三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

太田嘉明町長さようなら!!!

2007年03月12日 07時36分31秒 | 社会、政治、三重県、議員
 員弁町長を10期勤められた太田嘉明氏が一昨日亡くなった。まさに突然の訃報である。シベリア抑留にも耐え抜いた頑強な身体が自慢の太田さんだけに、衝撃と言うか?「亡くなった!」との一報を聞いたとき、エッ?と暫し言葉を失ってしまった。
 太田さんと最後に言葉を交わしたのは、山本幸雄先生が亡くなり、その東京での葬儀の連絡をしたときであった。当然、上京されるものと思っていたが「チョット身体の調子が悪くて・・・」とイツになく元気のない返事に戸惑いながらも、まさかコンナに悪いとは想像もしなかった。
 思い起こせば太田町長とは長いナガイお付き合いであった。私が大学を出て、山本先生の議員会館に勤めだしたとき、陳情で上京された町長と最初にお目にかかった。実にお元気な方で、議員会館から各省庁に行くのであるが、スベテ徒歩!しかもそのスピードたるやコチラが駆け足で付いて行かなければならないくらいの早さである。
 そんな町長のお供をして陳情をして廻ったのが昨日のように思い出される。それ以来、本当の親子のように可愛がって頂き、今日に至っている。
 特にお世話になったのは私の県議選である。相手候補には次から次とイロイロな自民党の国会議員が個人演説会の応援弁士として来るが、こちらは誰もいない。そんな時、ムリを承知でたった一人の応援弁士として何度も来ていただいた。本当に有難かった。
 そのご恩返しと思い、太田さんの最後の選挙となった合併した新生「いなべ市」の市長選では私も微力を顧みず走り回った。結果は残念であったが、町長としては悔いのない戦いであったと思う。
 最近では「叙勲」を楽しみにしておられ、この「春の叙勲」が決定をしていたのに、それを目にすることなく他界されてしまった。

 昨夜の「いなべ市」は季節外れの雪空。粉雪が舞う中、通夜会場となった「葬祭場」は外冷えのする駐車場まで、町長を慕う人たちが溢れていた。
 「軍刀を抜いて・・・」のアノ演説が懐かしい!!ご冥福をお祈りします。合掌。

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