三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

耐震偽装とガヴァナンス???

2005年12月15日 05時55分13秒 | 社会、政治、三重県、議員
 先週、四日市で乗ったタクシーの運転手さんが「忘年会は来週の金、土辺りがピークですよ」と言ったとおり、今週の月曜日から始まった連夜の「忘年会」オンパレードは来週の月曜日の夜まで、ビッシリで、昨夜は二箇所を掛け持ちをした。
 二会場目の宴会場に到着して、受付を済まし、会場に行こうとすると、ロビーのTVの前が人だかりである。何を見ているのかと思って、覗いて見ると「耐震偽装事件の証人喚問」をTV中継をしている。丁度、「総研」の内河所長が出ているところである。 
 昨日は午前中から一連の「証人喚問」をやっており、公務の合間アイマにTV中継をぶつ切りで、見ているので、全体の疑惑解明については新聞などでしか判らないが、ザア~と見た印象は、世の中だいぶ変わったなあ!と率直に感じました。
 かって「ロッキード事件」と言うのがあり、当時、珍しい「証人喚問」が行われたとき、証人として出席をした「某商社」の「幹部」が緊張の余り、手が震えて「署名、捺印」が出来なかったことを思い出した。
 それに比べて「姉歯」元建築士をはじめ他の出席した「証人」は、みんな妙に堂々と落ち着いていて、石原産業の田村社長と同じように事前の「想定問答」など準備万端で来たのかと思わせるほどである。・・・昔の「証人」はナンと「純情」だったのか?
 宴会場に入るのも忘れて、TV中継に見入っていると、野党議員が入れ替わり立ち代りで追及をしている。民主党の議員が具体的資料を示して、ナカナカ迫力のある追及をしているが、内河所長は「オレの方が一枚上!」と言わんばかりに、全否定の構え。実態解明までには、まだ時間が掛かりそうである。
 しかし、内河所長がいくら「かかわり」を「否定」しようと、その「責任」は絶対に免れない!と思います。
 なぜなら、今回の事件は「たとえ法令に違反して」も「出来る限り安く建設する」事を優先するとの「総研」の「団体意志」=「ガバナンス」が存在して初めて起こりうる事件だからである。おそらく、「総研」の規模、経営形態からして、いちいち「株主総会」を開いて「団体意志」を確認しているはずもなく、内河所長の鶴の一声で出来上がってきている「意志」であろうと思いますので、彼の「責任」は免れようがない!と思います。
 ここで改めて「団体意志」=「ガバナンス」の議論を詳しく展開しようとは思いませんが、最近、一部でニュー・パブリック・ガバナンスなるよく判らない話をチョクチョク聞くようになり、「ガバナンス」とは何ぞやが少しわかり難くなってきているのではと考えています。一度、シッカリと「ガバナンス」論を書きたいと思いますが、なかなかその機会もなく、知事のそれなりに装いを凝らした「ガバナンス」論にチョットおされ気味です。
 やはり「真実」を述べる「証人」として正しい「ガバナンス」論を書くべきとの義務感に苛まれているところです。
 まあ、基本的には「予算」の「編成権」と「執行権」を自分だけで握りこんで、「共治」などはありえないと思いますが・・・?「ガバナンス偽装」に気をつけなければ・・・!
 アレ?いつの間にか、「耐震偽装」から「二元代表制」の話になってしまっている??
 

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