三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

大きく打てば?小さく打てば??

2006年01月20日 05時52分13秒 | 社会、政治、三重県、議員
 先日も、ある県議から「地域産業振興条例が出来ました・・」と商工会議所の賀詞交歓会で挨拶をしたら、もっと詳しく説明をしてくれと要望があり、「具体的に、どんなメニューがありますか?」などの質問を受けたばかりであるが、一昨日の「予算・決算特別委員会」でも、「地域産業振興条例」に関する「来年度施策」についての質問や「地域特性」に応じた本県独自の「農業政策」展開についての注文などがあり、ここへ来て「地域産業振興条例」に対する関心が急速に高まってきているのを感じます。
 昨日の昼過ぎ、亀山市長さん、議長さんをはじめ鈴鹿、四日市の各建設部長さんなどが亀山市の工業団地の横を通る「フラワー道路」の建設促進の要望に来られた。議長応接室でお目にかかり、改めて現地の「航空写真」を見せてもらうと、シャープや凸版印刷、八千代工業などの工場群の大きさに本当に驚いたところですが、その大工業団地の動脈とも言える隣接道路が、未だ開通していない現状にも「ナゼ?」との思いとともにイラダチを感じたところです。
 30年来、念願の道路が開通しない理由を市長さんに聞いてみると、その原因の一つが、本道路が農道、市道、県道とツギハギの道であることを挙げられ、国、県の縦割り行政の文字通りの弊害によって、遅れに遅れているとの説明であり、ついては県も力を入れて、道路建設に努力をして欲しいと要望があった。
 コレに対して田中議長が「この四月から『地域産業振興条例』と言うのが施行されることになりました・・・」と条例の解説を始めた。「この条例は地域の皆様自身がその地域の産業を活性化するために、ナニが必要か?を考え、計画的に実施する趣旨で作られている」ので「この条例の精神に則って、道路の優先順位」を皆さん自身が「考えられれば、イイのでは・・」と答弁をしたのには「オオ~!条例検討会の座長の私より、議長の方が条例を理解している!」と感動してしまいました。
 まさに、その通りである。この条例は執行部の強烈な抵抗によって「骨抜き」化され、一種の「理念条例」「宣言条例」的なモノになってしまったが、その結果、逆に「大きく」解釈すれば「大きな」絵が描ける「条例」となっている。
 「リーディング産業展」の継続も結構ですが、「地域特性」と「地域の協働」と「計画的」と言う「キーワード」を武器に、もっと大きな「地域産業政策」・・・地域政策のグランドデザインを描ききったらどうでしょうか?地域の皆さん自身が選択と集中、施策の優先順位を決めていただく・・そんな政策展開!!
 「文化力指針」で「産業政策」「地域政策」を見直すより、「地域産業振興指針」で見直すほうが、よっぽど県民の皆様には判りやすいと思いますが、いかがですか?

 大きく打てば、大きく響く!小さく打てば、小さく響く!農商I部長にその技があるか?それとも新しく出来る「政策部」に任せるか???
 


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