何時もリンゴの葉摘み暑い中日焼けリンゴで変色して腐れがかったリンゴが多い。今年は白く変色した日焼けリンゴは散見されるが日焼けで茶色に変色したりんごは余り見かけない。日焼けで表皮が柔らかくなったリンゴや傷果で表皮が破れたリンゴにはいろんな蜂が飛んで来る。
リンゴの甘さに誘われて中の果肉を食べに集まって来るのだ。果実に傷が付いた障害果は熟するが早く、蜂だけでなく甘いジュースを餌に小さい虫も寄って来る。雨上がりの傷果には小さい昆虫が来るのを待ち構えて青蛙がジ~として瞬時に長い舌で捕まえている。青蛙は野鳥の餌で旨く自然界は循環している。
今頃の葉摘みはスズメバチが多く果実だけ食べて薄い表皮だけ残して外見からは判断出来ない。日焼けや傷果は上部が多くそこから食べ始めるので下方から葉摘みをしているとスズメバチがいるのか分からない。丸い風船状に薄皮の表皮とリンゴの芯だけのリンゴになっていて知らずに葉摘みで触ると中の大きいスズメバチが威嚇して出て来る。
退屈しのぎにたまにスズメバチのリンゴを食べる姿を近くのよりジ~と見ている。果実をガリガリと強いあごで食べて砕き、下に食べかすをボロボロ落としている。すごい早さで食べていて果実が減って行くのが分かる程食欲旺盛。脚立の高い所の踏み段に上って作業中、急にスズメバチの威嚇に会うとびっくりして転落の危険で注意を促している。
今年は全然スズメバチの被害果は無く不思議な年、また超大型迷走台風が上陸して東日本列島横断の心配。