紅将軍

2015-07-07 04:56:46 | 日記
 
果物の品種名にもいろいろあり面白いものだ。これまでやっていたりんごの摘果は2001年と言う西暦名の晩生種のふじりんごの突然変異の枝替わり。国道沿いにありサクランボ園地に囲まれて20アールほどの面積でワイ性台木。
 7月に入り夏日程度の気温であまり汗をかくほど無い気持ちの良い今年の仕上げ摘果。午後からは雷雨注意予報が出るが少し蒸し暑い程の中で作業を終わる。仕上げ摘果は1番摘果が終わった順に仕上げ摘果をやって行くので場所を移動する園地も国道沿いで住宅地。
 国道を走行する車両の賑やかな騒音で携帯ラジオは用はなさない。ここのりんごの品種は紅将軍名でこれもふじりんごの突然品種で9月末に収穫できる中生種。りんごの品種は大半がふじりんごが親元で交配したり突然変異の枝替わりが多い。

 大玉で甘い美味しい品種でいっぱい実を付けると翌年は花芽が無く実がならない隔年結果が酷い品種。サクランボのように収穫期間が短く捥ぐに雇用が難しい果物は広い面積は作れない。りんごは品種毎にお盆頃から降雪頃まで長い期間の収穫が出来るので広い面積を栽培している。
 30年ほど前に新品種名を聞いた時には奇抜は品種名だと思っていたがその後又中生種の別な品種が出て余り面積は増えない。兎に角大玉になる品種で少人数の家族構成で消費者は中玉の大きさを望む。強剪定の枝にはまもなく収穫が出来る程の大きさのりんごが鈴なりに成っていて翌年の着果もあり欲を捨てて摘果を急ぐ。