アゲハチョウ

2016-08-16 04:45:23 | 日記

 

 

3年前玄関に置いてある品種の分からない鉢植えの柑橘類にいっぱいアゲハチョウが飛び交っていた。鉢植え柑橘は自生したのを小さな鉢に植え替えしして冬期間は風呂場に置いていた。5~6年生でやっと小さな実を付け始めたので今度は茶の間の置いて大きく実がなるのを楽しみにしていた。

 寒さ厳しくない季節は玄関に置いて朝晩の水やりをして管理していた。その鉢植えの柑橘の幼木に美しい羽のアゲハチョウがいっぱい集まっている。「ありゃ~やんだらや~アゲハチョウが卵なしにいっぱい飛んできたんだで~」と家内独り言を言っている。アゲハチョウの成虫は綺麗だが幼虫の青虫は大嫌いで見たばかりで寒気が指して来ると言っている。蚕、ゴマ虫等の幼は大嫌いで特にアゲハチョウの大きくなった幼虫は駄目で見るのも嫌なようだ。

 身近にに見るあんなに美しいにアゲハチョウ見せられて育てて見ようと植木の病虫害散布時に鉢植えの柑橘には除いて散布した。注意して柑橘の葉っぱを覗いて卵がふ化するのを待っていた。数日後には孵化した小さい幼虫がいっぱい葉っぱを食べている。大きい幼虫から小さい幼虫と様々で忽ち鉢植えの幼木は葉っぱは食べられてしまう。

 食欲旺盛な幼虫にはびっくりしてホームセンターに行き柑橘類の鉢植えの苗木を買いに行く。ホウムセンターに並んでいるミカン、カラタチ、ユズ等の柑橘類の苗木にもアゲハチョウが寄って飛んでいた。店の人はアゲハチョウが産卵して葉っぱを食べるので困っている話だった。1鉢1、000円以上の高価な柑橘の苗を5鉢購入してアゲハチョウの餌にした。店の人は纏め買いで不思議なお客もいるものだと怪訝な顔つきで精算をしていた。

 いっぱい葉っぱを食べてゴロゴロに太ったアゲハチョウの幼虫は玄関の中まで蛹になってぶら下がって越冬した。春先にはさまざまは羽色の美しいアゲハチョウがいっぱい賑わっていた。今年は産卵させるか迷ったが先日の庭木の農薬散布が飛散したので駄目になっただろう。青い実の夏ミカン、白い花のキンカンに鼻を寄せていい香りがすると大嫌いな青虫も孵化しないので満足そうに嗅いでいる家内。