昂林

2015-07-10 05:06:21 | 日記

 
 紅将軍の摘果を終わり昂林畑に移動する。どちらも中生種の品種で外見は区別が付かない色、形だが大きさや食感が僅かに違う。突然変異の枝替わりの多いふじ系の品種で消費者は判別出来ないだろう。選別された優良品種なので高接ぎして増殖しても中には前の品種の戻り先祖返りしまう枝替わりもある。
 9月下旬に収穫できる品種で甘く、食感も良く中生種の基幹品種。明日からは気温も上がり真夏日天気の予報で平年並みの快適な気温は今日限り。
 毎日のように1年遅れの昨年の同じ日の親父のブログを見ながら農作業の参考にしている。昨年の今日は豊作のサクランボで佐藤錦は全部捥ぐ事が出来ず収穫作業は止めてビニール外しをやり始めていた。沖縄周辺には超大型台風が発生して進路行方を心配しながらビニール外しを急いでいた。
 今年は春先の好天に恵まれサクランボ収穫は1週間ほど早まり早期販売で高値をあてにしていた。病害虫の被害等の障害果は少なかったが開花前の凍霜害で花芽が枯死して経験がない程の着果不足で収穫作業は終了。 ハウスのビニール外しも終わりりんごの仕上げ摘果の真っ最中。庭に植えている山百合の蕾は大分膨らみもう少しで開花が始まる。茶の間の雨戸を開けると部屋いっぱいに山百合の香りが充満する季節になった。
 
 毎年仕事の遅れから早生種の収穫が遅れ中生種、晩生種と遅れての収穫だったがサクランボの収穫作業が早く終わったので順調な仕事の進捗。後は平年並みの気象を祈っている。

摘果

2015-07-09 04:50:47 | 日記


 夏日の暖かさでりんごの摘果作業は順調に進む。太い幹、枝から新しく伸びた邪魔な枝は切り落として光の通しを良くしてやる。遠地全体を明るくして葉っぱの炭酸同化作用を良くして健全な樹体の働きにする。
 いっぱい実が成っていると未だ小さい実でも重く枝が重なり光が刺さなかったり防除しても散布農薬がかからない。梅雨時期は湿気が多くいろんな病菌の発生が多くなり蔓延するのが早い。
 1番摘果は手鋏で切り落としてやるが2番摘果は仕上げ摘果で握るのが楽な薄手の滑り止めの付いた手袋を使って捥ぎ落とす。実の大きさはもちろんだが形や玉数を調整しながらの作業。勢力良い強い枝には多く、下がり枝で弱い枝には少な目に成らせる。
 ここの園地の紅将軍の品種は王林に枝を高接ぎした木で樹齢が30年もなる成木。肥沃な土壌で枝が混み合っていて邪魔な枝を切り落とすのも一仕事。鋏を使うので手にたこが出るほど皮膚は硬くなる。摘果を終わった木の下は陽射しが良く明るくピンポン以上の摘果りんごがごろごろ散らばっている。
 歩くにも気を付けてりんごの上を歩かないと転んでしまう。午後からは雷雨注意予報で夕方から本降りの雨でまだまだ水分不足の園地で今晩は本降りになってくれないか?と期待しながら家路につく。

水田残草

2015-07-08 04:38:00 | 日記

 サクランボ作業が終わり早く々と思っていた水田の残草処理。用水路からの水の取り入り口周辺にはヒエ、オモダカ、ホタルイ等のいろんな雑草が生えている。田植え後の除草剤散布で処理しているが保水力が無い砂利田では常時水口から水を流し入れて置かないと直ぐに乾いてしまう。乾いて田面が出ると除草効果は落ちていろんな雑草が生えて来る。
 常時水を流し入れても水口周辺は除草効果は落ちて雑草が生えて来る。沢水の冷たい清流なので田植え後の稲の苗の生育も遅く背丈は伸びず発芽の勢力の旺盛な雑草に負けてしまう。酷い場所の残草は特別に果樹防除の動力噴霧機でホースを伸ばして薬液を散布して対応している。水を抜いて乾いた圃場にして散布後は2~3日雨の降らない時期を見計らってする。
 天気予報を気にしながらでこのごろ午後から雷雨予報が連日だったり強風だったりして遅れてしまった。雑草の勢力に稲が負けてしまった所もありやっと遅れて散布する。中干す時期で水口より水入れないで止めて置いた。水口周辺にはまだ水溜まりが出来て人が入ると抜かる。それでも少し離れると乾いて切れ目が入って硬くなっている。

 日差しは無く曇り空で汗は出ないので楽な作業。動力噴霧機から長いゴムホースを伸ばし圃場に入り散布して家内は軽トラックの荷台からホースを延ばしたり引っ張ったりして残草処理する。

紅将軍

2015-07-07 04:56:46 | 日記
 
果物の品種名にもいろいろあり面白いものだ。これまでやっていたりんごの摘果は2001年と言う西暦名の晩生種のふじりんごの突然変異の枝替わり。国道沿いにありサクランボ園地に囲まれて20アールほどの面積でワイ性台木。
 7月に入り夏日程度の気温であまり汗をかくほど無い気持ちの良い今年の仕上げ摘果。午後からは雷雨注意予報が出るが少し蒸し暑い程の中で作業を終わる。仕上げ摘果は1番摘果が終わった順に仕上げ摘果をやって行くので場所を移動する園地も国道沿いで住宅地。
 国道を走行する車両の賑やかな騒音で携帯ラジオは用はなさない。ここのりんごの品種は紅将軍名でこれもふじりんごの突然品種で9月末に収穫できる中生種。りんごの品種は大半がふじりんごが親元で交配したり突然変異の枝替わりが多い。

 大玉で甘い美味しい品種でいっぱい実を付けると翌年は花芽が無く実がならない隔年結果が酷い品種。サクランボのように収穫期間が短く捥ぐに雇用が難しい果物は広い面積は作れない。りんごは品種毎にお盆頃から降雪頃まで長い期間の収穫が出来るので広い面積を栽培している。
 30年ほど前に新品種名を聞いた時には奇抜は品種名だと思っていたがその後又中生種の別な品種が出て余り面積は増えない。兎に角大玉になる品種で少人数の家族構成で消費者は中玉の大きさを望む。強剪定の枝にはまもなく収穫が出来る程の大きさのりんごが鈴なりに成っていて翌年の着果もあり欲を捨てて摘果を急ぐ。

河川草刈

2015-07-06 04:35:12 | 日記
 
 7月第1日曜日事業で県河川愛護に併せて年2回の河川の草刈が行われた。民180名ほど総勢が思い思いの草刈道具を持参してそれぞれの集合場所に集まる。大勢が1ヶ所から草刈作業を始めると作業効率が悪く肩掛け草刈機械の使うので危険で上流、中、下流の3ヶ所に分かれて始める。各班長さんは出席者に軍手手袋を配り怪我防止をする。
 早朝5時半俺の班員は17名全員参加でまとまって雑談している。定時になると部落役員さんの挨拶の挨拶で一斉に開始する。背丈ほど伸びった葦、ヨモギ等の雑草を手が鎌や機械で刈り払いをする。内の里山沿いを流れている押切川で今年は高温と旱魃気味で流れは細い堰に僅かに流れている。伸びた雑草で堰の広さは深さがはっきり区別がつかず深い水溜りもあるので周辺は残して刈り払う。
 俺は毎回肩掛け機械を持参して刈払うので他所手鎌持参の人よりは離れた場所で機械持参仲間同士で間隔を取りながら刈る。凸凹の河床で大小の石で地面は延びた雑草で見えない。1回大きい石に機械の高速回転刃をぶつけると刃こぼれでたちまち切れ味が悪くなる。
 刃欠けした回転刃は高速回転時にはバランスが悪くなり手に振動が激しくなりチェンソウを使用時のしびれが残ってしまう。新品の刃と交換するにはまだ早い新しい刃なので刈刃の高さは高くして安全確保しながら刈り払う。大変なのは雑草の中にkくず葉のような蔓性の雑草が覆いかぶっていて簡単には刈る事が出来ない。前後左右を見て危険が無い事を確認してから刈り払う。
 機械持参者には燃料代として500円が支給される。曇り空で日の出は見られなく涼しい朝仕事の河川草刈概ね1時間で怪我、事故も無く終了する。