何時もと違い雪のない正月は変な気分で迎える。地元の観光名所天童高原スキー場も積雪量が少なく一部可能のようだ。初詣の若松寺参拝も参道には雪がなく麓の駐車場から出ているシャトルバスの運行も順調で賑わっている。いつもは年末年始の除雪で稼ぎ時の運転手さんはこの小雪で当てが外れて気の毒に思っている。
数年前知り合いの建設業者が不況で重機の除雪車だけ残して会社を整理した。冬期間の除雪で負債を穴埋めするつもりだったが小雪で稼働する時間が少なく大変な思いをした話を思い出す。農家ばかりでなく気象相手にしている生業は沢山あって異常気象の功罪相は相半ばする。
これから先の気象状況は分からないが降雪量は少ない話題が多い。自然からの贈り物で天の恵を期待しながら今年も始まる。池の金魚、自家用の簡易水道の凍結防止に蛇口を緩め僅かに流し入れている。地下掘りで暖かい水温、蛇口いっぱいに流し入れて置くと池の水は凍結の心配はない。フル回転の簡易水道は電気料金が嵩むので凍結しない程度の水量を出している。
池の水草は枯れて隠れる場所は狭くなり赤い金魚動作は緩慢になり石の下に隠れている。赤い金魚なのでアオサギやイタチ等の外敵から狙われ易く小雪の昨年は大半食べられてしまった。春先に防鳥糸を張り上空からの侵入を防いでいる。
狭い間隔で張った防鳥糸は年末の湿気多い重い積雪切れてしまってガラ空き状態。庭木は松の葉っぱだけ残って後の落葉樹は全て落葉して天敵から狙われ易い。雪のない正月、日中は陽射しが出て水温も上がり赤い金魚は動き始めたので今年は二の舞いは沢山で又正月早々防鳥糸張り。