日中暑くて夕方涼しくなってから家族揃って墓参りをする。普通は歩いて墓参りをするのだが親類の墓が遠く離れた市民墓地にあるので車2台に分乗して行く。お盆に帰省客は高速道路の混雑がなくなってからゆっくり来るので今年のお盆は静かだ。毎日の猛暑だが早生種のつがるリンゴの葉摘みをしている農家も見られが日焼けが心配でまだリンゴには手がけてない。
今年は例年にないリンゴの黒星病に被害が酷く何処の農家も嘆いている。特につがる、王林が酷く場所によっては収穫皆無のような状態。同じ園地でも酷い場所や軽い被害もあったり品種でも被害の差はまちまち。3年ほど前の8月の未曾有の降雹被害よりはいくらか増しだが大変。
早朝涼しい時間に水田の畦草刈りをやっていると所々にヒエが固まって生えているのでヒエ抜きをする。出穂のはえぬき米で用水路より冷たい水を入れているので圃場には水が溜まっている。稲の刃先が顔に刺さるのでタオルで頬被り、日よけの麦わら帽子を被りゴム長靴を履いてヒエ抜きをする。
後1ヶ月後には早生種のヒメノモチの刈り取りが始まる季節でこの強い日差しも明日からは曇りや傘マークの天気予報。暑い暑いと言いながら家に中で文句を言っているが外仕事をしていると僅かな涼しい風でも暑さはやわらいでくれる。要は気持ちの持ちようでさほどの暑さは感じなくなる。
短時間で終わり帰宅途中、共同墓地周辺の道路には墓参りの車がいっぱい駐車しているのが見える。昔は日中秋野菜の白菜等を播種して精一杯農作業をして薄暗い夕方から提灯に蝋燭の明かりを点して墓参りだった。
我が家では酪農をやっていたので遅い時間まで外稼ぎしてから搾乳後からだったので墓参りで会う人は誰だかわからない程遅い時間の墓参りだった。今は墓地は整備され車で明るい時間からの墓参りで時代は変わった。