被害等の障害果は少なかったが開花前の凍霜害で花芽が枯死して経験がない程の着果不足で収穫作業は終了。 ハウスのビニール外しも終わりりんごの仕上げ摘果の真っ最中。庭に植えている山百合の蕾は大分膨らみもう少しで開花が始まる。茶の間の雨戸を開けると部屋いっぱいに山百合の香りが充満する季節になった。
毎年仕事の遅れから早生種の収穫が遅れ中生種、晩生種と遅れての収穫だったがサクランボの収穫作業が早く終わったので順調な仕事の進捗。後は平年並みの気象を祈っている。